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2010年2月12日 (金曜日)

みずっちラストデイ、ドキュメント・水と土の芸術祭9

Cawtcrng_27月18日から12月27日まで続いたみずっち。芸術祭としては世界に例を見ないほど長い開催期間だったそうだ。
そのお蔭で、夏、秋、冬の気候や風情の中でアートを楽しめた。
やすらぎ堤に作られた王文志さんのバンブーハウスにも3つの季節を通じて何度も訪れては、ゆっくり流れる時間を楽しんだ。
10月の台風で倒壊し、11月には再建され、冬を迎えたバンブーハウスCapjjizw街角を歩けば当たり前のようにそこに存在したバンブーハウス。芸術祭最終日の12/27、さんはここでにこやかに迎えてくれた。寒かったろうに。
マンションなど四角く細長い建造物が増えている信濃川岸で、丸くて手作りで自然素材の柔らかなバンブーハウスを目にすると、ほぉ~~っと深呼吸できるような気分だった。さんと握手をして伝えたのは、「和ませてくれてありがとう、再発見させてくれてありがとう」ということ。

 
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やすらぎ堤から白山公園の燕喜館へ。抹茶羊羹みたいな「水のためのインスタレーション」とも最後のお別れ。
そして新潟市美術館へ。雪がほんのちょっとかかった久住有生土の一瞬後期バージョン。前期バージョンは館内にあったね。どちらもダイナミック。高あみすばらしい日々」は前期の時より覗き穴から中が見やすくなってた。
 
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R402をぶっ飛ばして砂丘畑の“カンカン島”に行ってみたら、雪がほとんど残ってなかった。セイゴロー周辺はクリスマス寒波の積雪がしつこく残ってたけど、西区~西蒲区海岸部はほぼゼロ。そして、角田浜ヒエログリフ@荒海バージョン。
 
Ca6oo0i0シーサイドラインを走って、五ヶ浜へ。
相変わらずミステリアスな雰囲気の立ちこめる集落の佇まいは、夏に来た時よりいっそう印象的。
篠原幸三郎家住宅を再訪すると、若い芸術祭サポーターが3人。前庭に面した雨戸は閉めてるものの、その他の戸は開け放してあるため、家の中といっても寒い。わずかな暖房器具だけで震えながら受付をしてくれた。
角海浜の鳴き砂を模した装置を鳴らしたり、ゆっくり名残を惜しんでいると、若い女性客がやってきて、芸術祭パスポートを買い求めていたのでビックリ。“…だって今日、最終日だよ? まぁ、新潟市美術館新津美術館はまだ開催してるからその入場料金と、ここ(300円)と、今日のうちに他2ヶ所くらい行けば元はとれるかな~?”なんて下世話なことを考えたワタシ。
パスポートは、芸術祭へのサポートでもあり、スーベニアでもあるんだもんね。
 
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新津美術館といえば、まだ載せてなかった作品二題。
山口啓介祭の休憩室」、通称:カセットプラント。文字通り、カセットケースの中にドライフラワーなどを入れて樹液で定着させたもの。ちなみに、このカセットケース、全部TDKのものだ。今日びカセットは滅多に使われてないので、TDKさんが提供してくれたんだって。この写真は新津美術館のものだけど、新潟市美術館にも3ヶ所ほど休憩室に飾ってあった。重厚なものが多い館内作品に対して、いかにも軽やか。
右の写真は、土屋公雄水の記憶」。藁まじりの土で出来た通路を通ると、サンルームのような部屋に。この窓枠は80年ほど前に出来た金津小学校の校舎から持ってきて組み合わせたもの。部屋の中には木舟が置かれ、壁には時計。この時計がクセモノで、なんと逆回転しているのだった。過去に向かって。
 
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うっすら雪が残った旧・巻町福井クイビーン・オフラハラさんの藁の神殿。図録で知ったけど、この作品のサブタイトルは「Tears of my father」だそうだ。同じ文字の書かれた無数の布切れ。初めの息=first breath、ってことか? つまり、この世での最初の呼吸=誕生。ここも何度も来たけれど、来るたびに安らかな気持ちになれる場所だった。
 
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矢川・大通川が立体交差する「水見台団地水抜き通り」もほんのり雪景色。橋に掛けられた「水の顔」「土の顔」(これって作家さん?)も見納め。
 
091009_131401西蒲区の岩室近くから、今度は一気に北上。とても1つの市とは思えないほどの距離だ。新潟市は広大だなぁ。
1つ前のエントリでも書いた豊栄駅前の「汎用動力研究所」へ。これはどうしても、うちの人にも見て欲しかったので。
雪がほぼ無い西区や西蒲区と比べて、豊栄駅前は雪がゆうに30cmはある。歩道が埋まって歩けない~。
実は、「最終日だから」ってことで受付のお兄さんがちょっと大盤振る舞いしてくれました(^_^;)
このピンボケ写真は、結局一度も作動してるのを見ることがなかったコロコロ土団子製作機
ああ、土団子がいくつも転がってるところ、見たかったな~。
 
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新潟市内とはいえ行ったことがない土地はたくさん。地図やナビを頼りにクルマやバスで探し、この白いノボリを見つけた時の安堵感ったら。このノボリは作品がある場所や、そこに入るきっかけとなる地点に立てられたりしてるのだけど、あんまり懇切丁寧にたくさん立ってるわけではないので、辿り着くまでのドキドキ感も満点。これはみずっち巡りの醍醐味!
みずっちパスポートを№74までコンプリートしたご褒美は作品のナマ写真と作家さんのサイン。「Niigata 水の記憶プロジェクト」の酒百宏一さんのが頂けました。引き替えに行った市役所の無機質な廊下に鯛車091004_150002がいくつも置かれてて、可愛かった。
そして、芸術祭が終わった後は、「水と土の芸術祭2009図録」1500円也を購入。当然のことながら、私が写メった写真とは比べものにならない見事な作品写真が満載。中村脩さん、さすがです。正直、“この作品って、こんなに素晴らしかったっけ!?”と思うモノもあったわ…。
 
Bero_2この水と土の芸術祭のことを聞いた時は、大地の芸術祭のあやかりイベント?と思って大して期待はしてなかったのが、ホントのところ。
しかし、汗をかきながら、迷いながら、寒さに震えながら、新潟市の7つの区を回っているうちに、ムラムラと湧いてくるア イ シ テ ル ニ イ ガ タの心。
今まで私は新潟市のことをたいして知らずに生きてきたな、と思い知った。そして、先人が営々と作り上げてきたこの快適で整備された土地の上で、のうのうと暮らしてきたのだ。う~ん、私のバカバカッ。
というわけで、クルマに乗ってるとやたら、「○○排水機場」などの建物が目についてたまんない状態ですw
ベロタクシー鯛車バージョン

今回の芸術祭は、だから、過去へと遡る系の作品や、新潟を寿ぐ系作品が多かったのだけど、次回?はもっともっと未来に拡がるモノも期待したいな。

芸術祭は終わって、スタンプラリーはもう出来ないけれど、まだ見られる作品は、以下の通り。
・やすらぎ堤のジャウマ・プレンサ作品 (りゅーとぴあ前の木を抱えた人型)
・関分公園、通称タコ公園の舟 (公園の遊具の1つになるのかぁ)
・上堰潟の「海抜ゼロ」 (これは新潟の観光ポイントになりますぜ)
・角田浜の「ヒエログリフ」
・鳥屋野潟公園の「彼方の水位線」と「地球と握手」
(試合の時にでも)
・阿賀野川岸の巨大お花畑
・亀田本町商店街の修景
(酒屋さんの壁やアーケードがオシャレに)
・秋葉公園の「玉」 (今は雪に埋もれてるかな)
・新津美術館前の「水の声」 (ただし常時中に入れるわけじゃないらしい)
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みなとタワーのジグザグ (2月末で終了予定)

 
アルビの試合がある新潟の幸せ、文理高校がある新潟の幸せ、ヒルクライムがいる新潟の幸せなどなど…、新潟もいろいろ多様化してきたけれど、ステキなアートと共に暮らせる新潟の幸せ、もそこに追加してください。
 
レポ

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