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2009年12月14日 (月曜日)

淳さんのカーテンコール@天皇杯準々決勝清水戦

1人少なくなってからもアグレッシブさは失わなかったが、それでもやはり耐えに耐える展開を余儀なくされていくアルビ
後半30分のちょっと前くらいだろうか。清水がボールをキープし続け、アルビは防戦一方の状況。G裏は「ア・ル・ビレックス!」のコール。私の前列の、それまでずっと「お地蔵さん」だった若者がいきなり応援を始めた。それも、激しく。
時を同じくして、そのアルビコールはどんどんと声量を増していった。
それは、なんとかしてほんの0.00何%でもいいから選手たちのチカラになりたい、相手の攻勢を跳ね返したい、という「音の壁」になっていた……らいいな。
 

 
Cak7y9fy前夜23時過ぎに出発。
ムダに遠い静岡県。着圧ソックスの威力をばっちり感じた。日本平に着いたのは朝8時過ぎくらいだったのだろうか、もうわかんねーや、とにかく富士山がキレイだった。道端にはミカンがなってるし。
 
この日は全国的に異例な暖かさだったらしいが、アウスタのスタンドはもう暖かいの通り越して暑い。半袖で全く問題なし。私なんかレプユニの下に着た長袖Tを途中で脱いだもんね~(もちろんレブを脱がずに下だけ脱ぐ女の子脱ぎで)。
 
試合後ようやく気がついたんだけど、何か忘れ物した気分だったのは、パルちゃんショーがなかったせいだね。いやしかし、あれでいかに毎回自分の気合いが削がれていたか、今回とくと思い知りました。もうパルちゃんショー縮減してください、エスパルスさん。
 
忘れ物といえば、帰りに階段でサイフを落とされた方、どうしたかなぁ。「サイフ落とした人~!」の声のリレーが到達してたらいいけど。
 
 
顔の左半分だけジリジリと陽に焼かれながら始まった試合はとても引き締まったもので、これはエヴェルトン、対J1チーム初ゴール来ちゃうんじゃないの!と思わせるに充分な感じだった。三門もね、のしもべとして上へ下への大車輪。隙あらば打つというワクワク感にクラクラだ。そして、まっつーが巧み。というか、うっちーまっつーラインなんて私にとって気絶寸前もの。来年、まっつーと対戦するとしたら恐いとしか言いようがないよー。

取られてすぐ追いついた前半、そして後半早い時間にエヴェ退場。ふつうに、「あちゃーー」と思ったけど選手は実にクールに戦ってた。チームの一体感、とはこれだというように。そして、冒頭の応援の話に行き着くのだ。…それで…。
 
 
……本当にごめんなさい、仕事や家庭や経済上の都合で行きたくても行けなかった人たちには本当に申し訳ないんだけど、あの時の、「絶対に勝たせるぞ! 勝ってくれ!」というアウェイスタンドのポジティブな気迫が、果たして今のセイゴローで醸し出せたかどうか自信ない。アウェイだからこその混じりけのない一体感だったかもしれない。
そんな複雑な思いと、ものすごい熱気で、感極まって泣きそうになりながら応援してたのだけど、わりと無造作に見えたクロスからヨンセンのゴールで再びリードされる。あ、私おチビだからその瞬間は見えなかったのだけど。というか、だいたい試合の10%くらいは人のアタマで隠れて見えなかったけど(泣笑)、それが幸いしてか、万事休すってイメージが全然なかったんだ。えへへ。なんかオレンジ色が湧いてるんだけど、同色なんで、やられた感が薄いんだよ。
それに、アルビには全然ガックリ感が見えないし。
逆に、清水のほうは、1人少ない相手に手こずったけどこれで勝てたぞ良かったぁ~て感じだったんだろう。ところがどっこいでございます!
 
…と試合経過をいちいち書くまでもないね。ここで文章にしても陳腐なだけ。
あの貴章ゴール直後の高揚感は1年間のうちそう何度も味わえるものではなかった。決勝点でもないのに。ただ、これが新潟だ! これがアルビというチームなんだ!という確かな手応えを感じながら、吠えた。それから後はなんかもう、ひたすら声を出す。歌う。歌う。アイシテルニイガタを歌い続ける。心から愛してるものに対して腹の底から思いのたけを歌いかける。同点のまま90分間が終わる。私たちはひたすら歌いまくる。
 
ピッチ上では、10人の選手だけでなく監督、スタッフ、サブメンバー全てが延長戦に向けての準備をしていた。淳さんやスタッフ、ドクターまでもが加わった円陣。その大きな円を包み込むようにアイシテルニイガタ
 
実際、ただでさえ1人少ないのに延長戦。どれだけ選手たちがキツいか想像もできないけれど、思うように蹴れなくなってたり、視点が定まらなかったりするのだろうか、足が攣る選手も出てくる。
もはや、「ガンバレ!」ではなく、「頑張ってくれ! 頼む、ガンバレ~!」。
萎えた体力に少しでも活力を吹き込めるように、ポンプで空気を送り込むように声援をおくる。遂に失点してからも、選手たちはファイトし続けてた。あんな時間帯にあんなに走るのか、スライディングするのか、ジャンプできるのか。限界を超えた、気持ちのプレーが続く。深い地点で得たスローイン、ジウトンが助走のため下がって下がって…とうとうダッグアウトの中に消えてしまう場面も、もう笑うどころじゃない。頼む、頼むよジウジウオオシでもヨンチョルでも、誰でもいいからアタマに当てておくれ!
 
もちろん、受けて立つ清水の選手だって疲労困憊だ。お互い、死力を尽くしてのヘロヘロサッカー。みっともないけど、美しい。美しいんだね、必死のサッカーは。何もかもがスーパーな欧州サッカーばかりが美しいわけじゃないんだ。プロは勝たなきゃ意味がない、美しいとか何甘っちょろい事言ってるんだ、なんてしたり顔で言ってくれるな。ノドが掠れて痛くてゲホゲホえづきながら、それでも私たちは声というちゃちなポンプでシュパシュパと選手に空気をおくってた。この幸福感。これはホンモノ。
だからこそ、悔しいんだ。すごい感動と、激しい痛みは表裏一体なんだ。

 
そして、今年のアルビが終わった。淳さんとの4年間がこの日で終焉した。
感情が昂ぶって大泣きするかと思いきや、なんだかポカーーンとしちゃったな。
同時に、淳さんと選手たち、そしてスタッフ一同に対する感謝の気持ちでいっぱいになった。
選手たちがG裏に向かってやってくる。
そして、ベンチから淳さんが向かってくる。最初で最後のカーテンコール。
夏のような暑さの中で、汗をぬぐうフリをして涙を隠す男たち。嗚咽する女たち。
悔し泣き、嬉し泣きはスポーツにかかわる者の特権だ。好きなだけ泣こうよね。
スズ~キジュ~ン」コールに晴れ晴れとした笑顔で手を振る淳さん
アナタとこういう愛ある別れができる私たちはJリーグでも稀有なとても幸せなサポなのかもしれませんね。
 
 
Calqx9u2虚脱状態と、喪失感と、そしてフシギな充足感にまみれながらバスに戻ると、そこにはいつものニワカバスの空気が流れる。
 
そう、腹空いちゃってんのよねw
 
当初は勝ったらドリプラ、負けたらコンビニで食料調達という段取りだったけど、結局なし崩しにドリプラへ! 清水すし横丁のいつもの店でレッツ・イート・スシ! 
ぐっちいさんと2人で食べたわけなんだけど、そこで判ったのは、“私たちって質素舌?”
回転寿司といっても780円皿とかそれ以上の皿なんかもあるのに、結局一番高い皿は600円皿で、しかもそれ生ビールだったもんね。
そんな安上がりな私たちであったが、お腹いっぱいでプチ極楽。
あとは各々、バスに揺られウトウトしながら、今日いち日の思いと共に反芻だ。
 
 
試合から1日あいて、今日からいきなり冬らしい寒さが戻ってきた。
淳さんとの思い出は、暖かくした部屋で暮れの準備をしながら、ゆっくり噛みしめていこう。
 
 
さて、その前に、News_2017_1 来季のシーパス一般販売開始!
新たにシーパスを買う人々は、アルビにとっての新戦力
ということで、私たちはそのスカウトマン、という位置づけのようですぞ。
アルビ強化部の一員として、勝夫さんに負けないように、頑張りましょうかね。

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コメント

はじめまして。
サイト運営をしている者なのですが、相互リンクしていただきたくて、コメントいたしました。
下記のURLから、相互リンクしてもらえると嬉しいです。
http://hikaku.link-z.net/link/register.html
ご迷惑だったらすみません。突然、失礼しました。
9euDM23Z

投稿: 相互リンクのお願い | 2009年12月14日 (月曜日) 23時40分

おじゃまします〜
お財布は無事ご本人が取りに来られているのを目撃しました。
ヨカッタヨカッタ!

まだあの時の光景を思い浮かべるとうるうるきますが「新戦力はあなた」のコピーにもドキッとさせられました。
来季は色んな意味で今までの新潟が試される一年なのかな?なんて思いました。

投稿: ゆーさ | 2009年12月15日 (火曜日) 00時26分

>ゆーささん
 
お財布は無事に持ち主の元に戻ったんですね!
あの声のリレーを聞いた時は「新潟人って素晴らしい」って思いました。
 
来年のチーム編成はまだ未知ですが、何があっても諦観だけはせずにいたいと思います。

投稿: アイアン | 2009年12月15日 (火曜日) 09時23分

私も今年の総括的な感想を述べます。

今年のホーム、ガンバ戦。

夏休みを利用して直江津に住んでいるかみさんの母親を連れ出して、(迎えに行くと既にレプリカユニフォームを着ている)高齢のおふくろさんに対して、旅行も兼ねて行動しているので、時間的に余裕を取っているつもりが、ガンバ戦の時タクシーでスワンに着いたのがキックオフ40分前ぐらいで、指定席でチケット取っているものだから、かみさんと、おふくろさんに、「先に席に着いててよ。オレ、ビール買って行くからさ」売場の行列に並んでいたところケータイが鳴って、私たちの指定席に同じ番号の指定席券を持っている人たちが座っている!という内容で、そんなバカな話は無いだろう!早く係りの人を呼べ!!でも、係りの人って誰なのよ!!!みたいな事になってしまって、結局ビールの行列から離れる事になってしまいました。

私がその場所に駆け付けた所、その騒ぎで、ある意味私を見ている周りの人達にとって、カッコいいのか、悪いのかその時は解りませんが、注目されていたのは間違いなかったと思います。

先に座られていた方のチケットを拝見させて頂いたら、確かに同じ番号で、私たちは「先に席におられたのだから、席に対しての優先権はこちらにある。」2,3列後ろが空席状態だったので、指をさして、「そのあたりの席をを確保してくれ!」とその場にいる、若い警備員に言ったら、待って下さいと言われ、すぐさまもう二人の警備の人がやってきて、「申し訳ない」の連呼をされて、周りの人たちが私たちの事を見ている視線を感じながら、まるで私がゴネて居る様なので、私としては「あなた達が何も謝る必要は無い!ここに警備の人が3人も来ることも無い!あなた方の本分は来場されている人達の安全を確保する事でしょ?こんな処にガンクビ並べて謝られても意味が無い。とっとと持ち場に帰りなさい!」と言って、ダブったチケットを先に座っていた奥さん(らしい人?初めての観戦って言っていました。)から借りて私等のチケットを一緒に「これをコピーして警備の日報で提出してくれよ。あくまでもあなた達の仕事は観客の安全確保なんだから!」

と、内容的には間違いなく言葉として言ったつもりなんですが、新潟弁でなく、多分「べらんめえ口調」で言ったのかもしれませんね。

その時の一部始終を辺りの人たちは、おそらく半径10メートル位は、事の内容を理解できたのだろうけど、それ以外の人達にとっては、「ガードマン三人も呼びやがって、騒いでいる奴がいるなぁ」などと、思っているのだろうと思っています。

今から考えてみると、その時の試合で、私たちの周りで「ヤジ」が無かったなぁ。

どうやら、ダブった席はかみさんと、おふくろさんの席のようで、私の席には誰も来ませんでした。隣の方たちに、「今のはオフサイドですよ」とか、「休みの時は、かみさんのお母さんが大好きなアルビのサッカー観戦に行くんですよ。アウェイの清水にこないだ行って来ました。」とか話をしていたら、「このチケットは、初めてビッグスワンに来た記念にとっておきます!」と言われて、ちょっと、ウルウル来てしまいました。

以下、かみさんがチケットの購入先に宛てたメールをコピーします。


一種のクレームなんですけど、その回答に関してへの返事です。


追跡調査・ご回答有難うございました。 事情は分かりました。
あまりに予想外の事態だったので、一体どうしてこんなことになったのか責任の所在を

知りたいと思っていたので、これで大半が解決したと考えております。

 住所氏名等をチーム側に公開するに吝かではありませんが、それ以前に私共は、ア
ルビレックス新潟の登録サポーターですので、調べようと思えばチーム側は既にdataを

持っていますので、わざわざチームから謝って頂かなくても結構です。
 
 寧ろ、私共は、当惑したのと同時に、重複番号チケット所持の方が、スタジアムに初め
て足を運んだとのことでしたのに、いきなりこんなアクシデントに遭遇してしまったら、トラ
ウマになってしまうのではないかと言うことを危惧し、こうしたケースが頻繁にあったらま
ずいなぁ・・・と考えて、この度のアクシデントに“泣き寝入り”するのではなくて、リアクシ
ョンした方がいいと考えて、勇を鼓して、まずチケットぴあ様宛連絡致しました。

 結果的にメッセンジャー役を担って頂いたことを感謝致します。
今後、こうしたアクシデントが起らぬよう充分注意して下さい・・・ チーム側にはその旨、
ご連絡ください。

 尚、余談ながら、ダブった2席で着座出来ず、困惑している私共に、シーズンチケット

でお越しの方が、お孫さん2名が今日来ることが出来ず、空席となるから良かったらど

うぞと席を勧めて下さったことを追記しておきます。 見ず知らずの方の無償の申し入

れに、思いがけない人の優しさに接し、アクシデントの不快感の大方は解消されました。

 これは、有り難くも得難いエピソードです。
 
 平成21年8月29日

投稿: テノーリオ | 2009年12月15日 (火曜日) 12時29分

ピピーーッ(:´ο`)y-■  テノーリオさん、長すぎっス。ケイタイからだとはみ出してます。

投稿: アイアン | 2009年12月15日 (火曜日) 22時53分

応援、お疲れさまでした。

アルビ愛ですねheart
私は、体調不良でしたので、今回は自重致しました。
テレビでべガルターフロンターレ戦を観ながら、同時進行のモバアルの速報メールで一喜一憂してました。
そして、結果が分かったあとで、BS-1の録画中継を観て
最後の鈴木アルビの戦いを、じっくり拝ませてもらいました。
延長戦の始まる前の円陣見たかったな~。
そして、淳さんの最初で最後のカーテンコールも。
淳さんは、ほんとうにプロ意識の高い、素晴らしい指導者だったと思います。
4年間、ありがとうございましたheart01

投稿: ねくすと | 2009年12月16日 (水曜日) 01時32分

>ねくすとさん

今はもう快癒されましたか? 新型なんとかじゃなくてなによりでしたね。
忘れられない試合がまた1つ出来てしまいました。
まさに声、枯れるまで。体、果てるまで。という試合でした。

投稿: アイアン | 2009年12月16日 (水曜日) 08時47分

本当に充実した遠征でした。本当に。ずっと忘れないと思います。

来年はマグロの解体ショーが見たいw

投稿: ぐっちい | 2009年12月16日 (水曜日) 23時08分

>ぐっちいさん
 
バスツアーってなんだかんだいって寝てるだけなのに、食べちゃうよね。
あんな試合に立ち会っちゃうと、やっぱりアウェイがイイ!ってなっちゃいますね。

投稿: アイアン | 2009年12月17日 (木曜日) 09時42分

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