世界遺産に登録だ温泉・横浜・大和湯
これはマリノス戦で配られたフリーペーパー「Albi WAY」の『まい湯~』でも取り上げた温泉銭湯。
(せっかくアウェイに行ってもAlbi WAYが手に入らないよヽ(`д´)ノという方、ごめんなさいです。スタジアムによっていろいろ配布制限などが科されていますのでご容赦くらはい。で、ペーパーですが、あれはサポ有志が自腹で印刷してるのでアウェイ客全員にはなかなか行き届かないことも多いです。どなたか、A3がプリントアウトできる環境にある方で、5枚でも10枚でも協力していいよって人、来期あらわれるといいな~)
大和湯
●ナトリウム‐炭酸水素塩泉(冷鉱泉)
●430円 タオル・ソープ類有料
●15時10分~23時半 毎月6日16日26日休
●横浜市南区吉野町3-15 ℡.045-261-0274
なんといってもこの銭湯は駅から近い!
横浜市営地下鉄の「吉野町」駅1番出口を出たら、クルッと後ろを振り向くと、左の建物が建っている。
駅近なんてもんじゃない、駅上温泉。
15時開店だと思ってドンピシャに行ったら貼り紙には「15時半~」と書かれていた。しかし、既に銭湯前には数人の待ち人が。
私も隣のコンビニで飲み物を買って、空き地のコンクリ台に腰掛けて時間をつぶすことにした。
…と思ってたら、なんと15時9分には中の人が出てきて、ガラガラとシャッターを上げ始めた。客が詰めかけてるから?
後で銭湯組合のサイトを見たら、まさしく「15時10分開店」となっていた。
しかし、古ぼけてはいるものの、堂々たる宮造りの銭湯だ。
ノレンの文字もすっごくレトロ。 「ナトリューム」てのが、ね(^_^;)
松竹錠の靴箱、そして、番台。
なんて高い天井! 外から見た感じではこんなに天井が高いとは思わなかった。
私は銭湯マニアではないので日本各地の銭湯の様式は知らないが、横浜の古い銭湯はどこも天井が高くて、細工もこまかくて、とっても立派。
その中でも、この大和湯は日本の銭湯建築を伝える、押しも押されもしない世界遺産的存在じゃないだろうか!
写メを撮る時、番台のご主人から話を聞いたのだが、ここは築57年だとか。
「素晴らしい建物ですねーー」と嘆息する私に、照れくさそうにしてらした。
脱衣場内に貼られた温泉成分分析表も古色蒼然たるもので、分析年月日は昭和32年くらいだったか、と。
“ヒ…ヒドロ炭酸ってなんだよおぉぉぉぉ!”と思ったけど、横浜の黒湯だもん、炭酸水素のことジャマイカ、落ち着け私!
浴室のタイル絵は洒落た感じの風景画。
さら湯の浴槽が2つと、黒湯浴槽が1つ、並んでいる。
黒湯浴槽はやや深め。底面に腰を降ろし辛いような、ちょっと変な深さ。横浜の銭湯ってこんな深さの浴槽がたまにある。なんで?
やや熱めの黒湯はトロッと感のある、透明度10cmくらいの濃いコーヒー色。
湧出温度が18℃程度なので加温・循環・消毒あり。しかし、ほとんど塩素臭はなかったな。よくよく見ると湯花も漂っている。それってのは…
浴槽の縁には加熱してない源泉が出てくるコックがあるので、そこから新鮮な冷鉱泉がドバドバと自由に注げるからだ。これは贅沢♪
ゆっくり入ると後から後から暖まってくる感じの黒湯。
湯上がりは、脱衣場コーナーの昔ながらのこんな休憩所で一服だ。
そうそう、あったよ昔の新潟の銭湯にも。坪庭があって椅子テーブルがあって、ここら辺で腰に手を当ててビン牛乳をゴクゴクッと飲み干すのだ。
すっかりと子供時代にタイムスリップしてしまった。
銭湯バンザイ! 素晴らしい銭湯建築よ、永遠に!
温泉名:大和湯温泉 入湯日:2007.11.18
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