熱海の次は…・あつみ温泉その1・正面湯&瀧の屋
さすらい中年・純情派、発作的に湯けむり旅に出る(3ヶ月も前のことダケドナー)。
熱海の次はあつみです。熱川じゃありません。はい。
渚浴場を出てから熱海駅にとって返して、各停でのんびり東京に。
今回のさすらい旅は特急とか新幹線を使わない方針だったので、夜行で新潟へ。
明け方に家に着いて仮眠して、朝飯食べてから、今度は白新線に乗車。
そして乗り継ぎして着いたのが、ここ
あつみ温泉・正面湯(上の湯)
●ナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉
●200円 タオル無し、備品無し
●6~23時 (9~12時清掃タイム) 無休
●山形県鶴岡市温海
羽越線あつみ温泉駅からバスで5~6分。
その気になれば歩いても30分以内で行けるところにあつみ温泉の温泉街がある。
正面湯へは、「神社前」バス停で降り、ちょい引き返して温海川方向に行き、二つめの角を左折すぐ。バス停から歩いて2分くらいか。
そういえば、同じ鶴岡市の湯田川温泉にも正面湯って、あった。
なにが「正面」かというと、温泉の神様を祀ってる神社の正面に共同浴場があるのだ。
このあつみ温泉正面湯も、直通の道はないけど地図で見ると、たしかに「温泉神社」の正面方向に位置してる。
ここは無人の施設で、料金200円は料金箱に入れる。
共同浴場というと鄙び系を思い浮かべるが、ここは質素ながら新しめ。
鍵つきのロッカーも幾つかあり、トイレもある。
午前の清掃後12時すぎに行くと、先客は2人。
浴室は狭いけれどきれい。
シャワー付きのカランが2つ、シャワー無しカランが2つ。
しかし、悲しいことに、浴槽にまだ湯を入れてる最中だった!
共同湯なので、ソープ類はなくて、桶があるだけ。
空いてるカランでゆっくりゆっくり体を洗って時間を使ってから、浴槽へ。
4~5人用くらいの浴槽には、半分くらいまで湯が溜まっていて、そのまんま半身浴状態だ。まぁ、それもいいかも。
湯口から注がれる源泉は2段式の枡を経て浴槽に流れ込む。湧出温度は68℃らしいけど、浴槽に注がれる時点で43~4℃くらいか。
すこし塩っ辛くて、ほんのり硫酸塩泉臭。熱海みたいにドッシリしてないけど、肌にトロッとくる当たりの柔らかな湯だった。
先客のご婦人2人は、地元の人と観光客らしい。おしゃべりに夢中。
この共同浴場を利用する地元民は「湯仲間」という組合を作ってお金を出し合い運営している。清掃は、温泉街の旅館の人がやってくれるんだそうだ。
源泉掛け流し、ならぬ、源泉掛け溜め中の湯でハンパに暖まって、外に出ると、温泉街お約束の可愛い子たちが。
フレンドリーなわんこ・にゃんこがゴロゴロ。(真ん中と右のは別ぬこです)
そんな正面湯から目と鼻の先にあるのが、
瀧の屋
●ナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉
●600円
●立ち寄り入浴OKの札が出てる時
●山形県鶴岡市あつみ温泉甲169 ℡.0235-43-3025
http://www5f.biglobe.ne.jp/~takinoya/ 小綺麗な小規模旅館。
作家の横光利一ゆかりの宿なんだとか。
立ち寄り入浴を求めると、こころよく対応してくれ、中に案内された。
あつみ温泉というと老舗の巨大旅館が妍を競ってる感じだけど、こういうこぢんまりした宿も居心地よさそうだ。
旅館の浴室なので、脱衣場は広くはないけどアメニティは揃えられていて、キレイで快適。
そしてなにより、独り占め。
とろみのある湯なので滑りやすいけど、ここ瀧の屋さんの浴室のタイル?はサラッとして気持ちよかったなぁ。
もちろん、カランにはソープ類完備。
10人以上ゆったり入れそうな浴槽は、正面湯よりは温めに管理されている。
あつみ温泉の特徴はしっかりあるけれど、少しあっさりした印象。
源泉使用状況を見たら「循環」となっていたが、源泉と循環湯を混ぜてる感じかな。
でも、広い湯船を1人で独占して、のんびり湯浴みする楽しさはバッチリ。
湯上がりは脱衣場のソファでまったりして、キッチリ湯疲れをいやす。
旅館の立ち寄り入浴はこれがあるから、やめられない!
温泉名:あつみ温泉 入湯日:2007.4.11
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