いい湯に入りに行く・十日町清津峡・湯処よーへり
「よーへり」って、湯に入りに(行く)という意味だそうだ。「湯にへーりに」→「よーへり」ですかな。魚沼ことばですなぁ。
ところで、新潟では、飴チャンやチョコなどがちょっと溶けて型崩れしたり脆くなったりするのを「飴が泣く」っていうけど、これ他県ではどういうの? 飴が溶けるというのは絶対違うと思うんだけど。「飴が泣く」という表現、ぜひ全国で使ってもらいたいわ!
湯処よーへり
●単純硫黄泉 (湧出温度42.7℃)
●300円 ソープ・シャンプー類、有料
●10~20時(7・8月は21時まで、1・4・10~12月は19時まで) 水曜休
●新潟県十日町市小出癸2126-2 ℡.025-763-3050
旧中里村、清津峡は柱状節理マニア垂涎の景観を誇る観光スポット。清津峡の駐車場に降り立つとプーンと硫黄の匂いが漂う。まぁなんてステキ。
その渓谷美を堪能できる清津峡トンネルの手前に数軒の宿や土産物屋が建ち並ぶなか、湯処よーへりがある。清津館の向かいである。
外観からして旅館ふう。廃業した旅館をそのまま立ち寄り施設にしたものだ。だから、建物自体は広いけど全館は使われていないようだ。
冬期間の1/6から3月末までは休業。
靴は靴棚へ。受付で料金を払う。
浴室に石鹸類がないが、使い切りのボディソープとリンスインシャンプーがセットで100円で売られている。タオルもあり。
入って正面に、2ヶ所に分かれた休憩所があり、浴室は1階フロアから少し階段を降りた場所にある。
鍵付きロッカー(無料)9個と脱衣棚、洗面所とドライヤーあり。それ以外はないシンプルな脱衣場には、「源泉掛け流しのため季節により温度が変わる・白や黒の湯花がある」という説明書きが。
ずーっと以前に来た時は循環湯のような印象があったけど、その後かけ流しに転換したんだろうか。湯量豊富な源泉なのだから、それが1番。
ちなみに、向かいに建つ清津館は清津峡湯元温泉 薬師の湯という独自源泉を使用。このよーへりは清津峡小出温泉 薬研の湯という源泉を使用している。時間があれば利き湯してみるのもいいかも。
渓流に面した浴室にはシャワー付きカランが4基。
浴槽は7~8人くらいだろうか。軽い硫黄臭、甘タマゴ味で、スベキシな肌触りのお湯が気持ちいい。湯口からは多分非加熱そのままの源泉が。そしてやや加熱したものが側面注湯されていて、浴槽内は40~1℃くらい。
浴室からは、渓流が間近というわけではないけれど、深い緑の渓谷風景が目に優しい。
軽やかな硫黄泉と自然を満喫した後は、お休み処の座敷でゴロリ。
過不足なしの、癒しスポットだ。
温泉名:清津峡小出温泉 薬研の湯
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