猫びよりな宿・下北半島・下風呂温泉まるほん旅館(宿泊)
温泉地にはネコが多い。そして、ネコを飼ってる温泉旅館も多い。
きっともともとは齧歯類駆除員としての意味もあったのだろうけど、今では番頭ぬこさん、影の大女将ぬこ、などなど各宿で存在感バッチリで、営業部長までこなしちゃうのだから、たいしたもの。(私=まんまと営業ぬこさんに釣られる人)
↑このお宿のネコ、テンちゃんは、オサレ猫雑誌「猫びより」7月号の「猫のいる宿」で5ページにわたって取りあげられている。んもぅ、可愛いのなんのって、実物は写真よりずっと可愛かったにゃ~
下風呂温泉郷 まるほん旅館
●酸性・含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 (湧出温度64℃ pH2.4)
●立ち寄り入浴 200円か300円くらい?
●7~21時 (清掃時間あり)
●青森県下北郡風間浦村下風呂 ℡.0175-36-2330
http://www2.ocn.ne.jp/~maruhon/
下風呂温泉の名は今年の冬のNHK「ふだん着の温泉」で見るまで知らなかったし、どこにあるのかも知らなかった。
具体的に行こうと決めてから地図を見て、「シエェェェェーーーッ!」となったのだけど、たまたまうちの人も下北半島行ってみたいと言いだしたので、それっとばかりに計画をたてた。
私たちはクルマでひたすら北上したのだけど、函館までの航空路線のある土地ならそこからフェリーで大間崎に入って、バスかなんかで30分ってのが最も早道かも。
そういえば昔、新潟からも函館に飛んでなかったっけ?(遠い目)
まるほん旅館さんは13部屋の家庭的な宿。女将さんがサクサクッとしたステキな人だー。ちょっぴり女優の高畑淳子さん入ってる?
私たちの部屋は角部屋で、もちろん津軽海峡ビュー! 手前の橋のような道路は、廃線となった「大間鉄道」の橋梁だ。今は鉄路はなくメモリアルロードみたいになっていて、足湯も設置されてる。廃線跡とはいえ、温泉街から見上げるとまるでまだ列車が走ってそうなくらい橋梁は美しく残っているのだ。未成線だったらしいけど、もったいないねぇ。
そして、もう一方の窓からは共同湯下風呂温泉大湯が! これこれ、ここに入ってみたくて下北半島まで来たわけよ。
とはいっても、まるほんさんのお湯も大湯と同じ源泉大湯1号なのだ。(ちなみに下風呂温泉は源泉が5種類ある)
古い旅館は建物内部がとても迷路的。
そして、脱衣場から浴室へも階段だ。この10段ほどを下りる時のワクワク感がたまらない~。この階段の入り口がとても低くなっていて、「頭上注意」の看板が出てる。こちらは、「でっかいものクラブ員は要注意」ですな。
硫黄のいい匂いは宿に入った時から漂っているのだけど、浴室はまさにウットリもの。
4人程度の小さめな浴槽にあっつい源泉がジョロジョロ。源泉が熱すぎなので加水もするらしい。てか、客が水を足せるようになってるところがなんともカジュアル。
相当熱めなお湯にソッと入ると、ピリッ!とくるけど、これは酸性泉のせいかな?
しかし浸かってみると、とろんっとしたいい肌触りだわ~と思っていたら、それまで、うっすら半透明だったお湯が突如、完全白濁に。(写メ撮った時はまだ半透明でしょ)
それまで、浴槽の底に沈んでいたパウダー状の白い湯花が、私が入ったので一斉に舞い上がってきたのだ。まぁ、なんてステキなさらさらミルク風呂!
ってことは、しばらく誰も入ってなかったわけで、鮮度抜群だぁ。
出汁しょっぱさと酸っぱさが同時にある湯ってのは、初めて味わうかも。
いつまでもいつまでも浸かっていたいような、気持ちのいい、それでいて刺激的な、入り応えバッチリのお湯だった。
さて、サカ温泉は食べ物ブログではないので、あまり食べ物画像を載せないけれど、ここは載せずにはいられない! ちっさいサムネにします。クリックしてちょ。
むはああぁぁぁぁー、見てるだけでお腹すいてくる。
要するに、魅惑の魚介責めなんである。(;´Д`)ハァハァなんである。ウニの美味しさもさることながら、イカの刺身のとろりとした甘さ、やわらかさ! ホタテのマヨネーズ焼き! イカの腑焼きがこれまた、すんげぇたまんないのっ。この残り汁に白飯ぶち込んで締めにしちゃうわけです。もうお腹パンパンだよ、ここ極楽かよっ。それでいて宿泊料金9000円にゃ。下風呂の旅館はどこも魚介料理がハンパないらしい。
そして、朝ご飯はこちら→ もちろんイカ刺しあり。昨夜あんなに食べたのに、朝もしっかり食べれちゃう温泉宿のフシギ…。
さて、まるほんさんの看板にゃんこテンちゃんは、こちらの番頭ぬこたまちゃんとは違って、積極的な客対応wはしない。
でも、ちょっとおずおずした感じがお嬢ふうでたまんない可愛らしさなのだ。夜、風呂に降りた時、廊下の先にいて、多分その辺りは客エリアではなく、宿主居住エリアなんだと思うけど、「おいで、おいで」って寄っていくと、ちょうど中間点くらいまで来て、少しだけ遊んでくれるのだ。でも、基本的に、シャイ。
↑てか、このネコさんは誰? 熱い風呂に入ってのアルコールは体に毒だよ~っ!
下北半島の先っぽ。
そう簡単に行ける場所ではないけれど、また是非訪れたい。戻りたい。
温泉名:下風呂温泉 大湯1号 入湯日:2008.7.29~30
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