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2009年10月 8日 (木曜日)

屋内みずっち・水と土の芸術祭5

091003_143301_2新潟を台風が直撃するのはけっこう珍しいこと。
今現在、暴風域内とはいえ、雨風の強さ・恐さ・プレッシャーでいえば、冬期間によくある暴風雪のほうがよほど凄いような気がする。
感覚的にはそうでも、実際に街路樹が倒れたり建物が壊れたりするということは、暴風の質が違うということなのかな?
 
昨夜(10/7)のうちにみずっちの屋外作品幾つかには立ち入り禁止措置が出され、それ相応の対策は講じられていたようだけど、残念ながら被害は出てしまった。
信濃川やすらぎ堤のWaterfront2王文志在水一方」が無残にも崩れてしまった。
会期が12月末までだから新潟特有の冬の暴風雪も考慮に入れて、どの作品も作られてたと思うけど、これはダメだったかぁ…。残念でたまりません。
 
というわけで、天候が悪い時は屋内作品。
これは北区・旧JA濁川支店小原典子ミズタマリ‐NIIGATA」。

同シリーズは新津美術館や江南区・祖父興野米倉庫にも展開されているけど、蓄光塗料を使った作品。濁川の人たちから「ニイガタノタカラ」をそれぞれプレートに書いてもらい並べたものだけど、アルビ関係を4枚ほど発見。ふふっ(* ̄ー ̄*) 
 
 
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北区松浜、廃業した料亭の大広間にピンホールカメラで撮られた松浜の風景が並ぶ高橋悠+高橋香苗Slow Light Film -川の呼吸」。
真っ暗な空間に並べられた11枚の風景が、1つ1つ照明によって浮かび上がる。
海と阿賀野川と新井郷川に囲まれた不思議な地形の漁港町松浜は、ピンホールカメラのクラシックな画調とよく似合う。
 
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同じく、北区松浜の商店街のしもたやを使った松本秋則音の風景」。
第四銀行松浜支店の向かい。店舗だったとおぼしいスペースにデモンストレーションのように設置された竹のなにやら(写真下段右端)。ジッと待ってるとモーターか何かで何かが動き、竹が音をたて始めたり、壁の何かがブィーンと唸り始めたり。…と、ここまでは無料。ちなみに、松浜小学校前のあかしや公園にも無料公開の作品がある。
古民家の中に和紙のドームが出来ていて、それをくぐっていくといろんな場所に音の出る仕掛けが置かれている。ジッと待っているとひとりでに鳴り出す仕掛け達。上段右端のなんか、仕掛けの側に置かれたミニ扇風機が回り出すことによって仕掛けが煽られて回転し、その動力で音が鳴るというように、なんともピタゴラスイッチ風味満載。
じっくり時間をかけて楽しめる作品だ。
 
091004_150002 091004_150001 Taiguruma 
西蒲区・旧巻町で古くから伝わる郷土玩具の「鯛車」。
これを行列させて市内あちこちに出没する野口基幸御魂迎え‐鯛車」は、空間インスタレーションなんだけど、その主役たちは新潟ふるさと村バザール館と、巻文化会館に待機wしている。いやぁ、なんともお目出度い感じ(≧∀≦)
 
屋内作品はこれら以外にも、新潟市美術館、旧斎藤邸夏の別邸、燕喜館、篠原幸三郎家住宅、みずっちたんく建物内、旧木津小学校、祖父興野米倉庫、山二ツ米倉庫、豊栄旧JA倉庫、旧笹川邸、石油の里公園内の蔵、新津美術館などで見られるので、雨の時、寒い時には屋内みずっちしましょう。
といっても、寒風吹きすさぶ中で震えながら屋外作品とその回りの風景を味わうのも一興だけどね。
 
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