「シークレットサンシャイン」@にいがた国際映画祭
シークレットサンシャインって何なんだ。「密陽」という地方都市が舞台なので、密やかなsecret陽射しsunshineってわけだ。だから、それって何?
というのは、映画を見始めて少しすると、「あぁ、これか」と判っていく。
イ・チャンドン監督の映画は「グリーンフィッシュ」と「ペパーミントキャンディ」を観たけれど、きわめて作家性が高くて、そして、とても観るのがしんどい。
この映画も途中から、「あちゃーー、こりゃまた大変な映画を観ちまったなぁ」という気分になるのだけど、それでも淡々と見続けられるのは、“密やかな陽射し”が絶え間なくそそいでいるからだ。
わたし的には、ブティックの女店主さんの存在も捨てがたい。
唐突に見えるラストカットで、鉛のように重かった胸がスーッと楽になる。これこそ映画、という想いで席を立った。
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