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2008年8月 6日 (水曜日)

ちっちゃいものクラブは要注意・鉛温泉・藤三旅館(宿泊)

今年のアルビサポCD。20、21曲目をエンドレスリピートしてとっても夏気分。特に20曲目の「これ、どこのフリッパーズギターさんですか!?」というアレンジがステキw
 
ところで、ラスト22曲目の「若者たち」。これは古今、さまざまに替え歌されてますねぇ。
ちなみに別府温泉道でも応援歌としてパクられてます。
湧くもの達』ってな。“君は行くのか~、湯あたりするのに~”……。
 
さて、東北で“湧くもの達”に入ってきました。


 
 
鉛温泉 藤三旅館

 
●単純泉 (湧出温度57℃)
●700円
●7~21時(受付は20時まで)
●岩手県花巻市鉛字中平75-1   ℡.0198-25-2311
  http://www.namari-onsen.co.jp/
 

 
Sirozaru立ち寄り700円というと東北では高いような気がするが、実はここ、旅館内に4ヶ所のお風呂があるのだ。そこを全部入ればお釣りが来るくらいの贅沢さだしょ。
基本的には同じ泉質(単純泉)なんだけど、それぞれ微妙に成分構成が違うので、それを比較して入ってみるのも面白い。
なにマニアくさいこと言ってるんだって?
でも、泉質だけじゃなく浴室もとても個性的なのだ。

上の写真の、この黒い石壁の怪しげな階段は何? それはね、
Sirozaru2この藤三旅館のよびもの、「白猿の湯」という浴室。
高さにして3階分くらいの高い天井を持つここには、水深120~130という小判型の浴槽が真ん中にドン! クリアでほんのり苦タマゴ味のする湯は、底面から湧出し、静かに掛け流れていく。
深いっ! しかも底面が平らではないのだ。120cmのところはセーフだけど、130cmになるとちょっとヤバいよ~。155cmの私にとってはなかなかリスキー。
ぐっちいさんやu-coタンたち、ちっちゃいものクラブ員にとっては激しくデンジャラスなので、浴槽の縁から手を離しちゃダメ。
あ、ここ、コンヨクね。脱衣場も一緒。そしてここでは体を石鹸などで洗ってはいけないことになってるのだ。しっかり掛け湯してはいろう。
というわけで、ハードル高めだが、素晴らしい雰囲気を持つ歴史のある「白猿」。
ちゃんと女性専用タイムもある。朝8~9時、14~15時、19~20時半。というわけで、泊まり客も立ち寄り客もセーフね。
 
Siraito_3でも、最初に入るなら、ここをお勧めするな~。
上が「白糸の湯」、下が「白銀の湯」といって、男女にわかれてる。旅館部の端にこの春リニューアルされたばかりのキレイな浴室だ。
白糸は25人くらい入れる大きさで、白銀は4~5人程度。白銀は貸し切りの家族風呂としても使われている。
Sirogane_3 
滔々と注がれる100%源泉は、ほんわか苦タマゴ味で、ほのかだけどステキな匂い。肌にまとわりつくような浴感が素晴らしい。
そして、出来たばかりだから脱衣場もヒバの香りがプンプンでキレイなんだよね~。貴重品ロッカーもあり、アメニティも完備。
 
ちなみに、藤三旅館は“旅館部”と“自炊部”に分かれており、泊まり客と立ち寄り客は4ヶ所の浴室に入れるのだが、自炊客の人はこの白糸白銀には入れないのだ(’A`) ただ、ここで使われている「桂の湯源泉」は「白猿の湯」と一緒。(でも、白糸のほうが白猿より鮮度が断然良さげに感じたのは、ヒ・ミ・ツ) 
 
さて、その自炊部というとFuji3jisuibuこういう感じでFuji3baiten_3藤三売店」という購買部もあるのだ。自炊といっても食事を頼むことができ、一泊2食でも4000円台とか、すんばらしい安さ。鄙びの極みである。でも私たちはまだそこまでの境地にはならないなぁ。
080728_171601とかいっても、私たちも一泊2食8000円以下なんだけど。
食事はこまごました山菜の小鉢がいろいろと、川魚と地物の豚肉など。まずまずの味と量で、ちょうどいい。でも、米はやっぱり新潟のほry
←館内にはこういう掲示がされている。
宿泊客、立ち寄り客、自炊客と、立場によってスリッパが色分けされているのだ~。
 
Katura これは男女別の「桂の湯」。旅館部と自炊部の真ん中にあり、内湯と露天風呂がついている。
浴室名が「」なのに桂の湯源泉ではなくて、「下の湯源泉」。ちとややこしい。
ここはタマゴ味はそれほどしないのだが、赤茶色の湯花がワッシャワシャに舞っていて、浴室の床も成分のためかスゴイことになっている。
15人ほどの大きさで、カランも使いやすい。
脱衣場もキレイで貴重品ロッカーあり。これって立ち寄りの場合は大事だよね。
 
Kajikaここは自炊部の端にある男女別の「河鹿の湯」。
エントランスがなんともレトロで、いかにも共同湯という感じ。
脱衣場も棚があるだけだ。
浴室にはそれでもちゃんとシャワー付きカランがある。
広い浴室に20人程度の浴槽が1つ。使われている源泉は「下の湯源泉」と「河鹿の湯源泉」をまぜてるとか…このあたり、もうよくわかんない。「桂の湯」には湯花がたっぷりだったのに、ここはクリアで透明なのだ。
 
080728_163401花巻南ICから県道12号をまっすぐ20分ほど。
それほど山道を行ったつもりはないのに、なぜかいつの間にか深い山の一軒宿。
この地域はそんなロケーションの宿が点在している。
古色蒼然とした建物の雰囲気も最高(外観等は宿のHPで)
なにより、立ち寄り入浴で全部の浴槽に入れるというのは好感が持てる。(けど、それぞれ清掃時間があり入れない時間帯もあるので、計画的にどうぞ)

 
 
温泉名:鉛温泉 (桂の湯、下の湯、河鹿の湯など)   入湯日:2008.7.28~29


 
 
 
 


 
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コメント

えーと、浮き輪?

投稿: ぐっちい | 2008年8月 7日 (木曜日) 11時50分

>ぐっちいタン

アヒルちゃんの浮き輪ね。
あと、引率者も必ず。

投稿: アイアン | 2008年8月 7日 (木曜日) 17時54分

おつかめさまです
語呂合わせの好きな日本人は多い。別府八湯温泉道にちなんで、2008年8月8日8時8分に名人位や段位の申請を行なった温泉愛好家がいた。それも8回目の名人位の申請。1392代名人位の称号を授与されたとのこと。午前8時8分といえばお役所はまだ始業前のはずだが、と変なところに気づく自分がなさけない。

投稿: トリニータ温泉 | 2008年8月10日 (日曜日) 15時38分

>トリニータ温泉さん
 
その方、お名前まで八田さんとかだったら面白かったのに。
確かに8時8分だと市役所の始業前ですね。
でも、こんなおいしいニュースのためなら、ちょっとくらいの早出はしちゃうかな。温泉道事務局の職員さん、ノリのいい方々でしたもん。

投稿: アイアン | 2008年8月10日 (日曜日) 17時24分

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