見知らぬ街で・鵜の木天然温泉 第三松の湯
未知の街角でお風呂屋さんを探す場合、まずは上を見る=煙突を探す、これが最も簡単なんだけど、やっぱり、事前に住所を番地までメモっとくのが最強。
ゼンリンやグーグルマップなど地図サイトで事細かく道筋を調べておくのも有効だけど、住宅街のように目立ったポイントがなくて曲がるきっかけが判らない場合や、きっかけとなる店がなくなっちゃったりしてるとアウト。
そんな時は、電信柱にご丁寧に表示された住所を見て、後は番地の並びを辿れば行き着ける。
鵜の木天然温泉 第三松の湯
●重曹泉 (湧出温度18℃)
●450円 (東京都銭湯料金)
●15時半~25時 不定休
●東京都大田区鵜の木2-11-11 ℡.03-3758-2845
東急多摩川線の鵜の木駅から徒歩3分ほど。
駅を降りたら左へ線路沿いに歩いて、上の写真の住所表示で右折。すぐ。
飲み屋まじりの住宅地の中にある、破風造りの屋根がいかにも歴史ある感じ。
見るからに、銭湯~!って外観でしょ。
このお風呂屋の前の灰皿にとっついてタバコを吸ってるおじちゃんが、ここのご主人だった。
私が「こんにちは」と声をかけて中に入っていくと、「はいはいはいっ」と受付の中に駆け込んでいった(笑)
ここでも、料金を払いながら、「雷ゴロゴロ鳴ってるね」、「豪雨が来ますかねぇ」なんて会話をひとしきり。
入り口に「鵜の木天然温泉」と書かれているが、ここの正式名は第三松の湯なんだそうだ。でも、鵜の木…のほうがポピュラーらしい。紛らわしいなぁw
かなり年季の入った銭湯で、天井も高く風格がある。
浴室にはさら湯浴槽が2種類と、黒湯の加熱浴槽、黒湯非加熱源泉浴槽がある。
体を洗ってから加熱の黒湯に入ったが、アチチチッ! 45℃はあるかも。痛いくらいだけど気持ちいい(Mかっ) でも、浴槽内に蛇口があって非加熱源泉が注ぎたせるので、熱いのがムリな人は周りの空気を読んでから注ぎ足しましょう。
この浴槽ってのが少々中途半端な深さで、しかも浴室の全体的な雰囲気、脱衣場も含めて、どことなく横浜の古くからの銭湯と様式が似ているような気がする。
私は銭湯マニアではないけれど、銭湯サイトとか見ればこの疑問は解決できるかな。
この日に入った蒲田温泉、久松温泉の黒湯ほどこってり濃くない。といっても透明度10cm以下くらいか。よくよく見ると湯花のようなものも舞っている。ツルトロ~な感触。
第三松の湯さんはサウナが無料。サウナ好きな人にとってはこういうのもポイントなのかな。私はサウナは苦手なので入らないけれど、サウナといえば水風呂。そして、温泉銭湯の水風呂といえば、非加熱源泉100%掛け流しがお約束(゚∀゚)
2人入ればギューギューくらいの小ささだけどしっかり掛け流しの冷たい源泉が心地よい! 熱いの入って冷たいの入って、ピリピリ痺れるような感覚と共に疲れが排出されていく感じがステキ! そして、お肌つるつる♪
はぁ~、なんとも贅沢な楽しみだわ。
聞くところによると男湯は坪庭が浴室から見れるとか。
女湯にはそういうのがなかったけど、脱衣場からポーチのような所に出て涼めるようになっていた。
そうそう、久松温泉ではジャズ、はすぬま温泉ではサザンのオルゴール曲が流れていたけど、さぁ第三松の湯さんは?
はい、もちろん演歌です。
今日び、演歌なんてめったに聴かないので、脱衣場で涼みながらひと時聴き入ってしまったよ。ちょっと感動した。
ロビーはちょっと引っこんだ場所にあって、近所のおじちゃん方が和んでたのでお邪魔しようかなと思ったけれど、等々力が私を呼んでいるので残念ながらさっさと退散。
でも、いいさ、また来るから(^_-)
温泉名:鵜の木天然温泉 入湯日:2008.8.28
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コメント
入りました。気持ちいい~
チョー気持ちいい~
投稿: | 2008年9月10日 (水曜日) 22時01分
>チョー気持ちよくなった名無しさん
そうでしょーー。
ここはお湯が気持ちいいだけでなく、お風呂屋さんの佇まい、経営者ご夫妻、常連客の雰囲気もすごく気持ちいいです。
鵜の木の宝ですね。
投稿: アイアン | 2008年9月10日 (水曜日) 23時31分