ナマムギナマゴメナマタマゴ温泉・横浜・朝日湯
生麦といえば、昔々、狭い道を譲った譲らないの殺生沙汰「生麦事件」があったところ。
今では第1京浜(R15号線)という幅広な国道がドッカ~ンと通ってる。
先のエントリの「千代の湯」もこの第1京浜に面して建っているが、そこから信号を渡って横浜方面に8分くらい歩くと、またまた真っ黒けな温泉銭湯がある。
朝日湯
●ナトリウム‐炭酸水素塩泉(冷鉱泉17℃)
●430円(横浜市銭湯料金)
●15~23時 5のつく日休み(日曜の場合翌日)
●横浜市鶴見区生麦3-6-24 ℡.045-501-5863
前述の通り、「千代の湯」から歩いてすぐの第1京浜に面した立地。
京急「生麦」駅から徒歩で2分程度。
この朝日湯と千代の湯の途中にも銭湯(さら湯)が一軒あることからも、庶民的な土地柄が伺えるなぁ。
ちなみに、横浜市内にはもう一軒、「朝日湯」(さら湯)があるので要注意。
千代の湯も充分レトロだったが、こちらはコインランドリーなどが併設されてない分、さらにレトロ。正面上部の看板にはレトロ書体で「ラ ジ ウ ム 朝 日 湯」と表されている。
黒湯の銭湯にはよく「ラジウム」とか「ラジューム」って書かれてるけど、今ではラジウムは痕跡程度しかないようだ。けど、ま、問題なっしんぐ。

歴史を感じさせるノレンをくぐり、松竹錠の靴箱に履き物を入れると、脱衣場への入口は自動ドア! しかも、いらっしゃいませとか喋るっ! あぁ、ビックリした。
しかし、番台は昔ながらの年季の入ったものだった。番台の中にゴタゴタと置かれた浴用グッズなどがいちいち懐かしい感じだなぁ。
昭和32年の成分分析表が貼ってあり、ここでも「ヒドロ炭酸」とか書かれてる。炭酸水素のことっすね。
浴室はかなり新しめ。タイル絵ではなく、壁絵で、どこかの風景が描かれてた。
浴槽は、ジェット付きのさら湯浴槽が2つ。黒湯浴槽が2つで、温いのと熱いのに分かれてる。熱いほうは45℃くらいあったかな。しかし、浴槽隅にコックがあって、これをひねると加温してない源泉がドバドバ出せるのだ。
千代の湯と同様に、黒いっ! 原油みたいに黒い。真っ黒。
トロッとした肌触りだが、なぜか浴感爽やか。
サウナ(有料)用の小さな水風呂浴槽もあるのだが、これは加温してないそのままの黒湯。17℃で冷たいけど、エイッと入るとすぐに肌に馴染む心地よさ。
熱い浴槽とこの水風呂を何往復かして、応援疲れをさっぱり払拭(泣)
いやぁ、黒湯はホントによく暖まる。
脱衣場には隅にテーブルと椅子があり、坪庭もちゃんとある。
トイレはほんの一瞬この坪庭に出る形なのだが、火照った体に外気が気持ちよかった~。
銭湯といえば、ビン牛乳。だが、ここはパック飲料だった(´・ω・`)
でも、坪庭を眺めながら、腰に手をあてて、牛乳を飲み干してきた。
コートなんて要らないくらいホカホカになって外に出ると、この建物を撮影している人がいた。このレトロな佇まいは、そりゃカメラにおさめたくなるよなぁ。
温泉名:朝日湯温泉 入湯日:2007.11.24
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コメント
横浜‥‥生麦‥‥30数年前、小学生まで住んでおりました。工業地帯と言うイメージしかありませんが我が家はお風呂がなく、銭湯通いだったのです。ホント懐かしい、案外覚えているんだな。
投稿: ぶーけ | 2007年12月22日 (土曜日) 07時58分
>ぶーけさん
ようこそいらっしゃいました。
銭湯通いでしたかー。それは黒湯でした?
お肌の潤いが気になるおねーさんや、体のあちこちにガタが来た大人と違って、子供の頃はそんなこと気にしないで入ってらしたでしょうか?
私も銭湯通いでしたので、生麦界隈はなんとなく懐かしさに似た気分を味わいました。
投稿: アイアン | 2007年12月23日 (日曜日) 22時11分