帰国した代表選手たちを癒す温泉は? 麒麟山温泉 古澤屋&H國冨翠泉閣
私はもともと代表にあまり興味がなかったので、勝ち負けうんぬんにはそれほど大きく感情を揺さぶられなかったし、彼らを取り巻くもろもろの状況や裏事情などについても全くの無知なので、あれこれとやかく言う気は全然ない。
アルビサポとして見た場合、代表が1次リーグ敗退したからといってサッカーへの気持ちが萎えるはずもなく、むしろ4年後へ夢を託しちゃうぞ、くらいな気持ちもある。
でも、これは、どこのチームのサポでも同じだろう。
サポである限り、ドイツ大会の結果は結果、それより、マイクラブのさらなる発展のために腐心する。
それがJリーグのチームをサポートする者に与えられた宿題だと思うし、そうしていく事が4年後、8年後につながっていく小さな小さな礎になる、と思うのだ。
ま、代表にしか興味のない人々も日本には多く存在するのだろうけど、それと対立しても仕方ないしな。
今回、“なかなか使える名言”を思わず吐いてしまった選手は、数年は揶揄の対象になると思うけど、彼のクラブのサポさんたちはしっかり受け止めてあげてくらはい。
とりあえず、日本の湿潤な気候とマイナスイオンをたっぷり摂取させてあげたいねぇ。
のんびりと、心の洗濯が出来る温泉。
私は新潟人なので、このあたりをお勧めしよう・・・・
麒麟山温泉 古澤屋
●ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
●立ち寄り入浴800円
●12~18時
●新潟県阿賀町鹿瀬5860 ℡.02549-2-3322
流域面積の広さで有名な阿賀野川に面した麒麟山温泉。
3~4軒の温泉宿がある中で、ここの露天風呂はとても癒される。
古い佇まいの玄関から入り、廊下をくねくね歩いて辿り着いた浴室の前には、地元の和紙で出来た灯籠がほんわり灯っている。
脱衣場には鍵付きロッカーあり。
冷たい水が備え付けられているので、入浴前には1杯飲んでから入ろう。
川に面した大きなガラス窓。横長の浴槽には無色透明な湯。
ここの湯はそんなに特徴はないのだ。もともと硫酸塩泉って微味微臭だし。
でも、 前述のとおり、露天が良いのだ。
特に岩作りとかの凝った造りでは、ない。
ただ、雄大な阿賀野川に面して、横に長く作られた四角形の浴槽。
ここには、音がない。
温泉お約束の、チャポチャポ、あるいは、ドバドバ…などの注水音がない。
管から浴槽に注ぐのではなく、底面注水なのだ。
ゆったりと流れる阿賀野川、眼前の中洲の緑、向こう岸にそびえる山、そんな無垢の自然を、ほぼ無音状態で満喫する。かすかに聞こえてくるのは、鳥のさえずりくらいだ。
(もちろん春・夏・秋も素晴らしいのだが、冬の雪景色の美しさは筆舌に尽くしがたい。墨絵の中に迷い込んだような幻想に浸れる)
浴槽の外側の木枠には、宿の庭園からたおってきた季節の花が、桶に一輪。
ほのかな石膏臭を感じながら、温めの湯に浸かり、時間を忘れる。
浴槽の3分の1ほどが、寝湯できる程度の浅さになっていて、枕木もある。
何も考えず、ボ~~ッと自然にまみれる。なんて贅沢なんだろう。
これが露天からの眺めです。
残念ながら循環・加温等有りだし、繁忙日翌日には塩素が匂ったりもする。
が、混んでいるのがデフォの日帰り温泉施設にはありえないゆったり感や独り占めのチャンスは、旅館の立ち寄りならではのもの。※
つい最近昼食付き休憩で行ったけど、料理も美味でした。写真はほんの一部。2011.7.10
磐越道・津川ICを降りて数分。
帰りは、津川の町で美味しい漬け物と地酒を買って帰るのが、うちのパターンだ。
姫川温泉・ホテル國富翠泉閣
●ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉
●立ち寄り入浴 1000円
●14~20時
●新潟県糸魚川市大所885-1 ℡.025-557-2000
新潟県、てか、ほとんど長野県ギリギリである。
なんでも、もともとの泉源は県境をまたいだ所にあるらしい。
糸魚川から松本に抜けるR148号線沿い。JR大糸線・平岩駅が最寄り。
姫川温泉街とは少し離れた、自家源泉を持つ一軒宿。
“翠”の字の通り、翡翠のグリーンを基調にした外観・内装の、豪華めの宿である。
自家源泉で湧出量毎分1500リットルって、ハンパじゃない。
大浴場でいくつも浴槽があって掛け流しでーす、なんていう宿がよくあるけどにわかには信じがたいってことが多い。
でも、ここは循環なんていう経費のかかる設備は必要なさそう。
脱衣場には鍵付きロッカーあり。アメニティーはしっかり揃っていて快適。
広い浴室に入ると、浴槽からザーザー流れ出る湯。とにかく豪快。
その成分のため、温泉が流れる部分は赤く変色している。
湯はわずかに塩味。無色透明だが、湯花が大量に舞っていて、赤茶色に見える。
浴槽の縁石は触ると手にべったり赤い成分が着くほど。
甘めの鉄臭がして、ゆっくり入っているとプチプチ泡付きがある。
見た目ほど濃い~温泉ではない。少しぬるすべ感があって、美肌の湯系。
露天風呂は野趣あふれる岩組みで、姫川渓谷の眺めが美しい。大自然にギュッと抱かれてる感が深い。
一軒宿ならではの静けさ、ごくたまに通る列車の音、豪快な湯音。入浴料金1000円タオル無しは高く思えるかもしれないが、充分納得のリラクゼーションが得られる。
リラク…といえば、脱衣場を出たところにマッサージチェアが2機あって、無料!
寝転がってひと休みというわけにはいかないが、冷水・冷茶が置かれたお休みコーナーもある。
県外の温泉宿に泊まると、(゚д゚)タカー!なのに(゚д゚)マズー!と感じることが多いが、それは新潟県(&東北地方)の宿泊料金が総じて安いからかなぁ。
“週末に18000円でこのサービス、この料理。これが太平洋側なら25000円は堅いかも?”てなわけで、立ち寄りだけでなく、宿泊もなかなかのお勧め。
温泉は成分ごとの効能とかあるけれど、ゆったりと湯に体を浸して、自然の息吹を感じながらボ~ッと無の境地になる、ってのが一番の効き目かもしれない。
気持ちをリフレッシュしたり内省したりできて、入浴後あまりグッタリ来ない温泉(成分が濃い~と疲れるもん)、周囲の自然環境の素晴らしいところ、そして、シャビーではない施設を、ほんの2箇所ばかり挙げてみた。
Jのチームに戻る人も、海外に戻っていく人も、日本ならではの入浴文化を満喫して、リスタートして欲しい。
がんばれ。チョー頑張れ。アルビ戦の時はまったりしてていいけどね。
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コメント
私も癒されたいです。
ウチの選手が出てる・出てないに関係なく、代表見て心底応援して、心底負けたことに凹んだなんて数年ぶりです。
さぁて、7/19に向けて選手もサポーターもちょー頑張りますよ(笑)
投稿: みさと | 2006年6月23日 (金曜日) 14時32分
>みさとさん
今日はチケ発売日だったんだね。
ちゃんとゲットした?
もしダメだったら、ギドさんの背中をじっくり見られる良席をお譲りしますわよ。オホホホホ
投稿: アイアン | 2006年6月24日 (土曜日) 23時13分
ご心配なく!余裕で買えました^m^
当日が日帰り弾丸バスツアーで新潟に乗り込みますよっ!
投稿: みさと | 2006年6月25日 (日曜日) 01時07分
今回は鉄格子越しには会えないけど、Sゲート側でしか買えない「鮭イクラ丼」でもご賞味くだされ。
投稿: アイアン | 2006年6月25日 (日曜日) 22時27分