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2006年2月20日 (月曜日)

魂のそよかぜ

だいたい、シリアってどういう国なんだ!

アブドゥルラテイフ・アブドゥルハミド監督97年作品「魂のそよかぜ」を見る。

シリアについて知ってることといえば、中東だという事と、今我が家で使ってる石鹸がシリア製って事だけだ。
地図で調べてみたら、おお~トルコとレバノン、ヨルダン、イラクがお隣さん。
ゴラン高原とか、イスラエルとか、パレスティナとか聞くだにヤバそうな地名が近くにうじゃうじゃ。

しかーし、当の映画は脳天気な三角関係ストーリーだった。
ハリウッド映画ならジャック・レモンが演りそうな役どころの、気のいい主人公。
夜中に民族楽器をガンガン奏ではじめると、階上からハシゴを垂らして、オヤジが怒鳴りこんでくる。

「演奏する時は、窓を開けておけって言っただろがっ!」

オヤジはタンバリンを掴むと、ハシゴにのったままセッションを始める。

すると、隣家のオヤジも浮かれて踊りながら主人公の部屋に乱入。

…と、こんな、本筋と特に関係ないエピソードやら登場人物の妄想シーンやら、トンデモ系ディテールを楽しむ映画なのだ。
本作が製作された頃のシリアの情勢とか、全然わかんないけど、もうヤケクソで作ったんかな、とは充分に感じられる珍品だ。

それにしても、イスラムをまるで感じさせない映画だったなー。
言われなきゃ全然わかんない。
とにかく、シリアの女性はグラマラスで奔放で美しい、という事は判った。露出も多いでよー。

ところで、主人公の友人が心臓発作を起こす前に見ていたTV番組って、いったい何だったんだろー。

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コメント

こちらでははじめまして、だったと思います。

シリアっちゅーと、中東にある
「米国製品輸出禁止対象国」というイメージです。
ある程度以上の高度技術製品などが該当し、
確かキューバ、イラン、イラク、リビア、北朝鮮、シリア、 スーダンが対象国だったと記憶してます。

…それくらいのイメージです。

投稿: さ@なは | 2006年2月23日 (木曜日) 16時55分

は、はじめましてっ>さ@なはさん

へえぇぇ意外です。何かシリアってエジプトと並んで、イスラム国では自由でゆるゆるだって聞いてたもんで……あ、それとこれとは違うのか。
教えてくださってありがとうございました。

アブドゥルハミド監督って“シリアの巨匠”と言われてるんですね。もう一本見てみようと思っちょります。

投稿: アイアン | 2006年2月23日 (木曜日) 17時41分

映画のこと書き忘れてました。

たとえばインド映画だと「歌う」「踊る」「人数にモノ言わせてる」というイメージがあるんですが
シリア映画ってのにもそのような何らかの方向性ってあるもんなのでしょうか。
イスラム圏かつ中東ってどうしても「酒がのめねー」「あつそー」とかいうイメージを持ってますが、
暮らしてる人はそれでも(それ以上の?)楽しみがあるはず。
そんな日常の楽しみなんかが見られるのも海外映画の醍醐味。近所のツタヤでさがしてみます。

あ、先述の国々は「世界の警察国家」認定のテロ国家ないしはテロ支援国家、とかいう括りらしいです。アホくさ。

投稿: さ@なは | 2006年2月24日 (金曜日) 18時54分

みんなガブガブお茶飲んで、夜中の大騒ぎだの横恋慕だの不倫だの好き勝手やってました(笑)

1人の監督作品だけなので何とも言えませんが、この監督さんは人生の喜怒哀楽を軽妙なストーリーで伝えるってスタイルのようです。わりと、都会的作風。
イランのアッバス・キアロスタミと並んで、好きな監督の1人になりそうです。

以前トルコに行った時、街で会った青年と話してて、「キリスト教はキリストが、仏教はブッダが、それぞれいい考え方を持ってるから、たくさんの人に支持されてるんだよね。いいモノはいい。だから否定なんかしない。宗教は大切。だけど、人生の優先順位の1番じゃないしね」という考え方に嬉しくなった思い出があります。
中東=イスラムというイメージから早く自由になりたいなぁ。

投稿: アイアン | 2006年2月24日 (金曜日) 20時54分

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