街角の宝物・天満温泉・別府67
別府にも経済不況の大きな波は来ていて、高級旅館が休業したりしているけれど、人々の暮らしの中に存在する共同湯は大事に大事に守られているようだ。
大地が悪戯して源泉を止めたりしない限り、ひっそりと、しっかりと湧き続けて、地域の人たちの汗を流し続けてくれるのだろう。
天満温泉
●ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉
●100円
●6~11時 14~22時半 毎月25日休
●別府市天満町 ℡.0977-23-2109
ここは幸温泉から歩いてほんの3分くらいか。幸通り(石垣中央通り)の「辰美園」という花屋さんの角で路地に入るとすぐ、源泉井が建っているのが見える。
この幸通り沿いにはここから歩いて4~5分で薬師温泉もある。3軒とも、のんびりした住宅地の中の、ジモティ御用達温泉として賑わっている。
別府駅から歩いて15分くらいだが、バスを使うなら、亀の井バス・大分バス共に「石垣経由」の路線なら鉄輪行き、亀川行き、APU行きのどれでも、「幸通り」バス停で下車すぐ。
幸温泉でも風呂桶を借りたので、天満温泉でも受付のおじちゃん(すごくニコニコ顔!)に言って、貸してもらった。雰囲気のある入り口から中に入ると、脱衣場・浴室一体型。
外から見た感じより、中はこざっぱりした感じ。リニューアルでもしてペンキを塗り直したのかな。脱衣場の端に、作り付けのベビーベッドがあって微笑ましい。赤ちゃんを連れて入浴に来るお母さんたちの意見で作られたのかな。
浴槽は小判型をもう少し細長くした感じで、10人弱というところか。その周りにそれぞれ座り込んで、桶で湯をすくっては体を洗う。
天満温泉は一応別府温泉エリアの括りに入っているけど、湯に浸かってみると、心もち、包み込まれるような肌触りが鉄輪に近いような気がする。これは近くの薬師温泉でもちょっぴり感じた。とろみ、とまではいかないけど、ややツルトロ系。
すぐ近くの幸温泉とは感触がかなり違うのだから、別府市の地下では一体どんなことになってるやら(^_^;)
かなり熱めのお湯だったけど気持ちよくて少し長く入りすぎてしまった。
入り口のベンチに座って、扇子をバタバタあおいでいると、小学校中学年くらいの男の子たち数人が風呂道具を持ってやってきた。
もしかして別府では、「○○くん、遊びましょ♪」ではなく、「○○くん、風呂行きましょ♪」と誘い合うのかな!?
この子たちがまた、とってもハキハキといい挨拶をしてくれるのだ。
湯上がりに、爽やかな気持ちが倍増。いいお風呂でした。
温泉名:別府温泉 入湯日:2009.3.22
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