泉・地・人の旅 その3・かみのやま温泉・伊勢屋
えっ、明日って試合あるの? アルビはお休みだ、ホッ。平日ナイトマッチはせわしなくてイヤだよねぇ。
さぁ、まったりと温泉エントリを続けよう。
姫の湯 伊勢屋
●ナトリウム・カルシウム‐塩化物・硫酸塩泉 (硫酸塩泉63.5℃)
●500円
●入浴可の札が出ている時
●山形県上山市湯町3-7 ℡.023-672-0316
新丁共同浴場から出た後、また下大湯に戻り、その道をさらに行く。下大湯から3、4分。ダラダラとした緩い坂道を登って左手に行くと、湯町エリアだ。
中には、 こんな時代物まで。これはどうやら、“しもたや”のようであったけど、湯町は小ぢんまりした旅館や今ふうの小規模和モダン湯宿などがあり、総じて個人客向けのまったりした風情の漂うエリア。
そしてその路地の奥には湯町共同浴場が潜んでいるのだった。しかし残念ながら8時から14時まではクローズしているので入れず…。うーん、リサーチ不足だったぁ。
…と思案に暮れた時、目に入ったのが、この看板。
「本日源泉入浴可」、「温泉卵あります」という木札がナイスな客室7室の小さなお宿、姫の湯 伊勢屋さん。
山形地鶏の温泉卵が好評で、地方発送もしているのだとか。創業200年以上という歴史ある宿で、見るからに温泉ヲタのアンテナがピンピン立ちまくっていたので、迷わず中へ。
玄関先にはたくさんのタマゴケースが積み上げられていた。いったいどれだけタマゴ送るんですか~。
立ち寄り入浴を求めると、女将さんが快く中に招いてくれた。
「今は誰もいないし、男湯のほうが明るいからゆっくりどうぞ」ということで、浴室を男女逆転させていただいた。感謝感謝。
浴室はほどよく鄙びた感じ。明るくて気持ちがいい。
入ると右手に湯の湛えられた樽があって、それが上がり湯だそうだ。
こんな感じ→ 手桶ですくって、ぬるいお湯をバシャバシャと浴びると気持ちいい~。
シャワー付きカランもあるのだけど、ここと浴槽のお湯メインで体を洗ったり、シャンプーしたり。源泉掛け流しで髪を洗うって、なんだか贅沢だわぁ。
かみのやま温泉のたいていの施設はかみのやま1号源泉と2号源泉の混合したお湯を使用しているのだそうだが、ここ伊勢屋さんだけは、1号源泉のみを使用しているのだそうだ。
2~3人程度の大きさの浴槽にさっそく浸かってみると、前に入った共同浴場のように容赦なく熱いってことはなく、適温。泉質は同じなのだろうけど、ぬるいせいもあって、なんだかまろやか~に肌を包み込む感じ。なまってる印象はなかったなぁ。熱湯にビシビシと攻めてこられる感覚はなくて、それでいて湯の特徴はよく出ている。とっても好き~~。
もと湯口だったところには神様が祀られていて、今は蛇口からお湯が出ているけど、どちらも析出成分がびっしりとくっついて、大変ステキ。
お言葉に甘えて少し長湯してから、上がって、ロビーに出ると、女将さんが温泉卵を用意してくださっていた。
…のだが、あああああ、わたくし一生の不覚(>_<) 温泉卵たべれないのぉぉぉぉ!
平謝りしながら、少しお喋りをしてきた。
モンテディオとの天地人ダービーで新潟から来たと言うと、「先日は柏からサポーターさんが見えてましたよ」とのこと。それじゃ、7月は浦和サポさんが来て、かみのやまも真っ赤になりますね、と2人で笑った。
旅館で飼ってるわんこともちょっと遊ばせてもらって、のんびり湯冷ましをさせてもらった。ちなみにこちらは、ペット宿泊可だそうです。
かみのやまというと、大規模なデラックス旅館がババーーーン!というイメージがあったけど、湯町エリアは道も狭くて、味わいがある。
伊勢屋さんの前には、足湯、お湯の手水鉢、鶴の休み石というモニュメントがあり、足湯には地元の人らしきおばあちゃま方が集って、楽しそうにお喋りをしていらした。
込み入った路地が多くて車が走ったりしてないせいか、なんだかミョ~に寛ぎの空気に満ちた空間だった。来年も山形アウェイに来られたら、次こそは湯町共同浴場に入ってみようっと。
さぁ、次はファイナル。
温泉名:かみのやま1号泉 入湯日:2009.5.9
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