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2007年6月 4日 (月曜日)

迷子の愉悦・熱海その2・水口共同浴場

鶴を折ってると、机の上でPC開くのも億劫になってたりするのだが、開くや否や、これには泣けた。めちゃくちゃ感動した。あぁ、素晴らしき行き当たりばったり人生!
 
 
そもそも私が熱海に行ったのも、特にそこを目指していたからではなく、東京行きの高速バス内で、「そーだ、ドアタマにのつく温泉に入ろう。あ…あ…、といえば熱海だべさ」
ってんで、行き着いたのだ。


 
 
水口(みなぐち)共同浴場

 
●ナトリウム・カルシウム‐塩化物泉
●250円
●12~22時  5の付く日が休み
●静岡県熱海市水口19
 

Mina103月に別府をふらふら彷徨った味が忘れられなくて、きっちりしたリサーチ無しでのさすらい温泉旅を開始。
 
最初の「福島屋旅館」はなんとなく位置が頭に入っていたし、比較的判りやすい場所に立っているので、難なく見つけられたのだが、他は共同浴場の名前くらいしか判らない。
(といっても、名前=町名の場合が多いので、気合いで探す)
 
そして、うろうろと歩いているうちに、街路に「水口」という文字を発見!
喜び勇んで、とりあえず目の前の道を歩いてみるのだが、これがなんとなんと、いきなり急勾配の上り坂…しかも道は細く迷路のように枝分かれしている。

 
Mina9熱海の市街地は海と山のはざまにあって、高低差がすごくある。
地図とかで近そう、と思っても、そこにはイヤんなっちゃうような坂道が、登ってると思えばいつの間にか下りになってて、というような按配。
迷路はいいけど、アップダウンのきつさは、草津顔負け。
 
とにかく、水口町の高台はとてつもなく高く、しかも、車1台がやっと通れるような道に面して、秘密めいた豪邸があちこちにある、というような、わくわくするようなロケーションなのだ。
しかし、登っても下っても、解決の糸口が見つからない。少しヘバってきたところに、この足もすくむような傾斜の階段が目に入った……。
 
こんな階段、使う人なんているのかと思うんだけど、驚くことに途中に人家があったり。
ってことは、日々、ここを上り下りですか。すげーーー(゚д゚)
そして、階段を下りおえたところに、これ↓

Mina8

 
なんのこたぁない、清水町という大きな町内と水口町の境のバス通りからふいっと角を路地に入ったところにある、簡単といえば簡単なロケーション。
(しかし、このってのがどこなのかが問題だ。これが秘境たる由縁)

建物のどこにも、何にも、一切、「浴場」なんていう文字はない。ドア付近に貼り紙のひとつもない。対称に並んだ2つのドアに「出入り口」ってプレートが貼ってあるだけ。
 
しかし、わかったよ。この左右対称のドアで、風呂場だとわかったよ!
それに、この鼻がムズムズするのさっ。ここには温泉があるっ。

 
さて、問題は、どちらが女かということだけど、どこでも風呂場とトイレは女性用が奥なので、通りから見て奥のドアを開けてみた・・・
 
Mina3 Mina4 確かに共同浴場でした(ホッ)
(写真はクリックするとデカくなります。多少)
 
色とりどりの、地元民さまたちのおフロ備品。何もないけどきちんと清掃された脱衣場。これこそ、THE共同浴場。
しかも、料金は箱の横の小袋に入れて、名前を記載して投函するのだ。
とりあえず、「旅行者○○」と書いて、入れてきた。
 
Mina5 Mina6 浴室内。天井は高い。
 
1人、先客がいたので、服を脱ぐ前に恐る恐る聞いてみた。
「あのー、私、旅行者なんですが、入ってもいいですかね?」
「あらま、どうぞとうぞ。タオル持ってる? なければ貸すわよ」
( ´_ゝ`)な対応、いと嬉し。
 
水口町在住のご婦人は、ここに観光客が来るなんて!ってふうだったが、とても気さくで、いきなり温泉トーク炸裂。
「で、あのぅ、ここって何ていう所なんですか?」(笑)
みなぐちよくじょうですよ」
「あっ、やっぱりここが……ここが有名なっ!」
「あれ、有名なの、ここ?」
 
えへへへ、温泉マニアの間では、ね。
 
浴槽は2~3人程度の小ささ(その割りに、浴室はゆったりしている)
源泉がジャブジャブ出る蛇口と、水の蛇口があり、自由に調節できる。
ご婦人はもうあがる寸前ってことで、源泉だけを出して熱めに調整してから、身を沈めると、またしても熱海のヘビーな塩化物泉がジョワワワーーーと一気に体に沁みてくる。
さて、お味見するか。
「あ、しょっぱっ!」「あら、やっぱり?」 …毎日来てると感じなくなってる?
 
070402_161401_1いやはや、しかし、ミニミニ登山の後だけに、この湯、グダグタ感たっぷり。 
 
しかも、行き当たりばったりで見知らぬ町に来て、訳も判らず歩いて、風呂場だという確証もなしに踏み込んだ、よく名も知らぬ共同浴場にハダカで浸かってるなんて、こりゃもう、ダメ人間ここに至れりって感じ。
 
そんなダメ人間が濃ゆい熱海の湯でほえほえ~っとしてると、お先にと言ってあがっていったご婦人が脱衣場から声をかける。
 
「ね、今、ジュースいっぱい買ったところだから。ここに置いとくから、飲んでね♪」
 
.*:.。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。.:*!!☆カンゲキダワーー
 
「出る時はお湯も水も全部しめてちょうだいな。じゃ、ゆっくり入っていってね、湯冷めしないようにね、それじゃまたお元気で!」
 
。・゜・(つД`)・゜・。アタミッテスバラシーー
 

これ誇張でもなんでもなくて、ホントに湯船の中で泣きました。
 
 
 
この水口浴場って、温泉マニアの皆様の情報によると「第一」というミドルネームがあるらしく、…つまり、「第二」もあるのだ。
でも、この際、もうどうでもいいやい。だいいち、また再びここに行き着けるか、ちょっと自信ないし。
いわゆる「熱海の秘境温泉」という触れ込みしか知らなかったけど、思いがけず親切な地元の方と触れあえたことで、幸福感は万馬券並み

 
温泉名:熱海温泉   入湯日:2007.4.10

 
熱海その3は渚浴場
 
 


                      この他の「新潟県以外の温泉」を見る

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