絵の中のぼくのお湯・市の原共同浴場・別府43
次の別府行き(九石ドーム観戦オプション付き)まで10日をきった。
大分空港からバスで別府に行く道中のワクワク感。また味わえるんだなぁ
停留所のたびに流れる音楽がアタマの中でリピートして、たまんないよ!
市の原共同浴場
●ナトリウム‐塩化物泉
●200円
●7~22時 (日曜8時半~)
●別府市新別府7組

この小さな共同湯を初めて見たのは、鉄輪行きのバスの中からだった。
瀟洒な住宅地の中にあって、そこだけ時が止まったような。
温泉本の解説にある“映画セットのような…”に納得。ぜひ大林“a movie”宣彦監督でお願いします、という感じ。
別府駅前から大分交通バスの鉄輪行き(吉弘経由、鶴見丘経由とも)で「市の原」下車すぐ。
私は、亀正くるくる寿司で126円のブリ皿を何枚も食べてからw歩いていった。九州横断道路を少し下り、タイヤ館を過ぎ、「長田観光社」と接骨院のある角を右に入り、なだらかな坂を3分ほど登ったところだ。
オタフク綿の看板がラブリーな市の原共同浴場。
向かいのコンビニで入浴券を買う。温泉道スタンプもここにある。
券を手に、改めて前に立ってみると、モオノキ…いや、物置にしか見えない!
ガラッと戸を開けると、男女浴室に分かれているが、脱衣場入り口はカーテンがピラッとあるだけの素朴系。
中は脱衣場・浴室一体型で、機能重視のコンクリ浴槽。
このミニマリズムがたまんない!
購入した入浴券は、壁の釘にぶっ刺して提示しておくシステムだ。
桶は棚の上に収納されてるのを使わせてもらう。(もちろん使い終わったら湯をよくきって、元に戻しておく)
4人でいっぱいくらいの浴槽には、あっさりした熱い湯がザーザー注がれている。加水もできるようだが、44℃くらいなので問題なく入れた。
これといった特徴はないが、肌にスルッと馴染む柔らかな湯だ。
浴槽の中に、介護入浴によく使われる椅子が直接据えられてるのには驚いた。が、中に段差などないシンプル浴槽だし、お年寄りにとっては浴槽の出入りに重宝なのかも。
しかも、ここで半身浴も出来るね お陰様でのんびりできました。
壁に掲げられた時代を経た成分表や注意書きを眺めながら、1人静かに時間を過ごしていると、なんだか自分も物語の中に彷徨いこんだような錯覚に陥るのだ。
市の原を出て、10~12分ほど細い道を行くと、“えっ、こんな所に?”というロケーションに可愛い共同湯があるのだが、まだやってなかった。
中を覗いたらまだお湯のはられてない浴槽があったので、これはこれで珍しいかな。ここも次回以降のお楽しみにとっておこう。
深閑とした住宅街の細い道には人影はないけれど、ネコたちはゴロゴロ。
平日の湯巡りっていいなぁ。
温泉名:市の原温泉(別府八湯周辺) 入湯日:2008.3.24
(←別府・42 別府・44→)
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