添い遂げる幸せ・四の湯温泉・別府32
今回の別府行き(おいっ)での第1湯は、ここに決めていた。
アルビサポ友、Mさんの生まれ育った別府亀川の四の湯(しのゆ)町。
空前絶後の温泉都市別府の人々の多くは意外に別府八湯に精通していない。それは、自分たちの町内に暮らしている限り、生涯、自分たちの共同湯のみに入り続けるからのようだ。
添い遂げる、という感じで、それはそれでステキなことだよね。
四の湯温泉 (亀川)
●単純温泉
●100円
●7~11時、14~22時
●別府市亀川四の湯20-4
JR亀川駅から歩いて10分ほど。
亀川の通りは線路と斜めに交わっていて、細いバス通りにいろいろな商店が建ち並び、1つの「街」になっている。
そして、街灯にはニータンのミニフラッグが飾り付けられているのであった。
そう、Mさんと同じでニータンも亀川の出だもんね。
着いたのは10時半すぎ。午前は11時までなんだけど、「マッハで入ります!」と受付のおばちゃまに宣言して入れさせてもらった。
風呂桶は持参が基本で、借りると20円って聞いてたんだけど、「桶は棚にありますよ」とだけ言われたので、桶有料はやめたのかもしれない。
公園内に建つラブリーな外観、中に入るとペパーミントグリーンがすがすがしく、とてもいい! すごく好きだ! 春日温泉と似た愛着を強く感じた。
楕円形で半分に仕切られた浴槽は、温め、熱めに分かれていて、それぞれ合わせて15、6人は入れそう。
湯口はそれぞれに1つずつあるのだが、どちらもそれほど湯温に差はなかった。
どちらかというと温め? といっても別府にしては、だけど。
トロ~ンとした肌に優しいお湯、わずかに塩味で、かすかに石膏臭。
デイリーユースに最適な名湯れす。
脱衣場・浴室一体型で、すみずみまでとてもキチンとしている。
このように脱衣場の隅に、ちょっとしたベンチなんかがあるところも実にラブリー。
古色蒼然とした壁の成分分析表示や効能・注意書きなども味がある。
ここはとても歴史の古い共同湯らしい。
幾世代もの四の湯町民が、生涯入り続ける幸せ。
その幸せをお裾分けしてもらい、いい気持ちになって、08年の別府ツアーは始まったのであった。
温泉名:亀川温泉 入湯日2008.3.23
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コメント
>ニータン
そうか。〇郷のよしみで会いに行かねばっw
亀川も幼い頃に比べるとずいぶんと寂れてしまったけど、
別府の街自体が良くも悪くも昭和の置きみやげ的な街なので
その風情は失わずに新しい気風を吹き込みながらなんとか生き残ってほしいもんです。
エントリ違いだけど
次は別府婦女子の心のオアシス
『甘味茶屋』のだんご汁もご賞味あれ。
投稿: もと | 2008年3月28日 (金曜日) 15時29分
>もとさん
>甘味茶屋
これhttp://www.amamicyaya.com/ ですな。市の原に行くときに近くを通ったよ。
だんごぜんざいそそるかも~。
亀川、ちょいとした「町」なんでビックリしたよ~。
筋湯の薬師さんにアルビ的お供え物してきたけど、まだ残ってるかな? 前を通りかかった時にでもチェックしてきてもらって~(笑)
投稿: アイアン | 2008年3月28日 (金曜日) 16時13分
>甘味茶屋
横断道路沿いっす。
亀正から下ってすぐです。
あんこ系も間違いなくウマい(^O^)/
おはぎなんかのテイクアウトもあり。
ただし白飯ものは新潟人は食さぬほうが…ゴニョゴニョ
投稿: もと | 2008年3月28日 (金曜日) 17時00分
八十八湯制覇で世界に通じる温泉名人
別府八湯温泉道八十八湯(135湯)
名称 住所 入湯料金 泉質 日付
四の湯 亀川 100円 単純泉 2008/3/23
いやー出ましたですね、期待の温泉レポート
勝手に↑のような表を作ってみました。
昨年の分も作らねばと思いつつ・・・
甘味茶屋・昔は良く行ったものですが最近はとんとご無沙汰
別府のランチの紹介もします。乞うご期待
投稿: トリニータ温泉 | 2008年3月28日 (金曜日) 17時35分
>もとさん
>ただし白飯ものは
うん。大分では寿司飯以外のコメは食べてないなぁ。
でも、その分鶏肉がうみゃああぁぁぁぁぁ!!
今回は地獄蒸し料理を作る元気がなかったけど、そのうちきっとゴージャスに蒸し料理を作るよっ(`・ω・´)
>トリニータ温泉さん
六盛の冷麺が今、気になってます。
ところで、温泉道のサイトを見たら、野湯3湯が治安悪化で温泉道を外れたとか。
残念だけど、よそから大勢の観光客が押し寄せた結果でもありますよね。
もらい湯する謙虚さをわきまえない人が増えているんでしょうか。
投稿: アイアン | 2008年3月28日 (金曜日) 22時35分