暗闇路地探索・野口温泉・別府20
京町温泉を出て、その細い路地を中心に向けて歩いていたが、不意に右に折れてみる。まわりは静かな下町ふう住宅地だ。
縦のような斜めのような方向にしばらく歩いていくと、そのうち線路をくぐった。
高架下に小さな飲み屋がひしめいているような按配。別府はゴタゴタしてて面白い。
共同湯の名だけをだいたいアタマに入れて、地図なし行き当たりばったりの徘徊も、とても面白い。
まっすぐ歩いたら広い道路に出たので、少し行ってからまた別の路地に入り直す。
ふっとその角を曲がると、風呂桶を持った男性がずっと先をゆっくり歩いていた。
静かな町角。足音もしない。暗い街灯の中で、幻みたいな後ろ姿を追いながら、あたりをキョロキョロ。
その男性がこれから入浴なのか、その帰りなのか判らないけど、とにかく探索。
男性の姿は見失ったけど、ほどなく共同湯に行き会った。
野口温泉
●単純温泉
●100円
●6~12時 15~23時
●別府市元町4‐25
この建物も暗かったので全容はよくわからなかったが、昔の殺風景な医院や公的施設のような佇まい。
別府の共同湯は公民館併設になっている所が多いというのは、路地で共同湯を探すポイント。普通の住宅にしては堅い?感じの建造物を探すのだ。
写メ撮り忘れたので、代わりに、別府八湯温泉道のスパポートの画像など。(湯気でヨレヨレにならないようにビニールかけてあるのだw)
ここに各施設にあるスタンプを押していくのだが、実はこのスタンプを押すのもけっこう失念しちゃったりしてる。
ま、まだ別府にはこの先幾度も来るだろうから、その時再訪すればいいのさ~。
入ると受付のおばさんがいて、料金を受け取る時スタンプを押してくれたが、ブレてしまいどんな模様なのかわかんねーー。
尖塔のようなものがうっすら見てとれるのだが。
質素簡潔ではあるがレトロな趣のある共同湯。
おばあちゃんが1人、のんびりと浴槽のそばで体を洗っていた。
浴室は白っぽい内装で、古いけどスッキリした印象。
7、8人入れそうな浴槽に、比較的、適温に近い(42、3℃)湯がジャボジャボ。
単純温泉だが、硫黄臭のような、石膏臭のような、とてもいい匂いの湯だ。α波がたっぷり出そう。
(←別府・19 別府・21→)
温泉名:別府温泉 入湯日:2007.3.3
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