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2008年1月 6日 (日曜日)

隣の秘湯宿・出湯温泉・清廣館

「日本秘湯を守る会」という旅館ネットワークのようなものがあって、私はここのスタンプを貯めてたりするのだが(10個貯まると一泊サービス♪)、“秘湯の宿”と言っても今や車で楽々行ける場所がほとんど。
駒ノ湯山荘みたいに冬場は休業みたいなリアル秘境地もあるけどね。
 
↓この旅館も、「秘湯会」に新しく加盟したのだ。
出湯なんてすごく近くて、どこが秘湯?と思ったけれど、行ってみて納得した。


 
 
清廣館

 
●単純弱放射能泉
●立ち寄り入浴500円
●10~20時(←だいたい)
●新潟県阿賀野市出湯802   ℡.0250-62-3833
     http://www.seikokan.jp/
 

 

Sn370023_0001

華報寺公衆浴場のある華報寺の隣に建つ、歴史のある旅館。見るからに迫力のある木造建築3階建て。
ここの玄関のすぐ上の2階の部屋に泊まった。

 
070505_151402部屋からの眺めはこんなふう。
 
築80年(創業は150年だって!)。全12室がそれぞれに趣向を尽くした造りになっているらしい。
私たちの部屋も、そこここに非常に凝った細工があり、多少畳とかはヘタレてたりするのだけど、いるだけで歴史に溶け込んでいくような気分になれる、そんな空間だった。

ここの浴室は、客室からだと、いったん階段を降りてから、また別の階段を登って降りるというような、かなり入り組んだ場所にある。泊まった時は苦にもならなかったけど、その後、骨折して杖ついてる時に立ち寄り湯に行った時は、かなり恐かった(笑) 古い建物の階段って、磨き込まれてる分、恐さ倍増だ。

 
070505_161201出湯温泉はいくつか泉源があるらしく、ここ清廣館は自家源泉の宿。
湧出温度は33℃と低めなので、加温した源泉が浴槽底面中央の穴から注湯されている。
洗い場にはシャワー付きカランが4基ほど。
 
ラジウム泉らしいけど、ラジウムてのは即、体感ってわけにはいかないからなぁ。
浴槽は10人くらいが入れる古風なタイル貼りのもので、底面注湯なのでとても静か。
大きなガラス窓の外は鬱蒼とした木立なので、すごくなごむ。
透明できれいな湯は、ほんのり硫酸塩泉ぽい匂い。
 
ちなみに、男湯は檜造りの小洒落た内装らしいのだが、浴槽は2~3人程度の小ささらしい。
 
温泉に入るといつもより食欲が旺盛になるけれど、ラジウム泉は特に、人間の本能を強化する力があるとかないとか…。

食事はお食事処で食べる形式。山菜や地の食材をふんだんに使った、手作り感たっぷりの料理だ。山菜名人の女将さんの解説なんかもあって、楽しく食べれた。
 
夜、ちょいと外に出て、灯りのともった清廣館を眺めたけど、これがまた、なんとも色艶を感じさせる佇まいなのだ。
 
ここは、今時はやりの、お籠もり宿的なものは求めない方がいいと思う。
なんたって築80年。
どこかの部屋で戸をピシャッと閉めれば、それが伝わってくる。子供が廊下を走ればつぶさに聞こえる。
他の泊まり客の存在をリアルに感じる。
でも、それが全く不快じゃないからフシギだ。
まるでこの建物が生き物のように息づいていて、その中に包まれているような感じ。
江戸時代の話によく出てくる旅籠屋ってのはこんな感じなのかなぁ。
 
出湯温泉は、セイゴロー近辺の我が家から、車で3~40分くらい。てんで近い。もう全然秘湯ってロケーションじゃない。
でも、ここ清廣館秘湯の宿としてあるのは、これだけの年月を経た古色蒼然とした建築物を、今もちゃんと旅館として維持させてくれてることへの、リスペクト。それに他ならないと思う。
 
歩いてしか行けない山奥で宿を営むことも、冬は雪で閉ざされる土地で源泉を守り続けることも大変だけど、日本の古い建築の良さを味わえる空間があり続けるってのも大変。
宿泊料金はお安めだけど、とても贅沢な気分になれる宿だった。
 
080229_115903 ←ちなみに、冬はこんな感じ

 
 
温泉名:出湯温泉 洞春の窟源泉
 
 



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