草津の旅・17~千歳の湯
生まれてはじめて草津に行ったのは02年の初夏。
ザスパ草津の地元初戦@群馬県リーグを観戦に行ったのだ。
その頃はまだ、ごくフツウの温泉好きという程度で、「はぁ~、気持ちいい~」以上の感想はなかったかも。
あれから7年近く。県リーグだったザスパもいまやJ2中堅どころ。
そして私もその分、歳をとり……
千歳の湯
●酸性‐含硫黄‐硫酸塩‐塩化物泉
●無料
●24時間 (9~10時半清掃時間)
今年もやって来た草津の旅。
『おじいさんは山にスキーに おばあさんは町で湯巡りを』というわけだ。
もっとも今回はインフルエンザ上がりで体力もgdgdだし、バカみたいに幾つも湯巡りするより、まず素晴らしいお湯に浸かってゆったりと休んで湯治するのが大目的。
草津町内に入ったら宿にチェックインするまでの間、心ゆくまで硫黄の香りを吸い込んでから、のんびりコーヒーでも飲んで本読んで、湯巡りは夕方までに1~2ヶ所ちょこちょこと、と決めていた。
…はずなんだけど。
町内に入って、スーパーもくべえ(草津の大型スーパー。ザスパ選手がレジ打ってたことでも有名)の前を通りかかったら、アタマの中で何かがパチンッとはじけた。
「降りるっ。私、ここで降りるから。アナタ、このままスキー場に行って! 後は宿で会いましょう! んじゃっ!」
とりあえずの湯巡り道具を手に、クルマから降り立ったその5分後には、このお湯にゆるゆる~っと浸かっておりましたとさ。
スーパーもくべえの裏手にあるこの千歳の湯。
住宅地の中の、清潔で居心地のいい空間である。
脱衣場にはソファがあり、トイレもある。
コンクリの浴槽に注がれるのは、湯畑源泉の湯。
硫黄の香りはほのかで、レモンのように酸っぱい味。肌あたりはトロンと心地よく、草津との初顔合わせとしてはピッタリな優しい浴感。
たった1人で独占のお湯で静かにゆったり。
冬だからか、やや温め。42℃くらいか。
緑色のホースのついた蛇口は水ではなくて源泉の湯口。
浴槽は強い酸性に耐えるためのコンクリ打ちっ放しで無愛想なんだけど、上を見上げると屋根が高くて、湯小屋の雰囲気がいい。
ここでトップリと体を暖めてから外に出ると、忘れかけていた草津の地図がアタマの中でシャキッとよみがえってきた。足はスタスタと次の共同浴場へ(笑)
ホントは、ここから歩いて2分ほどの「喜美の湯」という共同湯に行ったんだけど、入り口に靴がたくさーーんあって中がおばあちゃまたちでとても賑やかな様子だったので、ひとまずスルー。
ホテル櫻井を横目に見ながら、「翁の湯」へと向かったのであった。
温泉名:草津温泉 湯畑源泉 入湯日:2008.2.9
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