草津の旅・13 ~恵の湯~
他サポさんで、アルビの練見に来られる方は、左のサイドバーの「練習場ガイド」を熟読してみてくださいね、などとブログ管理画面眺めながらツラツラ思う、開幕戦4日前。
それでも、まだまだ偏執的に草津エントリは続く…
恵の湯
●酸性・含砒素‐アルミニウム‐硫酸塩・塩化物泉 (万代鉱源泉)
●無料
●24時間 (清掃時間除く)
睦の湯から更に2、3分奥に歩いた所にある、こぢんまりとした共同浴場。
ここには、温泉マニアは別として、観光客なんてほとんど来ないんだろうなぁ。
中に入ると、それほど窮屈な感じはしない。トイレもある。
先客が1人いるようだ。
浴室に入ると、おばあちゃんが1人で湯浴みをしていた。
「お邪魔します」と声をかけても、聞こえているのやら…。
ここの湯は、町はずれの共同浴場に多い、万代鉱。
とても湧出温度が高い源泉で、入浴だけでなく融雪などにも使われているとか。
8人くらいはゆったりできそうなコンクリ浴槽には勢いよくザブザブと源泉が注がれている。が、泉温は思ったほどは高くない。41~2℃といったところか。
渋~~いようなガツンとくる酸っぱ湯で、硫黄臭はほとんどしない。
湯は透明。
そして、すごくトロリ感がある湯なのだ。
このトロリって、強酸のせいで皮膚の表面が溶解してるってことだよね。
要するに、全身ケミカルピーリングをやっているようなもの。
…そう考えると、ちょっと恐い(笑)
今まで数軒入ってきた湯畑源泉が、刺激の少ない普段使いのお湯とすれば、ここは自らを『消毒』したい時に必要とされるお湯かも。
草津温泉の公式サイトにも、
「万代鉱の湯に入った後は、タオルなどで体をこすらないでください」とされている。
そうじゃないと皮膚の弱い人はただれちゃうのだ。
浴後、無造作に肌を掻いちゃうのも、危険。
それだけに、キズにはバツグンに効くね。ただし、もんのすごく滲みるけど。
ところで、先客のおばあちゃん、強酸泉にも関わらず、ぬるめのトロトロ湯が気持ちいいのか、浸かったままうつらうつらしているような…。
こ…これは、起こすのも何だけど、かといってこのままガクッといったら危ないし~!
心ならずも、“見守り隊”になってしまい、おばあちゃんが目を開けて、浴槽を出て行くまでお付き合いしてしまった。
おかげで肌はツルツル。ピーリング、完了だ。(後でピリピリと赤く負けなきゃいいが)
ここを出ると、3時近く。
国道に戻って、さらにさらに六合村方面に下っていくと、これまた万代鉱の「こぶしの湯」という共同浴場があるらしいのだが、さすがに何だか疲労困憊。
しかも、今度、湯畑方面に戻る時は長いダラダラ坂を登っていかなければいけないとあって、次回のお楽しみということにした。 草津町には、こういうレトロチックな「町内巡回ワンコインバス」があって、その使用も考えたんだけど、都合のいい時間がなかったので、今回はオール徒歩で歩いてみた。
さして広い町内でもないので、アップダウンは激しくたくさんあって厳しいけれど、歩きで充分回れる。このコンパクトさも、草津の魅力だなぁ。
戻りは、国道端を延々と歩くのはちと退屈なので、小さな脇道にそれてウロウロと、さまよい旅を楽しんだ。
「新潟屋旅館」なんていう、自炊宿ではないけど長逗留に向いてそうな小さな宿を見つけたぞ。
(←草津の旅12 その14→)
温泉名:草津温泉 万代鉱源泉 入湯日:2007.2.11
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