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2008年7月17日 (木曜日)

大人の階段昇ったの@ホーム千葉戦

いつもは試合直後、アタマがほえほえ~っとなっててまとまらないので何も書かないで寝るけど、今日はまだ心から湯気がたってるうちに記述しとこう。
 
 
3万ちょろの観客数にしてはギッシリ埋まった感のあるG裏。
どのゲートより今日の試合に思い入れを抱いた人々が詰めかけている、という感じ。
私はメイン席なのでその中には入れないけど、何かしたくて他人の世話をへたへた焼いてみたり…。
 
KO1時間半前のビジター席。
コーナーに貼られていた矢沢永吉のロゴをもじった谷澤の幕が、なぜかスルスルと撤去されていく。そして、そのあとに、ヤツのダンマクが。うぅ~~ん、しょせんヤザーは外様なんだね。
 
 

 
練習で出てきたヤツ(とそのチームメイト)に降り注ぐ大きなブーイング。
これはセイゴロー初。スタジアムを染めていく異様な空気。そして、マイチームの選手が出てきた時の歓声も、いつもより増量気味ってことで。
 
ここまでは、よかった気がする。
 
 
しかし、試合が始まってしばらくしてみると、明らかにアルビの選手たちの動きが違う。特に、守備陣。自信なさげだ。
それはもしかして、ヤツがボールを持つたびに起こるブーイングが起因してる?
 
というか、その時点で、Nの多くのサポの目はヤツだけを追っていなかったか?
ヤツがボールを受けた瞬間を逃すまいと固唾を呑み、アルビ選手のプレイへの歓声をセーブしてなかったか? 相手のスルーパスをカットした時など当然湧くはずの歓声や拍手が出ない。
なぜなら、
みんな、ヤツを見ているからだ。
 
ヤツを…。
思い出した、去年の今頃、私たちがどんなに狂おしいほどヤツを愛していたか。
 
(以下、花王愛の劇場ふうに)
 
ヤツは心に傷を持って現れ、それまでの男にない押しの強さでぐいぐいと引っ張ってくれた。そんなヤツのペースに巻き込まれるのも、心地よかった。
「お前を選んだ俺の選択に間違いはなかった」、「お前が俺の最後の女だ」
「俺とお前、2人で死ぬまで一緒だよ」 
……と甘い言葉の数々。
いろいろ紆余曲折もあったけど周囲の人々も暖かく支えてくれて、新しい命も宿った。
そして、臨月。
「明後日、役所に婚姻届を出しに行こうな」という言葉。
もっとも幸せであるはずの、その翌日。
 
「俺がいなければ彼女はダメなんだ。キミはまだ若いし強い人だ。俺のことなんか忘れて新しい幸せを見つけてくれ」とかなんとヒーローめいた事を口走って、ヤツは元妻のもとに遁走していった。
……ってか、もう臨月だし。育児に専念するために会社も辞めたし。だいいち、アンタの借金残ってるしーーーーー!
どーーーーーすんのよ、これ! 何が「リスク」だよっ、リスク負ったのは私だけじゃーーーーーーーん!


            みたいな感じ~(笑)。


ジェフは、失うものはなにもないって感じのプレイだったし、アルビはいつもと違うスタの雰囲気におっかなびっくり。

でも、前半で、「もういいわ」と思ったよ。
ヤツのプレイを見て。
去年の、輝いてたヤツの片鱗もないじゃないか、今の千葉の2番は。
ただポジションの仕事を淡々とやってるだけだ。
私はそれを見て、充分だと思った。
悲劇のヒーローぶって戻っていったけど、大した影響力もない、ただのベテラン。
“隊長”という称号はもはや、「いよっ、大統領!」くらいの意味しかない。
もう、敢えてリベンジしなければいけない存在ではない!
 
 
同点で迎えた後半、もうヤツにかかずらわっている場合ではない、とG裏中心部も判断したようにメイン席からは思えた。
そして、ヤツにボールが回っていく回数も激減してた。
しかし、タイミング良く(悪く?)コールの切れ間にボールがヤツに行くと、紋切り型のブーイング。それはもはや、形だけの抜け殻。意味がない。というより、有害。
 
N席は1層目だけで何千席あるんだろう。5000くらい?
それは、滑りはじめてしまうと止めることは不可能になってしまう数だ。
 
 
 
なんだか、もったいなかったね。
ヤツへのブーイング大作戦は、はっきり、失敗だったと思うよ。
 
でもね、「ほーら、だから完全無視のほうがよかったんだってぱ┐('~`;)┌ 」などと、したり顔で言うつもりもないし、そんな言い分はイヌにでも食われてしまえと思う。
 
これは、私たちが通過しなければいけない儀礼だったのだ。
やってみなければ、何も前に進まない、そんな貴重な経験だったのだ。
そして判った。マイチームの選手たちは、ちょっと、ナイーブ。越後男のようにね。
 
どんなに泥くさくても、虎の子の1点を守り抜いて勝ってほしかった。
それがアルビだから。
 

今回の実験的試みは、マイチームの選手を萎縮させ(?)、悔しい悔しい引き分けという形で終わった。私は、少なくともそう思ってる。

アルビレックス新潟、J1で5年目。これまでいろんな事があった。
私たちサポもこうやって一段また一段、大人の階段を昇っていくのだと思ったよ。
 
 
 
試合を終え、スタンドを後にする時、ビジターゾーンのコンコース手すりによりかかってタバコを吸いながら、漠として闇を見つめているジェフサポの人々が見えた。
Eゲート広場の人ごみの中で、白鳥三つ子との記念写真に興じる黄衣の女の子たちがいた。
今、間違いなく私たちより辛いのは、彼らだよ。
 
彼らは、彼らの愛したチームをどんな泥沼な有り様でもとことん応援していくしかなく、私たちアルビサポはもうこれからは前だけを向き、マイチームの選手を愛し応援していくだけなのだ。
もうヤツのことでモヤモヤと思いまどうことなどやめようよ。
 
 
私はもう、通過しました。
 
……あなたはどう?

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コメント

わたしも、大人の階段をひとつ昇った気がします。
帰りのシャトルバスで、ジェフサポの礎となられた大物の方とご一緒して、お話をさせてもらいましたが、ヤツに対するジェフサポの愛情とチームに対する愛情を、感じました。
祭りは、終わりです。
また、明日から「うちのチーム」を応援するだけscissors

投稿: ねくすと | 2008年7月17日 (木曜日) 01時24分

>ねくすとさん

>祭は終わった
まったくそうですね、なんだか憑きモノが落ちたような気分です(^_^;)
選手は、前節のテンションが高すぎて心身共に疲れてたのかも。
でもちょっと前のアルビなら空回りして結局0-1×だったところを逆転しちゃうんですから、チームは“大人”でしたね。
日本平では晴れ晴れと応援して来ようっと。

投稿: アイアン | 2008年7月17日 (木曜日) 07時43分

たしかに。
もう、ブーイングはいいよ、マイチームの応援しようよ!
と思いました。

私も、もう通過しました。
ヤツのカレンダーなんぞ、とっくにもじゃくって捨ててあるし。

投稿: chae | 2008年7月17日 (木曜日) 08時01分

ここでは、始めましてです。
本当にそのとおりでした。あの人は「ただのベテラン」。
一昨年の一つ一つのプレイが私たちを魅了していた時とは違っていました。
でも、やらなかったら分からなかった事がはっきり分かって良かった。と。
今朝の日報での記事で、あの人にもそれなりに伝わったのだという事で
過去の出来事として通過出来ます。
これからは、今までのように「愛してるニイガタ」で応援するのみですね。

投稿: isi | 2008年7月17日 (木曜日) 09時12分

>chaeさん
 
昨日は、暑くて中2日で疲れてる中、あんまり選手の背中を押してやれてない感じだったので、せめてメインから応援しようと頑張ってみました。で、今朝は喉が変。
今後は、信じてた主力選手が契約更改直前でトンズラしないようなクラブになってほしいですね。カレンダーがもったいないし(^_^;)
 
 
>isiさん
 
こちらでは、ようこそ!です。
>今朝の日報での記事
そうですね、彼もお定まりの紋切り型メッセージでサポ心を逆なでする行為は慎んでくれたようですし、もういいやって感じ。
10月にフクアリで再会する時にはどうなっていますことやら。余裕で笑っていられるよう、応援やサポートに精を出すとしますかね。

投稿: アイアン | 2008年7月17日 (木曜日) 10時48分

10月18日の第29節ジェフ千葉戦は、昨年の10月20日第29節神戸-横浜FCで樹立された記録更新が、ひょっとすると、懸かってくるという大事な試合になるかもかも。
すっきりと勝っちゃいましょう。

投稿: co | 2008年7月17日 (木曜日) 18時52分

>coさん
 
お久しぶりですー。
記録更新かぁ。
でも、横浜FCと比べればお金持ちのパパがいるジェフ、まだまだテコ入れしてくるんでしょうね(´。`)

投稿: アイアン | 2008年7月17日 (木曜日) 22時28分

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