越後妻有の生き物たち~大地の芸術祭1
白犬たまみです。
十日町・キナーレのこへびカフェの一画でヘタレてました。
いつもは、中村未歩の「絶対交換会」と題して、訪れた人たちと物々交換をするんだって。
私も大好きなカエル柄の手ぬぐいを交換用に持って行ったんだけど、平日だったせいかやってなくて、中のひry…
大地の芸術祭には、へんな生き物、可愛い動物がたくさんいてすごく楽しい。

松代・犬伏にある「松芋(まつお)そば」というお蕎麦屋さんの脇に、巨大イナゴ。
これ、塩澤宏信の「イナゴハビタンボ」。
田んぼをバックに、メタリックボディがリアルで、きもカッコいい。
滑り台になってるので、当然のこと滑り降りて遊んで来た。何十年ぶりだよっ。
このお蕎麦屋さんの反対側にはトーマス・エラーの「人、自然に再び入る」という、作者さんの写真人型が初回2000年から置かれてるんだけど、もう完全に植物に絡み尽くされてて、単なる木にしか見えなかった。自然に入っとった。
イナゴ関係でいえば、こちら。
十日町・鉢の、廃校になった真田小学校の校舎をまるごと使って、絵本作家の田島征三さんが鉢の人々と立体絵本を作り上げた。「絵本と木の実の美術館」。
その、校舎前の池に、なぜか木で作られた3匹のバッタ。
これが実は、湧き水を利用した“ししおどし”なのだ。時代劇でたまに見る、竹が「カコーーーン!」っていうヤツね。
そして、このバッタししおどしは動力を生み出してるんだそうだ。
しかして、その動力は…?
小さな体育館の中には、真田小最後の生徒3人たちや、その思い出たちのオブジェがいっぱい。
ステージに立ってよく見ると、オブジェの幾つかが、バッタししおどしの動力で、ゆったりゆったり動いているのだ。
可愛らしい小ぢんまりした校舎の中を縦横無尽に遊び、走り回る子供たち。
そして、「学校オバケ」も楽しすぎてバクハツしてる!
廃校、というとしみじみとした、侘びしいイメージがあるけれど、ここは素晴らしくカラフルで、学校の楽しさやエネルギーが満ちあふれているよ。

松代・田野倉を走っていると、こんな黄色いものが道端に無数にホイホイと立っている。何か人をいざなっている感じだな、と思ったら、三九郎キツネという昔話のネタを表したもの。かんちきつねっていうんだって。
造形実験カロスによる「田野倉環境感知器09~三九郎道」。
風が吹くと、ホントにかんちきつねが飛びすさっているように見えるよ。その後を伝っていくと、かんちきつね大集会所に到達!
風のある時、ない時、それぞれにきつねの形が変わって見えて、面白い。
ちなみに、このかんちきつねは1本300円で販売されてます。地元のおじいちゃんがクルマにつけて走ってました(笑) もちろん私も1匹連れ帰ったよ。

さて、松代・室野を走っていると、棚田に何かが並んでいる。
緑色のそれは何?
大地の芸術祭の目印である黄色い看板を頼りに(この看板ってそんなに大きくないし、文字も細かいので、1人で車で回るのってかなり大変なんじゃないかな? 私はナビシートにいてマップ見たり看板見たりで、目のピントがすっかりブレブレさぁ)、田んぼの中の道を進み、車を降りて更に棚田を上がっていくと…
んまぁっ、なんてキュートなカエルちゃんたちなの! もう、カエル大好き大好き(;´Д`)
題して、「ゲロンパ大合唱」というアート(笑)
この子たちは、伊達や酔狂で田んぼの中にいるわけではなく、中はタンクになっていて、刈り取った草と微生物を入れる堆肥製造マシーンなのだ。
可愛いだけじゃない、愛媛の一平くんと同様、働くカエルちゃんさ!
この他にも、高さ14mのポールにとまった赤とんぼや、、昼寝中のゾウ、迷彩柄のドラゴン、二宮尊徳ウサギ&フクロウ紳士、キリンや巨大なアリなどなど、いろんな生き物たちがわんさか隠れてる妻有の大地。
まだまだ、会期は続く。
他にも、ヘンテコ可愛い生き物たちを探してみましょっと。
レポ・2、3、4、5、6、7、8、9
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