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2005年10月12日 (水曜日)

白温泉:台湾・新北投温泉~星の湯

台北市内から電車で30分ちょっとの新北投(ぺいとう)温泉に行った。
距離的にいうと新潟市内から月岡温泉あたりに行く感じ。
北投駅で乗り換えて、ひと区間だけの支線で新北投駅に着くと、温泉郷は広がっている。
100年くらい前にこの温泉を開発したのは日本人で、統治時代はまぁ何だ、アレな保養地だったらしい。
北投石って聞いたことがあるかもしれないが、天然のラジウムを放出する石がここにあるわけなのだ。

今は、都心から近く自然もたっぷりのオアシス的存在で、オシャレなスパ施設もいくつかある。
ここ数年、台湾も温泉ブームなので、電車にはカップルやダブルデートの若者がいっぱいいた。


星の湯(逸邨大飯店)

●白鑛(酸性硫黄泉?)
●300元(1000円弱?)
●立ち寄り入浴7~21時


外観からして日本式温泉旅館だ。
どこが具体的に日本式かというと、大浴場があって客が集い湯浴みすることかな。
台湾では他人の前で裸になりたくないのがデフォなので、さながらカラオケボックスのように並ぶ個室浴室を貸りるというスタイルが多いらしい。
それは風情がないんだよねー。
高級ホテルになると、部屋に温泉浴槽が付いてるのが当たり前らしい。

日本語が堪能な女将に料金を払い、浴室に。
ロビーから見えるのは精一杯和風の庭園だが、いかんせんトロピカルな植物がいっぱいだ。

別府あたりによくある、脱衣場と浴室に仕切りがない造り。

天井が高く吹き抜けで湯気がこもらないから、思ったより抵抗はない。

ここはpH5程度の弱酸性の硫黄泉。日本で言うと、別府の明礬温泉などの単純硫黄泉に似てる。北投では“白鑛or白温泉”と呼ばれている泉質だ。
濃厚なねっとりした硫黄の香り、白濁した湯、湯温は40℃程度でまったり浸かっていられる。
1人、先客がいた。若い女性だ。

カランで体を洗った後(シャワーやシャンプー・ソープ類は普通に完備)、浴槽の縁で足から先に掛け湯した後、湯に浸かる。
あ゛あ゛~…と快感のため息をもらす。
肩までとっぷり浸かって、熱くなってくると浴槽の縁に腰掛け、一休み。
冷水でしぼったタオルを顔や首筋にあてる。

日本も台湾も入浴作法はだいたい同じだ。
静かに、湯の音を聞きながら、ゆっくりと質のいい硫黄泉を楽しんだ。

ロビーにはお茶が用意され、南国風和風庭園を眺めながら、のんびりと涼風を浴びて過ごした。

温泉名:新北投温泉 入湯日:2005.10.11

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