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2008年12月24日 (水曜日)

聖夜の血まみれイタリアン

みかづきの話でも、マフィアの話でもないよ。
 
まだ独身の頃、つまり20年ちょっとくらい前の話。
男2人女2人の仲良し4人組で、どっぺり坂のオシャレな店「リストランテ・アルバ」でクリスマスディナーをしようってことになった。
4人とも聖夜にフリーだったのさ要するに(>_<)
 
19時開始ってことでテーブル取ったけど、1人だけ来ない。
 
まだ携帯なんてない時代だ。
 
「うえぇぇ、腹減った~(’A`)」な状況で、ドライシェリーを啜って待ってたら、店に連絡が入り、“乗ってる列車が雪で停まって、1時間は遅れるはず”とのこと。
 

 
せっかくのクリスマスディナーなんだから、待つよ、って事になり、店の人には繋ぎで何か作ってもらうことにした。
ひと塩したスカンピをパリッと焼いたものをただちに作って出してくれた。
それ食べながら、またまたシェリーをお代わり。
んでもって、また、お代わり。
 
20時半頃、ようやく彼女はやって来て、ディナー開始。
その後は、美味いイタリア料理と美味いイタリアワインのめくるめく時間が過ぎた…
 
…のだけど、ふっとナプキンで口を押さえて、見ると、
 
 
「…血……血だぁーーーー! 血ぃ吐いちゃったああぁぁぁ!」
 
 
いや待て、吐いてないし。
でも、唇をサッと拭ったら、確かに血がついてきたのだ。なんでぇ~?
私が驚いてると、他の2人も「俺も! 俺もだっ!」と騒いでる。
 
 
待ちぼうけの間、シェリーを何杯か飲んでしまったため、私たち3人はディナーの前からへべれけ状態。その勢いで、出されたスカンピをアタマからシッポまでムシャムシャと、一片も余さずむさぼり喰っていたのだ。キチンキトサン摂りまくり!
つまり、あまりにも思いきりよくバリバリと食べたので、海老ちゃんの固いトゲやら甲殻部分やらが口内や唇にささっていたのだが、酔っぱらって全然気付かなかったのだ。痛みなんて全く感じなかったし。
 
 
今、考えてみると、あの美味しすぎる料理には、血のフレイバーが混じってたのかなぁ。
 
 
なんでこんな事思い出してブログネタにしたかっていうと、今日は大量にいただいた甘海老をチキンの代わりにクリスマスのご馳走にしたんだけど、案の定、トゲやカラで唇が痛痛たぁ~(>_<)


甘海老の刺身と、甘海老のスープと、甘海老のひと塩焼き。
腹いっぱい食べて、今は胸がむかむか。
 
でも、反省なんか、しない。
 
 
 
あ、リストランテ・アルバは一時クローズしてたけど、数年前にリニュオープンしたんだってね。久しぶりに、行ってみっか。

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