区バス大冒険! しも町循環バス篇
今回のBGMは濱田金吾の「裏窓」で(リンクは文末へ)。
おシャレっぽくJAZZYな曲が多い濱金ソングとしては異色の曲で、“歌謡曲!?”って曲調だけど、じっくり聴きこむとホントに『大人』な唄。(作詞:伊藤アキラ)
新潟のしもは、どちらかいえば大人の都合って感じな街なので、ぴったりだ。
本町や古町から、海側のしもエリアを回るしも町循環バス「にこにこ号」。青太字はバス停名です。
西大畑のバス停は新潟交通浜浦町先回り線と併走。なのでバス停も併用。西消防署の斜向かい、どっぺり坂のふもとにある。
西大畑坂上も併用バス停。
附属小学校前を通りすぎる頃、海が見えてくる。学校を回り込む形で右折。会津八一記念館のある通りに入る。
ここら辺は二葉町といって、通りの右側は住宅地、左側は松林というロケーション。知り合いの家があるので、ここらには子供の頃、よく遊びに来ていた。その頃はなかなかの高級住宅街だったが、今でもそうなんだろうなぁ。
よそ様のお宅なのでセピアトーンで→
知り合いの家もこんな感じで、“玄関入ったところに屏風が置いてあって、お家にトイレが2ヶ所もあって、軒下に手水鉢がある(゚∀゚)”と子供心に憧れがあったもんだ。
でも、ドーナツ化現象でここもお年寄りが多いんだろうなぁ。二葉町一丁目では年配の方々が何人も下車された。古町のほうからするとかなり高台になるので、このバスがあると相当上り下りは助かるだろう。
というくらいだから、昔ここから見る街の夜景はそりゃキレイなものだった。昔のほうがネオンとかたくさんギラギラしてたもんね。今はビルばかりだからネオンとかが見えないのだ。でも、二葉町三丁目のあたりから見るネクスト21はなかなかキレイ。
この空き地は何って? 我が湊小学校のグラウンドです。湊小は西堀のどん詰まりにあってあまりに手狭なため、坂を少しあがった場所にグラウンドがあるのだ。私がいた頃はドーナツ化現象の前だから一学年4クラスはあったけど、今って何クラスなんだろ~。
二葉町(フタバチョウ)を出て、ここからは四ツ屋町(ヨツヤチョウ)。場所的にいうと、古町や東堀・西堀、本町などの通りのどん詰まり地点から海側に坂をあがったエリア。
東堀の長屋から移り住んだ頃は、クルマもよう通らん、どうしようもないほどの家混みの、超下町って感じだったけど、そのうち一軒、また一軒と郊外に家を建て出て行き、残った家が隣の土地を買い取り…という感じで、今ではけっこう大きくて豪華な家も建ってるなぁ。袋小路突き当たりの我が家(←某アルビサポ在住)近辺はまだ当時の面影を残しているが。
ワークセンター日和山というのは授産施設らしい。昔は青年なんとかいう建物だったが。ここらへんはお寺の墓地や、共同墓地が広がっていて、なんつったって小学校の通り道だったので、ここらの子供はみんなお墓で遊んでた。罰当たりにもw
共同墓地なので新潟で客死した異国の人の十字架の墓地エリアもあったけど、そこは何故か怖くて入らなかった。
墓地を過ぎると四ツ屋町一丁目である。さきの湊小グラウンド写真ポイントの反対側にある。このバス停の場所からグッとキツイ斜度の坂を上がると、もうそこは海。だから、みんな家で水着になってそのまま行き来してた。今でもそれは楽々可能だと思われる。
てか、四ツ屋町二丁目とか、“バスが通っている”ってことが、自分で乗っていても信じられないくらいの下町の路地なので、ミョ~に興奮する。
バスは栄小学校(=湊小の宿敵w)の手前で折れ、寄附町(キフチョウ)を通って(若い頃、このあたりですんごく飲んだくれてたわ~(^_^;))、横七番通りに出る。ここからは新潟交通附船町線と併走。横七番町二丁目、寿小路、附船町一丁目と、バス停も併用である。
北部コミセンを過ぎてからバスは大きく方向転換して、入舟町線へ、と思いきや、舟江病院前へ。そして稲荷町を過ぎて済生会病院前へ。これは新潟交通のホスピタルラインであるがんセンター~臨港病院線との併走である。病院のある路線は強いよね。交通線はここから川側に行くけど、にこにこ号は独自路線で、曙町のあたりを素通りし、本町十一番町へ。
フレッシュ本町という看板のかかったここら辺は、いわゆる、しも本町市場。ここでみんな、子供のうちから値切り買いを覚えるんだよな~。下町ならではの名店もいろいろあり、今行ってもかなり楽しいかも。
本町十番町のバス停はもう広小路。船の形の新潟島で、ここ広小路から先っぽが、しもという地帯である。ザックリ言うと、柳都大橋→新潟市美術館を結ぶ線から右側ってことね。
ちなみに、新潟島では、古町通りなど「通り」というのは海や信濃川に平行に走る道路で、そこに直角に交わる道が「小路」。4車線とかあっても小路。
新堀通(あ、新堀通ってなんで小路って言わないんだろ!)で川側に曲がって、上大川前通りに出て、クロスパル前というバス停になるわけだけど、前って…どうなの? 確かに近いけど…絶対に前じゃないし(笑)
で、ここから柾谷小路に出て、本町、古町と行くわけで、だいたい一周の所要は30分弱である。
古町でちょっと時間をつぶしたい時、これに乗るとけっこう楽しい。
いかにも観光ポイントっぽい下町風情はあまりないけど、かつての港町にいがたのセンチメンタルジャーニーとして。惣菜屋と鉄くずの匂いが漂う路地を思い出しながら。 ちなみに、江南区バス篇
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コメント
坂の上をバスが走ってる光景はなんだかヘンな感覚です・・・。
おまけにワタシはまだ最寄のバス停から人が乗り降りするのを見た事がないのですが、ちゃんと利用している方がいるんで、ほっとしたというかw
投稿: ATママ | 2009年2月 2日 (月曜日) 23時29分
>ATママさん
そうなの、ホント変な感覚なんですよ~、乗ってても。
二葉町はまだしも、バスが共同墓地の中を走り、四ツ屋町に突入するあたりで笑いをこらえるのに必死!
でも、あの路地から、スニーカーSとはいえ銀バスが「コンヌツハー」と姿を現すのを路上で見たら、もっと笑い転げるかも。
しもバス、サイコーです!
投稿: アイアン | 2009年2月 3日 (火曜日) 00時27分
間奏のギターが、なかなか泣かせる旋律でいいじゃないですか。
あと、窓辺のにゃんこ、どこかで見たことがあるなと・・・
その写真があったら、披露します。
それと、You Tubeで、「ムーンライダーズニットキャップマン」私が好きな曲なんです。気が向いたら聞いてみてください。
投稿: テノーリオ | 2009年2月 3日 (火曜日) 00時50分
>テノーリオさん
さすがムーンライダースほどの伝説的バンドとなると、ようつべも充実してますね。リアルでテトラポットの隙間に滑落したことのある私には痛すぎですっ(笑)
さても、レコード時代の、濱金など一部受けしたアーティストの作品が、ここ数年、発掘されCD化されてるのは嬉しいことです。
投稿: アイアン | 2009年2月 3日 (火曜日) 09時49分