おめでとう潤!企画・咲花温泉その3・湯元館
咲花温泉の「花」というのは、湯花のことだそうだ。
緑色の湯の中に、黒くてヒラッとした小さなものが漂っていたら、それが咲花の花。
湯花を掴まえようと思って一生懸命ゆらゆら揺れる湯面を見つめていて酔っちゃうことって、たまにあるなぁ。私だけだろうか。
湯元館
●含硫黄‐ナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉 (湧出温度54℃)
●600円 (湯めぐり手形使用可)
●9~21時
●新潟県五泉市佐取 ℡.0250-47-2131
http://www.sakihana-yumotokan.jp/
咲花温泉の多くの宿は駅から続く一本の道に面して建っているが、ここは奥から2番目だったか。
柳水園と並んで、地元の常連さんの強い支持を受けている。湯元の名はダテじゃない。そして、女将さんが美人w
咲花で何がいいって、浴室の戸を開けた瞬間に鼻孔に飛び込んでくる硫黄の匂いがたまらなく好きだ。ここで既に、幸せモード突入。
ちょっと湯小屋ふうの造りの浴室には幸せの香りがぷんぷんだ。
ここ湯元館さんのお湯は、他の宿と同じ源泉井のものだとは思うんだけど、なぜか緑色に変化しているのを見たことがない。
そう、ご覧の通り、なんだかちょっと薄ブルーっぽく見える。タイルのせい? …ではないみたいだ。何かの成分と光線の具合でそう見えるのかな?
いつもフシギだな~って思ってたんだけど、今度、美人女将に訊いてみよっと。
硫黄の香り高いお湯はザーザーと源泉のまま掛け流され、キリリッと熱い。この熱さがすごく気持ちいい。
岩組みの湯口には枡が置かれ、飲泉もできる。おいしく戴きます。
湯口の近くでアチチチになりながら浸かってから、浴槽の外に出てトドになって体をさまし、そしてまた、あっちぇ~湯に浸かる幸福。とろとろ…♪
大きな1枚ガラスの向こうは、滔々と流れる阿賀野川。
露天はないけど、とても開放感がある。
だからといって、ガラスに貼り付いて、屋形船の観光客にアピっちゃうのはよしましょう。(そんなヤツぁいないよ…って? いや、いないとも限らないのよ、それが)川の向こう岸は高速や国道が通っていて、トラックがせわしなく行き交っている。それを見ながら、こちらは極楽湯浴み。まことに申し訳ないっす。いや、ホント。
脱衣場はウッディでこざっぱりとして、なによりゆったり感があるのがいい。
ガラス戸の側に置かれたベンチに腰掛け、川風を浴びながらのんびり湯冷まし。体じゅうからホワホワと立ち上る硫黄臭を楽しみながらのひと時は、リラックスそのものだ。
あ~、ここも大好き。咲花に来たら外せない名湯。
でも、清掃中で入れないこともたまにあるので、要注意。
温泉名:咲花温泉
咲花温泉その1・ホテル平左エ門
その2・柳水園
その4・佐取館
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