« 2005年12月 | トップページ | 2006年3月 »

2006年2月28日 (火曜日)

おかみさん、開幕ですよ! ~蒲田で黒湯・その2~ホテル末広

蒲田といえば、手芸ファンの聖地「ユザワヤ」でも有名だ。
ここにひとたび入ってしまえば、手ぶらで出てこれるわけがない。
断腸の思いでユザワヤはスルー。でも大好きだ、蒲田マイラブ。


ホテル末広

●ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
●1050円(タオルセット付き)
●6~9時、12~24時 無休
●東京都大田区西蒲田8-1-5   ℡03-3734-6561

JR川崎の次の駅が蒲田。
蒲田駅南口、東急プラザのアーケード出るとすぐに、ホテル末広がある。徒歩1分てか。

続きを読む "おかみさん、開幕ですよ! ~蒲田で黒湯・その2~ホテル末広"

| | コメント (3) | トラックバック (0)

おかみさん、開幕ですよ! ~蒲田で黒湯・その1~さがみゆ

東京から川崎・横浜の湾岸沿いは「黒湯地帯」と呼ばれている。
コーラのような褐色の温泉…ではなく冷泉が多く湧く。

その中でも黒湯を使用した温泉銭湯の多い蒲田。
川崎にも黒湯の銭湯は多いが、蒲田はただ単に母の地元なので(厳密には蓮沼。というか、母の中では蓮沼も六郷もぜんぶ蒲田ってことになっとる)、等々力からちょいと足を伸ばして蒲田方面でウロウロふらふら。なごむ~。

nu land さがみゆ

●ナトリウム-炭酸水素塩泉
●400円 (タオル・ソープ類有料)
●10~23時 火休
●東京都大田区仲六郷2-7-5  ℡03-3739-1126

nuland
京急川崎から二つめの駅、雑色下車、徒歩3分くらい。下町らしいちっちゃなショッピングモールを出て右折し少し歩くと、左手に看板が見える。

続きを読む "おかみさん、開幕ですよ! ~蒲田で黒湯・その1~さがみゆ"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年2月20日 (月曜日)

ウィスキー

ウルグアイだよ、おっ母さん。ウルグアイといえば“プリンチペ”フランチェスコリしか知らないよ。南米のどの辺にあるかも知らないよ。

そんな地味な国ウルグアイの、地味で滋味のある映画「ウィスキー」

日本公開時、なぜか、何故にか新潟だけはスルーされてたこの映画。
やっと上映された、その出だしからとってもビミョ~な気分になった。

いや、映画はいいのよ。作品そのものは好きだ。

だけど、心の片隅でこう思ってた。

「ねぇ、監督のレベージャくん、君、ホントはアキちゃんなんだろ? ねぇ、本当はアキちゃんが中に入ってんだろっ!(泣)」と。
レベージャくんの背中のファスナーずるずるおろしたら、ぜったいアキ・カウリスマキが出てくるわ、と断言できるほど作風が作風で……。
寒々しい風景、無表情な人物、そこはかとない笑い、少しズレたキッチュな音楽といった様式も、ざっくりした編集の仕方も、あまりにもカウリスマキ。

そのショックからなかなか抜けきれないまま、物語は進む。



でも。それでも。
この映画はとても魅力的だ。
何十年ぶりかで会う弟の手前、自分の事務員をニセ妻にしたてる兄。
この3人が何日かを共に過ごすことで何かが変わっていく。

…と来りゃ、もう、「ニセのつもりがいつしかホントに」というお約束パターンだ。
そのカタルシスとでも言える瞬間が何時来るか何時来るか、そのスリルったらない。
もともと希薄な役者たちのリアクションや少ないセリフから、その時をドキドキしながら待つのだ。

whisky

そのスリリングな時間にさらされているうちに、「アキちゃんやんけっ!」という思いがどーでもよくなっていった事も、また事実。
レベージャくんの術中にハマってしまったということですかいの?

とりあえず、友だちに「これは見とけ」と言える映画だった。
ただし、映画を見終わった後に美味いウィスキーを飲みたくなったりは、絶対しません。

今日はこの他に「天上草原」も鑑賞。
主役がクボタツに、その弟がジョーショージに似てた。
フツーに、良くできた佳作。


>190どの
エントリがバックナンバーになってしまったので、ここで返信。
画伯は5月か6月に再渡米するよ。
NBAに挑戦するらしい(うそ)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

魂のそよかぜ

だいたい、シリアってどういう国なんだ!

アブドゥルラテイフ・アブドゥルハミド監督97年作品「魂のそよかぜ」を見る。

シリアについて知ってることといえば、中東だという事と、今我が家で使ってる石鹸がシリア製って事だけだ。
地図で調べてみたら、おお~トルコとレバノン、ヨルダン、イラクがお隣さん。
ゴラン高原とか、イスラエルとか、パレスティナとか聞くだにヤバそうな地名が近くにうじゃうじゃ。

しかーし、当の映画は脳天気な三角関係ストーリーだった。
ハリウッド映画ならジャック・レモンが演りそうな役どころの、気のいい主人公。
夜中に民族楽器をガンガン奏ではじめると、階上からハシゴを垂らして、オヤジが怒鳴りこんでくる。

「演奏する時は、窓を開けておけって言っただろがっ!」

オヤジはタンバリンを掴むと、ハシゴにのったままセッションを始める。

すると、隣家のオヤジも浮かれて踊りながら主人公の部屋に乱入。

…と、こんな、本筋と特に関係ないエピソードやら登場人物の妄想シーンやら、トンデモ系ディテールを楽しむ映画なのだ。
本作が製作された頃のシリアの情勢とか、全然わかんないけど、もうヤケクソで作ったんかな、とは充分に感じられる珍品だ。

それにしても、イスラムをまるで感じさせない映画だったなー。
言われなきゃ全然わかんない。
とにかく、シリアの女性はグラマラスで奔放で美しい、という事は判った。露出も多いでよー。

ところで、主人公の友人が心臓発作を起こす前に見ていたTV番組って、いったい何だったんだろー。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

タッチ・オブ・スパイス

「トルコにいる時はギリシア人と言われ、ギリシアにいったらトルコ人と言われる」

国同士のいざこざに翻弄されて住み慣れた国を離れざるをえない人々の悲哀を、ふくよかにチャーミングに描いた映画「タッチ・オブ・スパイス」。

すげぇ可哀想な話だったらイヤなんだけど、なんたって“国同士のいざこざ”ってのがもう遙か太古の昔から続いてるわけだから、登場人物にはある種の諦観が漂ってる。

スパイスのきかせ方で料理の味が変わるように、人生もまた哲学というスパイスの使いようで決まっていくんだねぇ。
美味しそうな料理がふんだんに出てくる、ファンタジックなラブストーリーでもある。

ただ、終盤で、ギリシアに移住させられた主人公とトルコに残った幼なじみが数十年ぶりに再会し、英語で会話するというシチュエーションは、それ自体が哀切だった。

もっとも、「あ、すみません。最後のフィルムロールだけアメリカ向けの英語吹き替えバージョンを回しちゃいましたぁ~」というオチじゃありませんように。

spice


↑左端が主人公“料理の天才”の7歳男児(笑)

ギリシア料理って食べたことがないのだが、トルコ料理とかなり似てそう。
トルコ料理なら“ドルマ”とか“ムサカ”と呼ばれる料理がいっぱい出てきた。

また、トルコに温泉&グルメツアーに行きたいにゃ…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月 7日 (火曜日)

ソビエト連邦の「ジャズやるべ!」

人はサッカーのみにて生きるにあらず。

とはいえ、シーズンが始まってしまうと何かと気忙しくて、ゆっくり読書したり映画を見たりする時間が減る。
これ、明らかに、脳内の衰え。

そんな中年脳に、リーグ戦開始直前の頃合いを狙い、激しく感性チャージしてくれるのが、
「にいがた国際映画祭」

続きを読む "ソビエト連邦の「ジャズやるべ!」"

| | コメント (8) | トラックバック (0)

« 2005年12月 | トップページ | 2006年3月 »