湯元に往け7・大沢山温泉・幽谷荘&魚沼で食べました
今年の温泉エントリ第1弾は、実は08年のラスト、109湯目レポ。
(09年入り初めは相変わらず天神の湯でした。だって空いてるんだもん)
久々の「湯元」シリーズ。
温泉宿を選ぶ時、とにかくお湯がいいことを第一条件にするならば。
さしあたり、旅館名に「ゆもと」とついてたり、「○○温泉湯元」という冠がついてたりする宿なら、かなりの確率で満足を得られるぞ、というシリーズ、第7弾っ!
大沢山温泉 幽谷荘
●ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉 (湧出温度27℃)
●500円
●10~21時 (清掃等のため入浴できない場合もある。電話確認が無難)
●新潟県南魚沼市大沢1233(旧・塩沢町) ℡.025-783-2579
上越国際スキー場の近く。
大沢山温泉には4軒の旅館があってTV雑誌などで有名なお宿もあるけど、ここ幽谷荘が湯元。
寛永7年創業ですってイツダヨソレ…。
今の建物自体はそんなに古いものではないけれど、懐かしい親戚の家のような佇まいである。駐車場は、あるようなないような…(笑) とにかく、幽谷というだけあって山の中である。
午前10時過ぎに事前に電話確認してみたところ、まだお湯を溜めているところなので後1時間くらいしてから来て欲しいとのことだった。ちょうど11時頃到着すると、気さくな雰囲気の女将さんが、「まだ女湯しか入れないのでご夫婦一緒に入ってくださいな」だって。合点承知。
浴室は特に鄙びているということもなく、キレイで簡素。
シャワー付きカランが2つで、カランから出るお湯は温泉かな?って感じ。
浴槽は1つで、4人程度の大きさ。
大きな窓から見えるのは山肌というか崖。でも、降ったばかりの雪に覆われているので風情ある雪見風呂である。
女湯の浴槽もまだ完全にお湯が溜まりきってなくて、2人で浸かるとようやく湯面が縁まで達するくらい。低温の源泉を適温に加温した掛け流しだけど、まだ掛け流されてないね~。
無色透明で、灰色っぽい湯花が舞うお湯は、薬っぽい匂いが仄かにして、何より素晴らしいのはトゥルスベ! なんとも気持ちのいい美肌の湯だ。
炭酸水素塩泉のお湯が必ずトゥルスベ湯ってわけじゃないけど、ナトリウムとのバランス絶妙なコラボで、トロ~リとした肌触りになるらしい。湯上がり肌もつるつる。そして、よく暖まる。
あんまり気持ちのいいお湯だったので、お湯が完全に浴槽からタイル床まで掛け流れるようになるまで浸かり続けてた。あがった時には、2人ともふぅふぅだ。
でも、長湯しても湯疲れしないタイプのお湯だった。
幽谷荘の近くには高七城という重厚感あふれる旅館があって、ここの浴室の趣きも素晴らしいのだけど、泉質とコスパ的には幽谷荘圧勝かな。
さて、ここから『魚沼で食べました』篇。
左のは、魚沼ツアーの拠点、大湯温泉の和泉屋旅館さんの1晩目の夕食。山の中的な鄙び系メニューとかはあまりなくて普通の旅館メシだが、1品1品いいお味。特に、〆のご飯に至っては、普段ぜったいに自分からお代わりしないうちの人が目にも止まらぬ早さでご飯茶碗突きだして来た! さすがだ魚沼コシヒカリ! 口の中に入れた途端に、ファサッとほぐれて口の中全体が米粒との遭遇を喜こんでる感覚。2人でお櫃をカラにしたのは初めてだよっ。
真ん中のは、魚沼市のイタリア料理店「ポポラーレ」。何度か来たことはあるんだけど、いつもパスタを食べてたので、今回初めて石窯焼きのピザを。それもシンプルなマルガリータ。撮影する余裕もなくガッツキました。トマトソースとチーズだけのうま味で最後までまったく飽きることなく完食。パスタも、地元素材がうまく使われていて美味しいんだけど、ピザ最高! ここで満腹してから和泉屋さんに帰って2日めの晩ご飯と相成ったわけだけど、お魚系の初日とは違う肉系メニューで、もうお腹パンパン。参りました~。
右は、南魚沼市、八海山麓のトミオカホワイト美術館の喫茶室にて。
富岡惣一郎の作品を展示する美術館に着いたのは寒波がやってきた平日の午前中。当然ギャラリーは私たちだけ。展示室内の暖房もほとんど効いてない状態。
でも、何度見てもここはいいなぁ。今回は川を描いた作品の特集だったが、富岡さんの描くマンハッタン、ハドソンリバーが嬉しい驚きだった。
堪能して展示室を出ると、スタッフの方が、「雪の中わざわざ来てくださったから喫茶室で暖まっていってください」とコーヒーをご馳走してくれたのだ。
他にも、帰りがけに川口町の「モンレーブ」でケーキ&コーヒー。美味しかったので、焼き菓子をたんまり買って帰った。
1つ残念だったのが、六日町の「シュクレ」がクリスマス疲れのせいかwやってなかったことと、「カフェ CHOM CHOM」に開店前に行ってしまって結局入れなかったこと。
でも、また休みの日に高速飛ばして、パスタorピザor蕎麦&温泉&カフェの魚沼ツアーに来ればいいよね、ってことで。
あぁぁぁ…美味しいものだらけの魚沼。牛のように胃袋が4つくらい欲しい中年夫婦なのであった。
温泉名:大沢山温泉
湯元に往け1・大湯温泉和泉屋
2・三川温泉湯元館
和泉屋宿泊篇
3・岩室温泉シンユ館
4・折立温泉・大鼻温泉
5・観音寺温泉長生館
6・長岡温泉湯元館
番外編・三川温泉ニューゆもと
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コメント
この度もありがとうございました!
ブログ見ても分かりますが、
アイアンさんは旅慣れているなぁと感心します。
自分がどこか旅に出ても、こんなにその地を満喫することは出来ないな、と思いますもん(^_^;)
投稿: ひげ | 2009年1月 9日 (金曜日) 03時30分
>ひげさん
つまるところ、貪欲なんでしょうかねぇ。
予定が変わったり、行き当たりばったりな行動をしても、何かしらリカバーできるように綿密に下調べしちゃうんです。
旅の楽しみは、「魅力が判りやすくショーケースに飾られてない」ところから観光ポイントをほじくり出すことにある、と思ってます。
…てか、書き込み3時半って何ですかっ!w
投稿: アイアン | 2009年1月 9日 (金曜日) 10時14分