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2008年12月22日 (月曜日)

源泉掛け「捨て」です!・長岡・寺宝温泉こだわりの湯

新潟市近郊の立ち寄り温泉の雄といったらだいろの湯だろうけど、長岡にも中越の至宝といっていい素晴らしい温泉があるのをご存知?
大分の長湯温泉や山梨の増富温泉には行ったことがないけど、体じゅうが泡々に覆われる快感は、ここでしっかり味わえる。長岡市近辺は炭酸水素イオンを含んだ温い温泉がちょこちょこあるけれど、こんなに泡付きがあるのは新潟県内ではかなり珍しいんじゃないかなぁ。


 
 
寺宝温泉こだわりの湯

 
●単純温泉
●600円 (17時以降は500円)
●10~21時 (11~4月は20時まで)
●新潟県長岡市寺宝82  ℡.0258-28-4126
   http://eigyou.0258.jp/~jihou/
 

 
 
Jihou 関越道長岡ICからすぐ近く。
長岡駅前バス乗り場2番から「河根川経由与板行き」で「寺宝」下車目の前だ。所要20分くらい。
新潟~長岡の高速バス「長岡北」で降りて徒歩20数分歩いても行ける。田んぼの中の小さな集落なので行き着くまでが少し寂しいけれど、目印になるやぐらが見えるので、まぁ何とか。
掘削会社がなななんと自社の敷地から掘り当てた温泉である。
 
温泉マニアにとっては全国的にも高名な温泉施設だけど、パッと見はかなりいなたい雰囲気の漂う、共同湯テイストの外観である。設備面でだいろとはだいぶ違う(汗) しかし、来るたびにあちらこちらとリニュや増設などがあって、出来たばかりの頃と比べるとかなりパッとしてきた感じである(笑) いや、寺宝にピカピカのアメニティを求めるのは野暮ってもんでしょう。

 
Jihou2で、いつの間に敷地内に湯治館なる宿泊施設まで出来てるしー(゚д゚) 
館内の浴室の他、掛け流し温泉浴槽付きの部屋もあるそうで、体がかなり不自由な人でも介護があれば湯治できるんだなー。
 
さて、日帰り施設のほう。
中に入ると受付があって、そこで料金を払う。以前は700円だったけど、今は値下がりして600円になってるのだ。
有料(100円)のコインロッカーが10個くらいある他は脱衣カゴ、という簡素そのものの脱衣場。
浴室にはシャワー付きカランがあり、ボディソープ備え付け。シャンプーはない。
出来た当初はカランもショボく、ボディソープではなく石鹸があるだけ、というシャビーさだったので、今はかなり使いやすくキレイになっていると言っていいだろう。
カランやシャワーから出るのは源泉そのまんまである。贅沢~(*^_^*)

 
Jihou7この寺宝温泉に入ると一番に気がつくのは、「貼り紙が多い」ということだ。
源泉に関する情報開示、PR、他と比べてこんなに素晴らしい…というこだわりや蘊蓄が多々貼り出されていて、館主の温泉への自信のほどが伺える。
自己アピールの強さには個々の好き嫌いもあるだろうけど、成分分析表や使用表示がしっかりされてるところが温泉マニアの心をくすぐるのである。
 
内湯は15~6人程度の浴槽が1つで、42℃前後に加温された1号源泉が使われている。ウーロン茶色のあっさりすべすべした湯がザーザーと掛け流されていて、まずはここでしっかりと体を暖めよう。
 
寺宝温泉の白眉は、露天エリアの「ヒノキ露天風呂」。屋根のかかったヒノキ風呂浴槽は定員おおむね3人だが、そこに加温されていない地中から湧きたての3号泉が注がれているのである。湧出温度は36~7℃ 体温とさほど変わりない湯…というか温い水?のような湯に浸かると、ほんの数秒で体じゅうが微細な泡に覆われる。これが気持ちいいというか何というか、天然の炭酸泉が体を中から活性化してくれるのだ。
奥会津の清兵衛温泉の“泡の上にまた泡! そのまた上にも泡!”というほどではないけれど、たくさんの気泡からパワーが充填されるような心地良さはたまらん~。
炭酸泉以外の成分は極端に少ないから、体に負担もかからないし、これはホントに湯治にいい湯だ。痛いところのあるサッカー選手さんにぜひお勧めしたいw
しかしここ、暑い時期はすごく気持ちいいから、順番待ちも熾烈である。
入る目安として40分程度で、と貼り紙されているけれど、ちゃんと守ってね(泪目)
逆にいえば、冬はお年寄りが敬遠するから、かなり楽勝で浸かっていられる。炭酸泉の働きで、湯温以上に体の奥から暖まってはくるものの、やはり真冬は外からの寒さとのせめぎ合い。
そんな大人気のヒノキ露天が空くまでは、露天エリアのもう1つ、岩風呂に浸かって待つのである。ここは1号泉・3号泉を混合して少しだけ加温した38~40℃くらいの微温湯浴槽。15人くらいは入れたはず。ここでも充分に泡付きはある。

 
Jihou43種類の浴槽で充分にお湯を楽しんだ後は、ロビーにある飲泉所に。ここは浴室に使われている1号泉・3号泉とは違って(ということは、すなわち2号泉なのかな)、ほのかに鉄味のある源泉で、胃腸に効くそうだ。
 
館内全ては源泉掛け流しなのだが、寺宝温泉では“掛け流し”ではなく、“掛け捨て”と表されている。大いなる自信のなせる技ですな。
実際、大地震を経ても豊富な湯量を保ち、しかも泉源が浴室のすぐ隣にあるのだから、新鮮そのものの源泉が使えてるわけだ。いくらでも自慢しちゃってください、という感じ。
 
しかし、この寺宝温泉、新潟市内のスポーツジム2ヶ所にローリーしているのだけど、運搬され消毒循環されたお湯はもはや寺宝温泉では有り得ない。これだけはちょっと残念だ。やはり寺宝はじかに源泉に入ってこそ。

 
Jihou3  
ロビーから裏の泉源を見る。
ここからポーチに出て涼むのも気持ちいい。手前には小さな集落のお社があり、田んぼが広がり、なだらかな山の風景があって、侘びしさに胸がキュンとくる日本の原風景みたいな眺めなのだ。
 
ロビーから左手は大広間と食堂。ここで好きずきに座布団を敷いて、ご飯を食べたりビールを飲んだり、寝転がったり。床暖房になってるよ。
ぬるい炭酸泉での長湯は、のぼせないから感じないけど、意外にズッシリきてるので、休憩時間は充分に取るのが、吉。2~30分は眠ってみよう。2階には有料休憩室もあり。
気軽な立ち寄り湯、ではなく、プチ湯治という気持ちで訪れたい。


 
 
 
温泉名:寺宝温泉
Jihou5 ←オリジナルタオル、200円で販売
 
 
 
 
        

                        この他の「新潟県の温泉」を見る
 

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コメント

こないだの家の風呂で、かみさんが風呂から上がってきて、ニコニコしながら、「馳走であったぞヒノキ風呂!」と、バスタオル姿でにんまりしていたのを思い出しました。

私の趣味で板に、かんなをかけたかったんだけど、外は寒いし、「えーい、風呂場でかけちゃえ!」って風呂場で木工作業をしたんです。

掃除機でかんなくずを吸い取ったつもりなんだけど、風呂の湯面に浮かんでたみたい。

もちろん、ヒノキの板じゃないんだけど、雰囲気的にそう感じたみたいです。

投稿: テノーリオ | 2008年12月24日 (水曜日) 00時27分

>テノーリオさんおがくず入浴剤ですか、ナイス~(^.^)実際の温泉の湯花には、まんまウッドチップみたいなものもありますよね。

投稿: アイアン | 2008年12月24日 (水曜日) 12時14分

こんにちは.
あぉ!長岡市民の私.一番のfavoriteな温泉です♪

でも,長岡北バス停から徒歩でアクセスってのは今まで思いもつかなかった.完璧に車で行く場所だって思いこんでました.
昔は私も,極力,公共交通機関を利用して,車はなるべく使わない派だったんですけどねぇ.
車中心の生活に縛られちゃってるなぁ なんて反省しつつ,清五郎周辺の試合後の渋滞のことを考えたりしましたw

あんま温泉に関係ない書き込みスミマセンw

投稿: tubo | 2008年12月24日 (水曜日) 23時04分

>tuboさん
 
長岡の美術館に行った時、「ここから寺宝って歩けないかなぁ」と思ったのが元なんですが、長岡北停留所から歩くことを考えついた時、「私って天才」と思っちゃいました(^_^;)
寺宝と長岡温泉、好きですよ~。羨ましい。
 
でも、年々、あのキショい比較広告のような貼り紙の毒が薄まっているような気がして、ちょっと残念です。

投稿: アイアン | 2008年12月24日 (水曜日) 23時24分

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