ワイナリーに温泉有ります・カーブドッチ ヴィネスパ
カーブドッチといえば新潟が誇る人気ワイナリー。
でも、クルマでしか行けないロケーションのため、ワインを買って帰るばかりで、あの素晴らしい環境の中でワインを存分に楽しむことがなかなか出来なかった。
んなわけで、カーブドッチさん、勝負をうったわけです。
カーブドッチ ヴィネスパ
●1号泉…ナトリウム‐硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉(湧出温度51.8℃)
2号泉…単純泉(湧出温度48.9℃)
●1000円 (朝6~9時は500円) タオルセット200円 館内着200円
土日祝以外の平日17~22時は600円
●10~22時 (朝風呂6~9時)
●新潟市西蒲区角田浜1661 ℡.0256-77-2226
http://www.docci.com/
開館後、様々な改良が行われているので,判り次第、青文字で書き足しておきます。
落希一郎さんが角田山裾と日本海の松林の間に小さなワイン畑を作り、自前のワイナリーを完成させてから、もう17、8年は経つのだろうか。
ワインを売る小さなショップ&カフェと美しい庭とたくさんの人慣れしたネコとブドウ畑から角田山を望む素晴らしい風景が好きでブドウの苗木のオーナー会員になり、しょっちゅう通ううちに、レストランが出来、自家製ハムやソーセージの店が出来、パンやジェラートのカフェが出来、半日ゆったり過ごせるようなステキなリゾート地になっていた。
とはいっても、その場所たるや、いまだ松林の中の細い未舗装の道をガタガタと行く素っ気なさである。そこが落さんのワイナリー主としての矜持なのかな。
新潟市街からR402号線を行き、松林の中の道を行くと、カーブドッチの小さな看板が出ている。そこを左折。
前述のとおり、道路といえないくらいの林間の小道なので初めて行く人は驚くかも。
でも、着いてみると、ワイナリーを中心としたシャレたリゾートに仕上がっているので、新潟観光にはとってもオススメ。
ここに来るまでのR402号線っていうのも、海沿いあり、美しい田園風景あり(←北海道出身の人が、「故郷を思い出すなぁ」と言ってた)、の風光明媚な道なのだ。
JR内野駅からの無料シャトルバスもある。くわしくはこちらを。
内野駅からだいたい15分くらいだ。 バラ模様が目印
そんなこんなで着いたカーブドッチの敷地の奥に、日帰り温泉と宿泊の出来る施設、ヴィネスパが建ち、舗装された駐車場も完成していた。
今年の4月22日にオープンしたばかりである。
←ラウンジからはブドウ畑も見えるのだ。フロアは床暖房ヽ(´▽`)/
タオル無しで1000円という、かなり強気な料金設定だが、内部は花水以上の高級感とまったり感を醸し出している。小学校入学前のお子さまの入場はNGというのもポイント。まぁ、幼稚園児にとってもなんらアピールポイントを感じないだろう(笑) ※しかも、小学生といえど子供料金設定は無し!
朝風呂として6~9時は500円で提供されていて、9時で一旦クローズして、10時から改めてオープンという営業形態らしい。温泉のみ目的の方はぜひ朝風呂に!
※5/4から平日17時以降600円になりました。朗報!
※再入館システムも出来ました! パンデパンにジェラート舐めに行ける~(゚∀゚) ただし、外に出る場合はロッカーを空け、キーバンドを一旦返却し、それまでに使った料金を精算しなくてはいけないので要注意。
※朝風呂料金で入っても、あと500円追加すると、1日居続けられることになった。
ホテルとしては、1泊2食付きで13000~2万円程度におさまる感じで、近くの岩室温泉と比較しても高くはないのでは。
館内には食事処、談話室、仮眠処、岩盤浴、整体足つぼ、アヴェダのヘアサロン、エステサロン、ショップと盛りだくさんだが、小うるさくなく配置されている。ヘアサロン利用者はヴィネスパ入館料がタダになるそうだ。
あ、ちなみに岩盤浴は60分で800円。入館したら即予約しとくのが吉。
※岩盤浴料金には、浴衣・敷きタオル・ミネラルウォーター500mlがついている。
なお、岩盤浴は女性専用だが、殿方にはサウナ(当然、無料)がありまする~。
さて、肝心の温泉。
女湯のほうが男湯より広いらしいとは聞いていたが、うちの人と話をつき合わせた結果、そんなに変わらないのではという結論に達した。
靴箱のキーをフロントに渡し、脱衣場のロッカーキーを渡される方式で、脱衣場に入ると、ロッカーが規模に比べてたくさんだ~! これは1日滞在を意識しての数なんだろう。
浴室は思ったほど広くはなく、洗い場はやや狭い感じ。湯桶がオシャレだ。シャンプー、コンディショナー、ボディソープ類はパッケージがオシャレすぎてどれがどれやら迷ってるおばあちゃまもいた(笑)
源泉は2種類あり、内湯大浴槽には2号泉が掛け流しで使われている。
単純泉なんだけど、うっすら硫黄臭&アブラ臭のような薬臭がして、笹濁り。褐色の粉のような湯花がたくさん漂っている。そして、とってもトロスベ。うなぎ湯とまではいわないが、化粧水のような浸かり心地。これはとても気持ちいい。
大浴槽の隣には、これを循環させたジェット風呂がある。このジェットは自分でボタンを押すと起動するタイプ。これは考えたね。ジェット風呂ってけっこううるさいもんね。
ガラス張りの浴室からの眺めも充分だが、ここから露天風呂に出る。
大きな浴槽には半分くらい屋根がかかっている。
その奥に、小さな(といっても10人くらい)浴槽があり、これは完全に屋根がかかっている。
大きな露天のほうは内湯と同じ2号泉が掛け流しで使われている。浴槽が広いためか、湯口は3ヶ所。これって良いですね。
小さな露天は1号泉使用。これはごくうっすら白濁していて、ハッキリしたアブラ臭、そしてトロスベ感。38℃くらいにぬるく設定されている。
オープンしたてなのでまだ「?」な部分もあるけど、これからいろいろ解消されていくんだろうなぁ。お湯に浸かりながら女性客同士があれこれ指摘してますので、スタッフさんが1人潜入して耳をかたむけるといいかもしれません(笑)
脱衣場のアメニティも充実していて、200円の骨盤なんとかマッサージチェアは大人気だった。
パウダーコーナーの化粧品類ももちろんアヴェダのもの。私はクリニーカーだけど、とりあえず使ってきたーー(゚∀゚)
と、そんなわけで、浴後の肌はとろ~りすべすべしっとり。そして、暖まりもバツグン。“湯花が気持ち悪い”みたいな声にスポイルされることなく、この泉質を保っていって欲しいなぁ。
←1階
←2階
吹き抜けの2階にはライブラリー(ワイン関係書籍)や仮眠できるお休み処があるのだ(別エリアには女性専用休憩室もあり)。1階ラウンジもゆったりしていて、ドリンクバーがあるから静かに本でも読んで時間を過ごせる感じ。
何にせよ、風呂に入って帰るだけという人にはやや勿体ない料金と空間かもしれない。
そのうち、平日の最安宿泊プランで泊まって、心ゆくまでカーブドッチのワインを楽しんで、人なつこいネコさんたちと思いっきり遊んで、温泉にも入り倒したいな。
そうだ、定額給付金が口座に振り込まれたかどうか、通帳チェックしてこよーっと。
カーブドッチの庭
敷地内の自作ハム・ソーセージの店「薪小屋」
にゃんこたち
温泉名:角田浜温泉
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