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2009年8月 9日 (日曜日)

お塩が目に沁みる・台湾・金山温泉・ 喜凱亞温泉酒店

温泉に浸かって、フハフハ匂い嗅いだり舐めたりして泉質の特徴を掴もうとしてる温泉マニアの姿って、それはそれでイッちゃって見えるかもしれないな、とよく思う。
温泉とサッカーと、2つのリーガルハイを味わえる私は幸せ者だぴー。

 

喜凱亞(シーガイア)温泉酒店 金山温泉郷 萬里加投温泉

 
●含硫黄・酸性強塩泉(かな?)
●アフタヌーンティー休憩付き650元 などセットメニューあり タオルセット付き
●7~23時
●台北県萬里郷大鵬村萬里加投166-1
  http://www.seagaia.com.tw/about.php
 

 
舊金山総督温泉のある金山温泉郷水尾温泉地区から、加投、もしくし萬里加投温泉地区と呼ばれるエリアにやってきた。
喜凱亞温泉酒店は、シーガイアホテルと読むわけだ。…シーガイアて(^_^;)
金山という小さな地方都市にあって、ひときわゴージャスな感じのこのホテル。コンセプトは日本をめちゃくちゃ意識してあって、浴室はもちろん、客室も和風で畳があったりするそうだ。ホテルのレストランでは懐石料理も出るんだって!
 
Seagia2  Seagia  Seagia3  Seagia4
昼食付き入浴や、アフタヌーンティー付き入浴などセットメニューになっていて、私たちはアフタヌーンティーのほうを選択。
案内された浴室は、女湯が「桜花」、男湯が「菖蒲」と名付けられていた。
フロントで渡されたキーで脱衣場のロッカーを開けると、中にはタオルセットが。
パウダーコーナーもアメニティが充実し、洗い場もキレイ。さながら、日本の高級温泉旅館にいるようだ。この洗い場で体を洗ってさらにガラス戸を開けると、風呂へと続く和風ぷんぷんの渡り廊下が期待感を盛り上げる。

 
Seagia5_4しかしまぁ、ほんとに和テイストだなぁ。
渡り廊下から続くこの感じ、実によく再現されてる。
そこで思った。日本によくある“南欧風ホテル”に、南欧の方々が来たら、「あらまぁ♪」と感じたりするのかな。
 
浴室はがっちり屋根がかかってはいるけど、半露天形式。
すごい暑い日だったけど、湿気がなかったせいか、日陰は風が吹き抜けて心地よい。

 
Seagia6_6岩作りの丸い浴槽には、やや褐色透明のお湯がザバザバ。
ここは旧総督温泉より鉄臭が弱いけど、そのかわり硫黄臭が強い。
そして、なんといっても凄いのが塩分だ。なんつー強塩泉! ほんのちょっとの傷や肌の赤みがビリッビリ滲みて滲みて、痛い~。
この塩辛い感覚、初めて紫雲の郷の湯に入った時のような衝撃。(紫雲の郷のオープン当初は塩気を含んだ蒸気で目の中までしょっぱくなる感じだったなぁ)
しかもそのうえ、かなり強い酸性泉なんだからもう、どれだけぇ?という泉質。
複雑で個性的。ここは“海底温泉”の性格がものすごく強く出てるのね。
聞くところによると、ホテルシーガイア独自源泉らしい。
湯温は40℃程度になっているけど、少し浸かっただけで汗がドバドバ出てくる。

 
Seagia7そんな強烈極まりない湯に浸かった後は、こちら。
一見、単なる池かと思ったけど、ここは屋根なしの水風呂。
台湾にしては程良い勢いの打たせ湯、じゃなく、打たせ水で火照った体を冷まして落ち着かせるのだ。この水は何なんだろうなぁ。地下水とかかな? 温泉の循環したヤツ、とかではなさそうだが(全くしょっぱくないので)、表示がないのでわからない。
ここで体を冷やしてから、また激塩っぱ風呂へ。そしてまた打たせ水へ…と、またまた冷温交互浴でヘヴン(゚∀゚) ほとんどフラフラ。温泉ジャンキーでどーもすみません。

 
湯上がりは、キレイな脱衣場とパウダーコーナーで水飲みながら寛いで、うちの人とラウンジで合流。そして、レストランへ。
出てきたアフタヌーンティーセットには、ゼリーやフルーツ、焼きたてパイの他、サラダと、なぜかお稲荷さん2個がついているのであった。
うーーん、油揚の甘じょっぱい味付けは程良くて美味しかったけど、シャリへの味の沁みがイマイチ足りない気がしたわ~。
レストランには他に、和定食を食べている人などもいて、サービスをするスタッフさんも居酒屋チェーンのユニフォームみたいな和風。
 
超個性的な泉質の温泉と、日本人からみたらあり得んくらいリスペクトされてる“日式=和風”を味わいに、台湾旅行で半日時間があったら、ぜひ!  ちなみに、私たちが行った時は日本語スタッフはいなかったけど、たいていはいるらしい。
 
Jinsan3  Jinsan4  Jinsan2
喜凱亞温泉酒店の向かいには、何軒もの日帰り入浴施設が。
どれも全て個室制になってて、自分で浴槽に湯をはって入る形式のものだそうだ。
カラオケルームならぬ、温泉ルームかよ。ま、それが台湾の一般的な温泉浴なんだけど、なんかちょっと日本人からしたら、温泉気分には欠けるよねぇ。


 
温泉名:萬里加投温泉(独自源泉)   入湯日:2009.7.30





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