大尾張温泉!・愛知県蟹江町・尾張温泉東海センター
昔からの地名に弱い私。ほんとは「尾張ってどこエリア~?」と思ってる。愛知と名古屋もごっちゃごちゃ。今回の名古屋アウェイも、高速バスを予約する際、都道府県名のプルダウンで「名古屋がない!」と大騒ぎ。…はい、去年もそうでした。
尾張温泉東海センター
●単純泉 (湧出温度 1~4号泉:50℃、5~6号泉:28℃)
●2000円、15時以降 600円
●10~22時
●愛知県海部郡蟹江町蟹江新田字佐屋川西97 ℡.0567-95-3162
http://www.owarionsen.co.jp/index2.htm
名古屋駅から近鉄線で近鉄蟹江駅までたったの9分。降り立つと、なんとものんびりした雰囲気だ。駅前のスーパーで買い物したら、レジの女の子が私の小銭入れを見て、「あっ、アランジアロンゾのカッパやぁ」。
こんなところでアランジスタ同志に遭おうとは(笑)
この近鉄蟹江駅前に尾張温泉行き無料シャトルバスの停留所がある。
バスで所要7分。その間に、運転手さんと常連客のおばさんと私とでニイガタ話で大盛り上がり。残念ながらグランパスの名称はご存知ないようだった。プロ野球があるところはそんなもんなんでしょーか。
尾張温泉には何軒か温泉旅館があるのだが、このバスを出しているのは「尾張温泉観光ホテル」と「尾張温泉東海センター」。同経営で隣り合わせだ。東海センターってのは温泉入浴と芝居観劇が出来るリゾート施設、いわゆる昔のヘルスセンターである。外観をパッと見、ここを思い浮かべた。似たテイスト。“東洋随一”とか“日本最大級”みたいな言葉がかつて派手に飛び交っていた気配を感じる。
中に入ると演芸場に出演した劇団のパネルがずら~っと。ここの料金が15時まで2000円と破格なのは、観劇もセットだからである。芝居や歌謡ショー。プログラムを見たら、畠山みどりとか湯原昌幸とか知ってる名前もちらほら。
靴箱は10円玉リターン式。
広大なロビーがあり、売店や食堂街、マッサージコーナーにゲームコーナー。昭和の娯楽施設の香りがぷんぷん。
さて、肝心の温泉である。
ロビーをどーーんと直進すると入浴券自販機があり、チケを買って受付に渡す。
脱衣ロッカーは自分で好きな場所を選べる。10円玉リターン式。
浴室に入ると、入り口に置いてある洗い桶を持ってカランへ。
…とここまで、バスで一緒になったおばさんになにくれとガイドしてもらった。ちょっとまごつく広さだったので、とても助かりました。
浴室は庭園岩風呂という言葉そのまんま、池がそのまま温泉になったかのような野趣溢れるレイアウト。250人一度に入れるらしい。男女あわせて500人だ。千人風呂とか言わないところが奥ゆかしいけど、とにかく広い。これは東海地方のお約束なのかなぁ。大名古屋温泉しかり、テルマ55しかり、アーバンクアキャッスルしかり。
ダイナミックなのは湯量もそうで、独自源泉が6本あって、毎分1250リットル。笑っちゃう贅沢さ。当然、シャワーやカランから出てくるお湯も温泉だ。1~4号泉が50℃で、5・6号泉が28℃なので混ぜ合わせてちょうどいい湯温にできる。もう出来すぎなくらい上手くできてるなぁ。
ちょっと黄褐色っぽい透明な単純泉で、主に炭酸水素塩含有。浸かるとトロッとした感触。浴後はさっぱりスベスベ。
シャトルバスの運転手さんも口を酸っぱくして言ってたし、館内もあちこちにくどいくらいに貼り紙で主張しているんだけど、「一切の加水・加温・循環なしの源泉100%掛け流し、毎朝全量、湯を張り替え」と謳っている。
あちこちの湯口から源泉がドバドバと注がれ、当然、池…いや、浴槽の縁からはザーザーとお湯が溢れ出ていて、そこにゴロンと寝転んでトドになっている人多数。湯桶に頭を突っ込むと枕がわりになって濡れなくていいのよねぇ(笑)
という、まさに豪快という他ない光景。ほんとに気持ちいい!
だだっ広くて古い施設だけど、常に清掃スタッフが目を光らせているので、とても快適だ。これすごく大事。
でも、ちょっとカランの数が少ないかな。
露天風呂も野趣溢れる池テイスト。内風呂に対してちょっと細長で狭いけど、それでも充分な広さ。思わず平泳ぎししまいたくなる。眺望はまったく無し。
ゆったりのんびり湯に浸かってたら、試合の興奮もどこへやら。まわりから聞こえる「…りゃー」、「…にゃーで」のユルユルな感じのイントネーションにどっぷり浸かってイイ旅ユメ気分。
湯上がり処は畳敷きでかなり広いので、ここにゴロンと横になって、しばしうたた寝。私が着いた時は圧倒的に年配の客が多かったが、湯上がり処にいると次々に家族連れがやって来ていた。
東海センターって館内は相当広いのだがタバコは喫煙所のみになっているので、分煙しっかりで嬉しい。
4月は春の感謝祭ってことで、15時以降の入館料600円が500円になっていた。文句なく料金以上の満足度。昭和ゴージャスの名残をたっぷり味わわせていただきました~。
温泉名:尾張温泉 入湯日:2010.4.17
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