いきなり鉱脈にブチ当たる・甲府・すみよし温泉ランド
新潟市近辺に住んでると、そうそう近くには温泉がないので、温泉=観光とかレジャーとか娯楽の一環って感じが強い。
だから、日帰り温泉となるといきなりゴージャスな人気施設がほとんどで、入浴より休息部分に力が入っちゃってるわけよ。
せっかく良質なお湯を掛け流しでも、芋洗いで汚れてるとか、マナーがアレで落ち着けないとか。あぁ、だからこそ私はシャビーな温泉場に惹かれるんだろうか。
何はともあれ、温泉=日常な土地って素晴らしい!
すみよし温泉ランド
●単純温泉
●480円 タオル有料
●10~22時 無休
●甲府市住吉5-21-1 ℡.055‐241-4561

魚沼ヒゲバスが小瀬近くの「つるかめ」という店に到着したので、そこから徒歩で温泉。
といっても、右も左もわかんねーーー。
しかし、あらかじめ温泉数カ所をマーキングしておいた都市地図と、電信柱の住所を頼りに探索したところ、比較的あっさり到着。
ということで、上今井町の「つるかめ」さんから徒歩で15分弱(おいっ)
一見、図書館とか公的施設ふうな外見なのだが、中にはいるといきなり怪しい。
なんたって、暗い。
靴箱に靴を入れ、受付のおばあちゃんに料金を払うと、「今、1人入っているから」「…あ、そうスか」 平日の昼下がり、そんなもんですかね。
ロビーは比較的広々してキレイなのだが、暗い。照明つけてないから、暗いのだ。
ま、付けなくてもいいけど。昼間だから。
でも、薄暗いソファでタバコ吸ってる老人がいたりなんかして、いきなりビックリだ。
浴室はなかなか広くてゆったり。
脱衣場にはカゴ&棚と、鍵付きロッカー(100円玉返却式)がある。とっても簡素。
浴室に入ると、まず水風呂。
そして、洗い場にはシャワー付きカランがずらり。
石鹸があるのみの銭湯スタイルで、桶や風呂椅子などは片隅に積まれていて、自分で持って行って、使い終わったら返す、らしい。
カランから出てくるのは源泉だ。ぶひ、贅沢。
浴槽は20人以上ゆったり入れそうな大きなもので、奥の隅っこのほうがジェット風呂になっている。先客のおばあちゃんは、そのジェットに当たっていた。
ジェットの反対側が湯口で、ドバドバと紅茶色の源泉が注がれている。
ちょい焦げたような鉱物臭。モール臭っていうのかな? 飲んでみると、やや甘くて美味しい。湯口のあたりのタイルは真っ茶色に変色している。
泡付きはあまりないけど、肌当たりはツルッとして気持ちいい。
40℃くらいのやや温め。湧出温度が45℃だから、加水加温せず適温で入れる。
浴槽の一部に吸い込み口があったので、完全な掛け流しじゃないかもだけど、それってカランの方に行ってるの?
どちらにせよ、ゆったりと浸かると、外のムッとする暑さも忘れるよん。はぁ、極楽。
体が湯に慣れて、熱くなってきた頃合いに、今度は水風呂へ。
サウナ用の水風呂といっても、これはこれで別源泉なのだ。
湧出温度が25℃以下で、温泉成分も規定以下なので、地下水扱いらしいけど、れっきとした冷鉱泉だね。
鉄っぽい匂いや味もして、体を浸してみると泡もついてくる。
はじめはピリッと冷たいけど、すぐに体が慣れて気持ちよくなる。
そう、これこれ。
甲府盆地の温泉の魅力は、温くて(あるいは、冷たくて)泡々付きのある気持ち良さ。
水風呂に入ったり、大浴槽に入ったりを繰り返すと、更に幸福度アップ。
バス降りて15分でこんな極楽浴ができるとは、甲府盆地すげーー(゚д゚)
施設自体、くたびれ感はあるものの、ゆったりしてとても快適。
それなのに空いてるとは勿体ない…と思いつつ上がったのだが、それは杞憂か。私がロビーでドリンクを飲んでる頃、次々と手にお風呂道具を提げたご老人が入館。
外に出ると、4時ちょっと前。
外気はまだまだ暑かったけれど、湯上がりの体はさっぱりして爽やかだ。
温泉名:すみよし温泉 入湯日:2007.5.9
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コメント
長岡にできるアパマンション、全室天然温泉なんですよね。
アイアンさんなら知ってると思うけど、あの「まいまい姫」の
あたりにできるんですよ。
あんなところも温泉でるのかなー。
でもいいなぁ、毎日普通に温泉。
投稿: すばる | 2007年5月11日 (金曜日) 15時28分
>すばるさん
うっすぉ~、あんな所に温泉Σ( ̄□ ̄;|||
でも、長岡はいい炭酸泉が湧くよね。震災で休業した温泉もあるけど、それ以前に高齢化とかでやめた温泉もいくつかあるので、まだまだ思わぬ所で思わぬ形で出てくるかもしれましぇん。
源泉掛け流し温泉付き高校なんていかが?
投稿: アイアン | 2007年5月11日 (金曜日) 22時37分