頑張ってくれ中越!温泉・えちご川口温泉
ヤマハスタでノドを酷使して、翌日厳寒のサンクスフェスタ。すっかり鼻風邪ひいてしまって治りゃしない。
ちんちん鼻をかんでたら、しまいにゃ粘膜から血が出てきた~!
そしたら、この温泉を思い出した(なんでや)
なぜって、それは鉄泉! 大好きな鉄臭の湯だ~♪
えちご川口温泉 (和楽美の湯、改め)
●ナトリウム-塩化物強塩泉
●700円 19時~600円 タオルセット100円
●10~21時 第1・3・5火休
●新潟県長岡市川口中山2515-4 蒼丘の杜公園内 ℡0258-89-4511
http://www.echigo-kawaguchi.com/2warabi/1onsen.html
以前は「キャンパス川口」という名だった施設。信濃川~魚野川の雄大な河岸段丘の崖っぷちに立つ旧施設は、震災により大きな被害を受けた。
(注:震災復旧後「和楽美わらびの湯」と改名したのだが、07年になって「えちご川口温泉」というシンプルな名になった。わかりやすくていいと思うな)
地震の瞬間、浴槽が割れたというのだから、入浴中の人々の恐怖はどのくらいのものだったろう。
今は廃屋となった施設の隣に新しく建てられたのが、えちご川口温泉。おなじく段丘の上に建ち、その眺めはバツグン。
温泉だけでなくトレーニングルームやプール、レストラン、各種研修室が備わった川口町営の施設だ。ちなみに、貸し切り家族風呂もある。
エントランスから浴室までの廊下に、震災当時の写真が飾られているけど、ありえないような惨状に絶句。全村避難の山古志村同様、悲劇的な状況だったのだろう。
まだまだ町のあちこちで補修工事が行われているのだろうが、今は積雪で中断かな。
廊下の途中には喫煙室がある。ので、分煙体制はキッチリですな。
脱衣場のロッカーはカード式になっていて少し迷うが、使い方の説明があちこちに貼られているので参照のこと。
でも、お年寄りにはちょっと不案内かも。まごついてたら手助けするのことよ。
浴室は洗い場も多く、広い。大浴槽は循環で、黄色がかった透明なお湯。とはいえ、それでも既にかなりの好感触! この他に寝湯や電気風呂がある。大きなガラス窓からの眺めがいい。
そして、広々とした風景をじかに楽しむなら露天風呂へ。
ここは二つの岩風呂に分かれている。
広い方が循環したもの。狭い方が掛け流し源泉浴槽。
チラシなどでも「高張性」が強調されているだけあって、源泉はものすごく濃い食塩泉で、鉄臭やアブラ臭も強い。そして、熱い。湯もみ板が備え付けてあるくらい。
出来てそんなに経ってないけど湯口の岩が温泉成分で真っ赤になっていた。
高張性ってことは、成分がたっぷり体に染みこむってことだから、湯あたり注意。浴後はかなりグッタリする。循環のほうも充分いい湯だから、肌の弱い人はムリしないでね。
湯は有馬温泉の金泉のように赤味噌汁状に混濁しているので足もと注意。半身浴のための座り岩がある所に目印があるのが、気が利いてる。
細かい泡がかたまって浮いてたりするが、汚れじゃないからね。
そっと泡の中を見ると、赤茶色の析出成分が見れる。
それにしても、素晴らしい眺め! この泉質でこの眺望。900円でもお釣りがくるくらい。
雪景色もすごいんだろうな。
※というわけで、雪景色。2011年2月現在、やや鉄臭が弱くなってる感じ。
脱衣場も広く、ドライヤーやヘアブラシなどのアメニティも完備。
地震に津波に寮建設に臓器移植…募金はしばらくお休みしたいけど、被災地を訪れて、いい湯に入って、ご飯食べて、お金を使いますか。
ここから国道17号線に降りた所に、川口町の道の駅あぐりの里があり、地場産の美味しいものが売ってるのも嬉しい。
| 固定リンク