ウーライでプチセレブ・台湾・烏來温泉・春秋烏來渡假酒店
今日はカラッと晴れてキレイな夏空が見れたけど、吹いてる風はもう夏のものじゃない。
なんとなーく過ぎていく2009年の夏。結局、1番暑い思いをしたのは台湾でだったなぁ。
台北市内の都市熱はハンパなかった。そんな時は、山に行くのさ~。
春秋烏來渡假酒店(ウーライ・スプリングパークホテル)
●ナトリウム・炭酸水素塩泉
●2人用個室…平日760元(タオルセット・ミネラルウォーター付き)
●台北県烏來郷堰堤3号
http://www.springparkhotel.com.tw/japan/main.html
台鐵台北駅前のバス停群から、烏來(ウーライ)行きのバスに乗る。
烏來は日本でもおなじみの観光地だから、オプショナルツアーって手もあるんだけど、そこに何千円とか費やすのは激もったいないっす。路線バスなら往復たった400円程度で行ってこれるもんね。
運行間隔も15分~20分に1本くらいと、割と多め。新店客運というバス会社のバスで台北駅前から片道1時間とちょっと。MRTで新店駅まで行って、そこからバスに乗れば所要時間はもっと短縮できる。バスの椅子はフカフカして座ってて楽。途中から急峻な山道に入ってくので、これはホントありがたい。
バスは年配の方々や英会話教室の子供たち(野外活動らしい)を満載して、台北市内を抜け、ベッドタウン的な雰囲気の新店市を通り、素朴な田舎町のメインストリートを過ぎ、素晴らしく美しい南勢渓谷沿いの山道をひた走る。
台北市内から北投や行儀路、陽明山温泉へ行くのが新潟市内→月岡みたいな感じだとすれば、烏來は瀬波に行くくらいの距離感かな。
写真Aのように、エメラルドグリーンの南勢川沿いには温泉旅館が建ち並ぶ。河原には水着をつけて入浴する露天風呂もある。
お目当ての春秋烏來ホテルは終点の1つ手前の「堰堤」というバス停を降りて目の前なのだが、せっかく烏來に来たから観光観光!
バスの終点から少し進むと、日本の温泉街を彷彿とさせるような土産物屋ストリートが出現。写真Bのような郷土料理の露店やら、さまざまな乾燥キノコ・山菜店や民芸品店などなどが立ち並び、温泉旅館や立ち寄り入浴施設が軒を連ねる。そこを進んで数分歩くと、烏來名物のトロッコ(写真C)駅が。これは統治時代に三井農林が木材運搬用に敷いたもの。昔は新店市まで繋がっていたとか。
これに乗ると、タイアル族という山岳原住民族エリアへ。写真Dのような習俗で、民族衣装は色とりどり華やかでカラフル。お約束ですから、もちろん民族舞踊ショーも見てきたよ。
←烏來瀑布は、夏のせいか今イチ迫力がなかったけど、涼しい風景。実際、山の中だから台北市内より全然過ごしやすかった。
帰り道はトロッコには乗らず、遊歩道をブラブラ歩いて、烏來温泉街へ戻る。ま、ここまでが一般的な烏來観光のコースかな。
烏來というのはタイアル族の言葉で「お湯」という意味だとか。
台湾ではかなり以前から温泉リゾートとして開発されてて、たくさんの温泉宿や入浴施設が建ち並ぶ。案の定、「湯布苑」とかビミョ~なネーミングの旅館もいろいろ(笑)
そんな中、烏來随一のゴージャス系ホテルであり、源泉掛け流しを謳う春秋烏來渡假酒店(ウーライパークホテル)へ。
エントランスからしてセレブな感じ。
日本語スタッフもいるらしいが、平日の昼間に私たちが行った時はいなかった。
立ち寄り入浴は2通りあって、2人用の個室温泉か、男女別のスパのどちらかを選ぶ。
個室は平日760元だから2500円くらい? タオルセット、ミネラルウォーターなどがついて1時間だから、日本の貸し切り風呂と同じくらいかな。台湾の相場よりはかなり高い。
男女別スパはそれより更に高いのだが、時間制限無し、内湯・露天からさまざまなスパ施設が揃って、かなりゴージャスなスパリゾートとなっているらしい。
が、迷わず、個室を選択!
ズラッと個室が並ぶエリアは、なんともシックでリッチな雰囲気がぷんぷん。台北のセレブ~なカップルが来るんざましょうか?
個室の浴槽は1回ごとにお湯をはり直すのが台湾式。
いくら掛け流しでも1日ずっと湯をはりっぱなしより、全然満足度が違うよね。
ソファで寛いで水飲んで、それから汗を洗い流して、浴槽に入ると、まだお湯は8分目くらいだけど、窓から見えるウソのように美しいエメラルドグリーンの南勢川の景色に見とれているうちに、浴槽の縁を超え、掛け流し状態に。
湯口は、源泉そのままの温度の蛇口と、冷ました状態の蛇口とがあって、好みで調節する。といっても、そんなにアチチなお湯ではない。だいたい38℃くらいな感じで楽しんだ。
炭酸水素塩泉のスキッとした匂いが仄かにして、透明でクリアなお湯は柔らかくて気持ちいい! ボ~~ッと外の景色を眺めてお喋りしてると心地よい眠気が。
スタッフは「予定時間の5分前に電話します」と言ってたけど結局電話は来なくて、やや時間超過気味で上がったけれど、ノープロブレム(^_^;)
ロビーで休憩してお茶をいただいてから、「堰堤」バス停で台北行きのバスに乗る。
朝9時頃出て、戻ってきたのが2時過ぎ。これから、遅いランチを食べに、永康街の鼎泰豊(ディンタイフォン)本店へ。いつもは流れ作業のように客が入っては食べて出ていく殺伐とした店内も、のんびり優雅にメニュー片手であれこれ注文。小籠包ウマーー(≧∀≦)
あ~、心も体も胃袋も満たされる、プチセレブな小旅行でしたぁ。も一度言うけど、バス代往復400円也!
温泉名:烏來温泉 入湯日:2009.7.31
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