« 2010年初練見に行きました(追記) | トップページ | アルビはアルビ@アウェイ川崎戦 »

2010年3月 4日 (木曜日)

「たとえ明日が来なくても」・にいがた国際映画祭

あぁ、2010年のJリーグが明後日始まる。ドキドキだ。
…と、こんな時ですが、映画のメモです。サッカーが始まるとどうしても映画のことがアタマから吹っ飛ぶので今のうち、今のうち。あ、ネタバレします。
 
Aman_2映画祭のラストで見たこの作品は、インド、ボリウッド映画界のスーパースター、シャー・ルク・カーン主演。
オールニューヨークロケの「たとえ明日がこなくても」。
インド映画らしく歌あり踊りありのゴージャスな娯楽作、そしてお約束の長尺180分超・途中休憩あり、でも長さを全然感じさせない面白さ!
…なんだけど、これは今まで見たインド映画の中でもダントツの素晴らしさだったかも。
 

インド映画とひと口にいっても、シャー・ルクが活躍するボリウッド(ハリウッドをもじって)映画(ヒンディー語)と、ラジニカーント様が君臨するタミル語の映画って全然違うのねぇ。よくよく思い出してみると、シャー・ルク映画の時って館内にインド人の皆さまが大挙集合って感じなんだけど、そしてラジニ様映画の時は滅多にお見かけしなかったのは、これ言語のせいだったの?
 
“インドのマイケル・J・フォックス”的キャラのシャー・ルクはこの作品でもお喋りでお調子者、でも頼りがいがあって、まわりをハッピーにするオーラに溢れた青年アマン役。
しかし…実は心臓を患っていて余命いくばくもないという秘密が。
アマンはナイナが好き。ナイナも反撥しながらもアマンに惹かれてく。でも、ナイナの親友だったローヒトもナイナへの愛に気付いて…という古典的な三角関係ラブストーリィ。アマンはローヒトの気持ちを知り、ナイナの告白を拒絶して2人を結びつけようとしちゃうわけですな。
ロイ・オービソンの「Oh,pretty woman」がヒンディー語でカバーされてて、そのアレンジがすごくステキ。原曲はオールディーズぽくてあまり好きじゃなかったんだけど、“こんなにいい曲だったんだ~”と驚かされた。
3人がクラブで歌い踊る「It's a Time To Disco!」という曲もいまだ耳に残るくらいカッコよかったなぁ。
今までインドの娯楽作での歌&踊りのシーンというとキッチュなイメージしかなかったんだけど、この作品のはフツーに素晴らしかった。洗練されてた。

洗練といえば、ストーリィ自体も軽妙ながらキチンと作られていて、アゴが外れるようなご都合主義はなく…。
そう、つまり余命わずかなアマンに有り得ない幸運が舞い降り命が助かり、結局2人は結ばれ、いいヤツ ローヒトは2人を祝福……というパターンにはなりません!
 
アマンの命が終わりに近づくところまで、悲しいけれど決して深刻にはならず話を締めくくっていく脚本の実力は、もうワールドクラスかもしんない! ナイナとローヒトが、アマンの病気の秘密を知ったのち、どうやってお互いの関係を保ち、作り上げていくか。この辺をハチャメチャに流れずじっくりと描く手腕。もう、“踊る踊るインド映画!”なんてニヤニヤしてられませんぜ。クォリティ高いよ!
 
がしかし、インド映画が日本に配給される本数は激減。この不況下でマイナーな配給会社が危機にあるからだ。もしかして来年の国際映画祭はインド映画無しかもしれないんだって! それは、とっても不幸なことだと思います。

|

« 2010年初練見に行きました(追記) | トップページ | アルビはアルビ@アウェイ川崎戦 »

コメント

タミル語のラジニ様映画→松竹新喜劇
 
ヒンディ語のシャー・ルク映画→三谷幸喜戯曲

…みたいな風合いの差??

投稿: アイアン | 2010年3月 5日 (金曜日) 12時15分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/140090/47727036

この記事へのトラックバック一覧です: 「たとえ明日が来なくても」・にいがた国際映画祭:

« 2010年初練見に行きました(追記) | トップページ | アルビはアルビ@アウェイ川崎戦 »