真打ち登場・多宝温泉 だいろの湯
さくらの湯の帰りにお参りに行ったけど、ほぉ~らね、お弥彦さまの霊験あらたか。見事レイソル戦で勝ち点3を授かりました。
こうなったら、毎試合、弥彦神社にお参りかっ!? そして、帰りにはここに入るといいじゃないかな( ´_ゝ`)
多宝温泉 だいろの湯
●1号泉…含硫黄‐ナトリウム・塩化物泉 (湧出温度55℃)
2号泉… 同上 (25.8℃)
3号泉…含硫黄‐ナトリウム・カルシウム‐塩化物泉 (45℃)
●6~9時…500円、10時~800円 (タオルセット付き)
平日は17時~500円(タオルセット付き)
●6~9時、10~22時 無休
●新潟市西蒲区石瀬3250 ℡.0256-82-1126
http://www.daironoyu.com/
市町村合併で今は新潟市なんだなぁ。エリアとしては岩室温泉。温泉街から少し外れた位置にある自家源泉3本100%掛け流しの立ち寄り湯だ。新潟県の立ち寄り温泉施設でもっとも人気があるといって過言ではないかも。
その人気というのは紛れもなく湯の実力によるものだ。やっぱ真打ち級。
十数年前に小さな施設からスタートし、泉質の良さで人気を呼び、施設や駐車場をどんどんと増設して今に至る。
今までなぜかスルーしてきたけど、弥彦詣のルート上なので、このさい勢いで。
念のため。公共交通機関で行く場合は、新潟交通観光バスの「巻~岩室~間瀬線」で、「岩室温泉」下車徒歩10分弱。巻駅か岩室駅から乗車するのだけど、本数は極端に少ない。でも、全くないよりはマシですな。
靴箱の鍵をフロントに預けて料金を払い、タオルセットとロッカーキーを受け取るシステムだ。ここ、混んでる時は入りと出の列がごちゃごちゃになるんで、イラッとするんだよね~。でも、入り口に入ったとたんに硫黄の匂いを感じたりすると嬉しくて気にならない。これが冬だと駐車場の融雪のため掛け捨てた温泉が使われてるから、その匂いに、車を降りた時から既に嬉しかったりする。
脱衣場にはロッカーが迷路のように並び、ちょっとせせこましい。
ロッカーの数に比べると、内湯の浴室は狭っ! 洗い場がいかにも建て増ししました~という感じで、カランの数はたっぷりとある。
内湯は10数人程度の大きさの浴槽が1つあるだけ。ここには2号泉が使われている。泉質は含硫黄泉なのだが、無色透明で成分は薄め。タマゴ臭がぷんぷんするってことはない。その分、とても優しく、アルファ波がたっぷりと出る感じ。
ここから1号泉を使った屋根付き大露天風呂に出る。この1号泉浴槽こそがだいろの湯の目玉。広さは50畳なんだそうだ。広い浴槽に、濃厚なタマゴ臭の濃い~源泉が惜しげ無く掛け流されている。素晴らしい入り心地。
露天といっても建物の四方の戸を開けはなっているだけ。冬はところどころ閉めてたりするので、寒い時期でも平気、お年寄りでも大丈夫(笑)
浴槽は腰を降ろすと肩までの深さと、お腹までの深さの二段階に分かれていて、浅いほうなんかいつまでだって入っていられそうなくらい気持ちいい。
しかし、塩化物泉でもあるから思った以上に体が暖まりすぎてしまうので、長湯には注意を。湯あたりしちゃうよ。
2号泉は25℃、1号泉は55℃なので、熱交換によりそれぞれの温度を適温に調整しているそうだ。(熱湯のカップを、水をはったボールに入れる感じ?)
ところで、だいろの湯によく来ている人は、「今日はなんだか匂いも薄いし、湯の色も薄いなぁ」とか、「こないだは薄く感じたけど今日は蔵王みたいな焦げ硫黄臭までしたよ」とか思ったことはないだろうか。
1号泉はその成分の濃さが祟って、ごくごくたまにポンプに不具合が出てしまうそうだ。コンディションが安定してないこともある。それこそ、「温泉は大地の贈り物」、「地球は生きている」ということですな。
あ、そうそう、1号泉は黒い湯花もたくさん舞ってて、それが浴槽底面などに付着するため、たまに手のひらとか足裏とかが黒くなっちゃったりするけど、それも自然のイタズラなので大目にみてくらはい。
3号泉は庭園の岩風呂造りの露天風呂(一部、屋根がかかっている)に使われている。含硫黄といってもあまり感じない、サラッとした薄めの塩化物泉だ。肌がしっとりとするよ。湧出温度が44℃なので浴槽では40℃あるかないかくらいでぬるい。ここは長湯できちゃうなぁ。打たせ湯もあり、お子ちゃまを遊ばせるなら是非ここで!
3箇所の浴槽には余分なものが一切なく、泉質勝負という施設。食事処や休憩所もたっぷりあり、なかなかの優良施設である。
が、1つ苦言を呈するとしたら、入浴マナーの悪い客に出くわすことが多い、ってことかな。
人が多ければそういう人のいる確率も高くなるのは当たり前ではあるが、子供が風呂で騒いで…うんぬんはこの際置いとくとしても、タオルを浴槽に無造作につけるおばあちゃんとか、長い髪をしっかりまとめず湯の中に垂らしてる若い子とか、浴室で水分をサッと拭きとらずビショビショのまま脱衣場に出てウロウロと狭いロッカーの間を歩く中年のおばちゃんとか、「ここはお前ん家かっ!」と言いたくなるような場面がいっぱい。
せっかくいい湯に入って満足しても、こういうとこでイラッとくるのはなぁ…。だいろさん自体の責任ではないだけに、辛いものがある。
人気施設で平日行ってもけっこう人が多いので、自衛策としては“昼飯タイムに入浴する”とか、“平日夕方以降の料金が安くなる手前の時間帯を狙う”などすると、空いていて、イラつく事はあまりないかな。
…と、いろいろあっても、帰りの車の中で肌からホワホワたちのぼる硫黄臭を嗅ぐと、なにもかもどうでも良くなるのであ~る。やっぱ、いいわぁだいろの湯(≧∀≦) 県外の人にもガッチリお勧めできる。なぁに、混んでるといっても、関東エリアあたりの“混んでる”とはレベルが違うからw
帰り道はいつも「レガロ」でジェラートを食べるという楽しみがあるのだが、その向かいには「ヴェルデ」という小洒落たレストランもある。
ここのランチはなかなか気が利いてて美味しかったなぁ。ログハウスふうだけど、小上がり席もあるよ。
温泉名:多宝温泉
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