デザイナーズ共同浴場・赤湯温泉・赤湯元湯
とにかくひどい強風の一日だった天皇杯4回戦の日。
気温より体感温度が低くて、さすがに暑がりの私も芯から冷えちゃった。
そこで、山形から赤湯に移動して、新装なったこの共同浴場に。
あまりの変わりようにビックリだよ!
赤湯元湯
●森の山源泉1、2号…含硫黄‐ナトリウム・カルシウム・塩化物泉(湧出温度61℃)
烏帽子源泉…ナトリウム‐カルシウム・塩化物泉 (湧出温度49.8℃)
●200円
●6~11時、12~22時 (11~3月は21時半まで) 水休
●山形県南陽市赤湯754-2 ℡.0238-43-2156
赤湯駅から歩くこと20分ちょっと。
バスはないので、徒歩じゃなければタクシー。多分基本料金程度だ。もあり。
この赤湯元湯は、「大湯」、「丹波湯」という2軒の共同浴場を廃止して、2008年秋、別の場所に新築したもの。
「ゆーなび からころ館」という観光センターの裏手に建てられた2階建てのバリアフリー共同湯である。足湯もあり。
もう暗かったので写メは撮れなかったけど、外観はこちらで見てちょ。
玄関はこんな感じ→
去年の春、泊まりに来た時、共同湯巡りをしたのだが、その時、大湯が建て替えられると聞いて少し寂しい思いがしていたのだ。鄙び系の味のある共同湯は格別…。
だけど、古い建物はバリアも多いしね。共同湯は土地の人々の生活の湯なのだから、使い勝手よく変わればそれが一番なのだと思う。
ただ、料金100円が倍の!200円に値上がりしたのはどーなの? それでも安すぎるほどの優良施設だけど、ジモティさんはどーなの?(笑)
他の共同湯は自販機で券を買うけど、ここはフロントで支払う。そこんとこは観光客的にはコミュニケーションがあって嬉しいな。
いやぁしかし、デザイナーズ旅館みたいにオシャレになってて、ややビビる。
浴室は2階にあり、もちろんエレベータ完備。
脱衣場には脱衣棚があるのみだが、入り口近くに貴重品ロッカーがある。ドライヤーは有料。
夕方5時台とあって、夕飯前の地元の人や、旅館の浴衣姿の人々もいる。
控えめに硫黄が香るシンプルでオシャレな浴室には8人くらいの浴槽と、15人くらいの浴槽2つがある。
小さいほうは「烏帽子源泉」、大きいほうは「森の山1、2号源泉」とある。
そうか、赤湯の2種類の源泉に入れるから、料金が2倍なのか(゚∀゚)
今まで赤湯で烏帽子源泉に入れるのは「烏帽子の湯」だけだったけれど、これは素晴らしい!
シャワー付きカランが6、7基あり、桶と風呂椅子は自分で棚から取ってきて使う方式。ソープ類はない。そして、嬉しかったのは、出てくるお湯が温泉だったこと! 多分、森の山源泉のほう!
赤湯の共同湯はどこでも、カランから出てくるお湯が温泉なんだけど、この部分は変わらずにいてくれて、ホントに嬉しい。シャンプー、するつもりなかったけどついつい洗っちゃった。後で髪からほのかに温泉の香りがしたら嬉しいので。
さて、体を洗ったら温泉。まず烏帽子源泉から。これは浴槽で40℃前後。
加水加温無し・循環消毒無しの掛け流しで、ややとろみのあるあっさりしたお湯。ごくごくわずかに塩味がある。ぬるめのお湯にゆっくり浸かって、体の冷えをとっていく。
それから、森の山源泉の浴槽に。これは43℃くらいな感じ? 適温の範囲内だけど、けっこう熱め。加水加温無し・循環消毒無し。ただ、夏期間は熱すぎなので加水する時もあるとのことだ。おとなしめの硫黄臭が漂い、サラッとした湯が肌に心地いい。
浸かって1、2分のうちにすごく汗が吹き出してきて、3分ほどで浴槽から出る。カランでぬるい湯を浴びて少ししてから、また浸かる。いやぁ、芯から暖まるとはこのこと。
建物は新しくピカピカでオシャレなうえ、以前の共同浴場の良さを損なうことなく素晴らしいお湯を提供してくれてる。こういうところ、山形県ってやっぱり温泉王国だと思う。
入浴後、ラーメン食べに龍上海に行く途中、丹波湯の前を通ってみた。建物はそのままだった。ここだけ未湯だったんだよな~。ちょっと悔しいw
温泉名:赤湯温泉(森の山1、2号源泉、烏帽子源泉) 入湯日:2009.11.15
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