清流は確かに香ってた・ゆびそ温泉・林屋旅館(宿泊)
小瀬行くぞーー、えいえいおーー!
…と仲間を煽っておきながら、マッタリと温泉エントリ。どぞ。
ゆびそ温泉 林屋旅館
●単純温泉
●立ち寄り湯800円
●群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽124 ℡.0278-72-3508
http://www.yubiso-hayashiya.jp/
うちの人が毎年エントリしてる「藤原湖マラソン」に合わせて、宿泊してきた。
谷川ICから15分程度で到着。
あんまり県外に来た実感がないけれど、TVつけると東京電力のでんこちゃんのCMやってるよーー。
林屋旅館さんは湯檜曽の老舗旅館で、客室11室。
家族的な暖かさや、臨機応変なホスピタリティがあって、至極、居心地の良い宿だ。“清流かおる湯宿”というキャッチに違わぬ、充足感あり。
宿泊料金だってサイフに心地良いのさ、わっはっは!
これは、女湯(夜9時からは男湯になる)
かなりこぢんまりとしていて、カランは2基。
浴槽も、2~3人程度でいっぱいだ。
夕食時間付近は貸し切りの家族風呂にもできる。
立ち寄り入浴で来ると、女性はこちらになるので、先客がいるかとかはすごく重要!
少し時間をずらして、ゆったり入浴をお勧めします。だって、それだけのことはあるお湯だもん。
窓下の渓流から、すごく涼しい外気が入ってきて、快適だぁ~。
ゆびそ温泉は単純温泉。
泉質的には硫酸塩泉てか。新潟でいうと大湯温泉みたいな感じ。和泉屋旅館さんの湯に入った時と似た感動があった。和泉屋さんのよりもっと淡い、成分が薄い湯なので、ぼーーっと入っただけだと、「普通の沸かし湯じゃん!」なんて言う人もいるかもしれないけど、右の写真の湯口からじゃんじゃかと掛け流される源泉は、すうっと肌に馴染んですごく気持ちいい。
湯に浸してた手のひらを鼻にあてて、スゥーーッと嗅いでみると爽やかな石膏臭がするよ。
この石膏臭は、入ってる時より、上がってからの方が香ってる気がする。
そして、浴後のあったまり感もすごい。
小さな浴槽から掛け流れた透明な湯が、絶え間なく浴室のタイルをザーザーと伝ってる。
この光景は温泉マニアにとって至福のひととき。
“トドになる”という温泉用語(笑)は、こういう浴室床にゴロッと転がっちゃう行為をいうのだ。ええ、もちろん、アテクシもトドにならせていただきました。
お楽しみの夕食は、山あいの宿ならではのものが中心で、美味しくいただいた。
でも、食べ物ブログじゃないので写真は無しね。
うまい山菜でポン酒をぐびぐび。いい感じでほろ酔いになって、夜9時を待つ。
9時に何があるかっていうと、女湯と男湯が入れ替わるのだ。

ワクワクして入ってみて、ビックリ。
すごく広い! 女湯の10倍以上は広いL字型の浴槽に驚きだ。
しかし、浴室もばかデカいかというと、そうでもなくて、浴室いっぱいいっぱいに浴槽がある感じ。そのせいで、浴室全体を写そうと思ってもムリ。見切れっぱなし。
カランと浴槽が接近してるので、髪とか洗う時は派手に泡を飛ばさないようにしましょう(笑)

この天井のアーチがなんともレトロ。昔のタイル職人さんはスゲーわ!と感嘆するような、素晴らしい仕事が浴室あちこちに散りばめられている。
ここは明るい時間帯にも入ってみたいよーー。
でも、ダメなのだ。明るい時は男湯だから。

これもタイル絵。惚れ惚れ。
男湯は浴槽が大きいにもかかわらず、女湯より泉温が高かった。
ここは「音松の湯」と「薬師の湯」という泉温の異なる源泉2本を混ぜて使っている(41℃と47℃)ということで、浴槽がデカい分、熱い方の分量を多めにしてたんだろね。
それと、男湯はけっこう深め。
昭和初期のモダンを感じさせる広い浴室を満喫できたのは嬉しかったし、もちろん女湯のこぢんまりとしたサイズだってお湯を楽しむには心地良いけれど、「どう考えても男性より女性のほうが回数入るし、入浴時間も長いから、男女逆転させたほうがいいよね」と、うちの人と意見の一致をみたのだけど、どうなんでしょう?
淡雪のような仄かな香りの温泉を楽しんで、美味しい料理に舌鼓をうって、遊井亮子ふう涼しい系美人な若女将にちょっぴりワガママもきいてもらったりして、旅館ライフを満喫。
そうこうするうち、うちの人も10kmマラソンから無事に戻って参りましたとさ。
ずーっと以前もこのマラソンに合わせて近くの某温泉に宿泊したんだけど、その時の対応が●でね。それ以来みなかみ方面は敬遠してたんだけど、ここ林屋旅館さんは寛げる良いお宿だったし、私たちも歳をとって、宿泊を楽しむ術がより身についた気がする。
なので、来年も行っちゃうかもな~。
ただし、アルビの試合とかち合わない場合に。これはガチ。
温泉名:ゆびそ温泉 林屋の湯 入湯日:2007.8.25~26
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