なにげなく、そこに在る・亀陽泉・別府34
別府は温泉があって当然。それが特別なこととは思わない。
羨ましがられる意味がわからない。
…そんな別府の人々たちが守っているそれぞれの町内の温泉。
よそから来る私たち観光客が足を踏み入れる時はごくごく気を遣わねばならない。だって、人さまのお家の風呂に入るようなものだもの。
亀陽泉 (亀川)
●塩化物泉(温泉道サイトによる。温泉本では単純温泉になっている)
●100円
●6時半~21時半 毎月5、15、25日休
●別府市亀川中央町10-27 ℡.0977-67-1837
亀川筋湯からほんのちょっと駅よりに歩くと、小さな公園のようなスペースがあって、そこに建っている年季の入った雑居ビル1階に、亀陽泉はある。
外観は普通の銭湯みたいだけど、町の中に普通になにげなくある集いの場としての温泉というのが、とてもステキ。
受付の前にはベンチなどが置かれたスペースがあって、そこで常連さんたちがお喋り。
大きな荷物を抱えた私はいちいち、「こんにちは」言いながら中に入っていく。
脱衣場は、珍しく浴室と一体型ではないタイプ。とはいっても戸できっちり仕切られてるわけでもない。お昼前なのになかなか人がいて、ここでも「こんにちは」「おジャマします」言いっぱなし。
浴室は思いがけないほど広くて、中央にドン!とある小判型の浴槽は20人はゆったりと入れそう。6~7人の先客さんたちがその縁で体を洗ったりお喋りをしていた。
サカ温泉アドレス入りのmyケロリン桶を持参したのを見て、見慣れない顔が来たなぁという視線をチラホラと浴びまくった。
シャワーに慣らされた生活してるので、カランのない所で髪を洗うのはとても苦手なのだけど、ここで初洗髪@共同湯に挑戦! おお、やっぱり広いってステキ。シャンプーは薄めにしてなんとか洗ったけど、長い髪の人とかは大変だろうなぁ。
浴槽に浸かると、ほの塩っぱいサラサラした適温の湯。
正直、思ったほど熱くないので少々驚いた。女湯ってあんまりアチチにこだわらないってことなのかも。TVの健康番組とかで、「熱すぎる湯は体によくない」ってイヤっていうほど言われてるもんね(笑)
浴槽のタイルの模様がとてもキレイなので、写メとれなかったのは少し残念だけど、ここは入れ替わり立ち替わり老若の常連さんが訪れるお風呂だからムリだね。
温泉名:亀川温泉 入湯日:2008.3.23
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