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2009年4月15日 (水曜日)

京の地下水掛け流し有ります@銭湯 芋松温泉(非温泉)

京都市内は温泉が少ないけど、地下水が豊富で水質がいいのでお風呂屋さんが多い、と数年前に京都に住む友だちから聞かされて以来、興味津々。
今回のアウェイ。「4月にナイトマッチとは何事よっ」とも思ったけど、午後からしか開かないお風呂屋さんにも入ることができて良かった~。Jリーグの日程くん、GJ♪


 
 
芋松温泉

 
●410円 京都府銭湯料金に準ず
●15~23時 金休
●京都市中京区壬生森町40  ℡.075-811-4623
 

 
Imomatu3最寄り駅でいうと、阪急京都線の西院だろうか。四条通りを大宮方向に6、7分ほど歩き、京都中央信金壬生支店の角を左折。そこから3、4分ほど先に芋松温泉は建っている。
最寄りのバス停は四条中新道
(バス時刻は洛ナビでどうぞ。携帯はこちらから)
大通りからちょいと入っただけなのに、細い路地がビッシリのなんともカジュアルな感じの住宅地だ。小さな子供をかたどった“飛び出し注意”の注意看板が一軒に1つ置かれてるよ~。

Imomatu通りが突き当たりになる手前に、周りの住宅と比べて明らかに古色蒼然とした芋松温泉出現。
船岡温泉に行った時も、その風格や精緻で芸術的な彫刻やタイルにため息をついたものだが、芋松温泉はあそこほど非日常的ではなく、ごくフツーの京のお湯屋さんの美しさが凝らされてるって感じ。
唐破風造りの軒先、美しい暖簾、多分居住部分であろう2階の窓にかけられた簾、どれも何気なくシンプルで、ステキな佇まいだ。
ガラリと戸を開けると、すぐに番台。目の前はもう、すぐに脱衣場。
オープンの15時ちょい前に行ったのだが、既に先客が2人、入浴されていた。
脱衣場にはお約束の行李ふう脱衣カゴと鍵付きロッカー、お釜式ドライヤー椅子、そして、なーーぜかぶら下がり健康器が(笑)

 
Imomatu2シンプルなお風呂屋さん、といっても、浴槽は多彩で、深浴槽(熱め)・浅浴槽(ぬるめ)・ジェット風呂の他、薬湯電気風呂水風呂がビシッと揃っている。
これは京都の銭湯としては標準装備レベルなんだそうだ。恐るべし銭湯文化
浴槽には“自家源泉”とでもいえる良質な地下水を湧かしたお湯がドバドバと注がれ、タイル床に流れ出る。浴槽もタイル張りで、縁が優しく丸みを帯びていて、入りやすい。
熱めの深浴槽で暖まってから、浴室の端にある水風呂へ。ここも足元をよくよく見ると、タイルがなだらかな曲線をもって貼られていて、「何かもしかして、これってかなり熟練の技がいるんじゃねーのっ!?よく知らんけど~」、みたいな、「お見それしました」みたいな、とにかくついつい隅々まで観察せずにはいられない細かい技やこだわりの感じられる浴室だった。
もしかして、こんなのも京都の銭湯では当たり前~なのかな? う~む、ますます深みにハマってしまいそうだ(^_^;)
 
芋松温泉さんの地下数十mから汲み上げられる地下水がバサバサ注がれる水風呂はとても気持ちよくて、ごくごくごくごくほんのりと金気を感じた。冷温交互浴も、冷たいほうに長く入っちゃったなぁ。
 
続々とお客さんは来るけど、私以外はかなりのご年配ばかり。その方たちの京都ことばを聞いてるだけで楽しく観光してるって気になるもんだ。

脱衣場で涼んでいると、杖をついてようよう歩いているくらいのお年寄りが1人で来られたが、女将さんが、服を脱ぐところからそれとなく世話をして浴室に連れていってた。
きっと浴室の中ではご常連たちが面倒を見るのだろうなぁ。

 
この後はまっすぐ西京極に向かうのでアロハシャツの下に亀田製菓ユニを着込んで、女将さんに「ありがとう」を言って外に出る。すると、路地の奥からお風呂道具を持った若いお母さんとちっちゃな子供がやってきた。こんにちは、と挨拶を交わす。こんなところも、銭湯や共同湯の醸し出す連帯感だろうか。
2人が入って、浴室内の平均年齢が、少しは下がるかな。


 
 
入湯日:2009.4.11




 
 
  
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