実は贅沢名泉・大阪摂津・鳥飼の里温泉
早朝、京都に着いて桂の仁左右衛門の湯でひと心地つけてから、また阪急線に乗って大阪府に突入。泉質的にはいまいちピンとこない温泉が多い大阪北部だけど、ここはかなりの穴場でした。
鳥飼の里温泉
●単純泉 (湧出温度33.3℃)
●平日580円 土日祝680円
●9~25時 第3木休
●大阪府摂津市鳥飼上3-19-23 フリーダイアル:0120-11-2657
http://www.satonoyu.jp/
淀川が近くを流れているロケーション。
日本じゅうどこに行っても同じように全国チェーンの食べ物屋やファストフード店、車のショールーム、事業所などが建ち並ぶ国道沿いっぽい郊外風景の中、小ぢんまりと建っている温泉スパ銭である。
阪急バス「上鳥飼北」というバス停降りてすぐなので、阪急京都本線の摂津市駅から「ふれあいの里行き」バスに乗ったけど、これがすごい渋滞で1時間くらいかかった。
バスでアクセスするなら、阪急の南茨木駅から出ている無料シャトルバスが吉。所要20分弱。各施設で送迎シャトルバス廃止が相次ぐ中、これは嬉しい。
バス時刻は…
駅発:10:10/11:10/13:10/14:10/15:10
温泉発:10:40/12:40~毎時間40分発~17:40 となっている。
靴箱は100円玉リターン式。自販機で入浴券を買い、フロントでロッカーキーを貰う。
大阪でたまに見るんだけど、こうしたスパ銭に銭湯料金(大阪は410円)で入ることも可能らしい。ただしその場合、ロッカーも使えないし、サウナや露天にも入れない。変わったシステムだよねぇ。
そうそう、駐車場の一画にこんな看板が。わんちゃんのための温泉だって。
ここ鳥飼の里温泉はさほど大きな建物ではなく、マッサージ処やセルフ式食堂もコンパクト。脱衣場に入ると急ごしらえっぽいエステコーナーなんかもあって、やや落ち着かない。そして別料金で「薬宝石サウナ」という岩盤浴的なものもあるらしい。
内湯はジェット風呂や電気風呂、寝湯などさまざまな変わり浴槽がある。浴感には乏しいものの、これ全部温泉が使われてる。普通、変わり湯は白湯ってところが多いのに、ここは湧出量が630/分ととっても豊富なので出来ることなのだろう。なんたる贅沢!
渡されたロッカーキーにはプラスチックの板がついているのだけど、サウナや露天に入るにはこれを使わないとドアが開けられない仕掛けになっている。サウナは冷凍サウナと高温、低温塩サウナの3種類があった。
露天は真ん中に大きな加温浴槽があって、他に壺湯、桧風呂、薬湯がある。露天大浴槽は内湯より浴感がいいな。
ここの単純泉はうっすら黄褐色透明で、炭酸水素塩が多量に含まれている。ので、肌はびっしり泡で包まれる。長岡の寺宝温泉みたいな感じ。
というわけで、鳥飼の里でもっとも素晴らしいのは、桧の浴槽と壺湯に掛け流しされている非加熱の源泉。白っぽい湯花が舞うぬるま湯…というか温水プール並みの33℃以下の源泉に浸かると、やはり加熱した湯とは比べものにならないほどの泡付き。トロ~ンとした肌触り。気持ちいい~~。いつまでも入ってられる。実際、この浴槽が空いてるのは冬期間だけなんだって。隣り合ったおばさま方から、「ここは湯がいいのに安い」、「○○ってところより清掃が行き届いている」などなどのクチコミをいただきながら、ボーーッと40分くらい浸かってたかな。
ぬる湯だからって長湯したけど、炭酸泉に40分ってかなりカラダには効く。というか、ドッと効能が体内に入ってきてグダグダな感覚にとらわれる。
ひと眠りしたいけど、ここはスパ銭。横になれる大広間とかはないのでラウンジでちょっと時間を過ごすのみ。
そんな時、送迎のシャトルバスはありがたいなぁ。
このバスのシートに揺られること20分弱。うつらうつらしながら南茨木駅に到着。さぁ、ここからはモノレールで万博だ!
ガンバとの戦いの地に赴く前に、モノレール駅のラウンジでさらにひと眠り、ね。
温泉名:鳥飼の里温泉 入湯日:2010.3.20
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