犬鳴山に行きました&食べました・犬鳴山温泉・山乃湯
前回のセレッソ戦って2006年だったっけ? その時は県境を越えて、和歌山の名湯にして怪湯、「花山温泉」に行った。今回は府南部の温泉地へ。
意外だけど、○○温泉という名のもとに旅館などが集まる、いわゆる温泉地というのは、大阪府ではここだけなんだって。
犬鳴山温泉・山乃湯(湯元温泉荘)
●ナトリウム‐炭酸水素塩泉 (湧出温度16℃)
●700円
●10~18時 (無休)
●大阪府泉佐野市大木2234 ℡.072-459-7515
阪和線で関空/和歌山行き快速に乗って日根野駅へ。大阪駅から1時間くらいだ。日根野駅東口から南海バス「犬鳴山行き」で山のほうに向け20分くらい乗る。
道中は、田圃のあぜ道などに真っ赤な彼岸花が咲き乱れ、これぞ古里風景というような鄙びた景色が連なるんだけど、途中からなんだか台湾にいるような錯覚が…。なんでだろう? ちなみに位置は、限りなく和歌山県境に近いあたりだ。
犬鳴山の終点でバスを降り、山道を2、3分ほど登ると、←写真の看板があり、その道を降りると、山乃湯出現。
こ……ここですか~!?
無愛想なコンクリの階段を登ったところが、入り口。というか裏口らしい。
オープンの10時までまだ20分近くあったので、シーーーンと静まりかえる空き地…ではなく駐車場で音楽を聴きながら待つ。
すると、9:50に女将さん登場。入れてもらう。
靴を脱ぎつつ、お金を手渡ししたけど、ほんとはどうやって払うんだろう。建物に受付やらフロントらしきところが全然なかったんだけど~。
浴室入り口の隣には広間があるらしく、使用料は600円也! 山乃湯は釜飯(700円)もすごく有名で、入浴の前に注文して、浴後、休憩+食事をしていくパターンが多いらしい。さすがに10時じゃ釜飯をオヤツってわけにもいかないなー、残念。
脱衣場には棚しかないが、入り口すぐの貴重品ロッカー(有料・100円)がある。
棚の他は簡単な洗面所があるだけの超簡素な脱衣場。ドライヤーは頼むと貸してくれるらしい。
浴室には浴槽が1つ。シャワー付きカランは2つで、ボディソープあり、シャンプーは無し。
電車やバスを乗り継いでも来たかったお目当ての犬鳴山1号源泉は、湧出温度が16℃という冷鉱泉なので加温。しかし浴槽の隅に真っ黒に成分がこびりついた蛇口があり、そこから非加熱の冷たい源泉が注がれている。
浴槽での湯温は38~9℃くらい。
ローションのよう、と言われるその肌触りはトロットロ。肌にまとわりつくようなツルスベ感がスゴイ。そして、冷たい源泉からは軽やかなタマゴ臭がぷんぷん。
無色透明な湯には褐色の湯花が大量に舞って、やや濁り状態にも見える。
そんな極上のぬる湯に浸かり、大きなガラス窓から渓谷風景を眺める。いつまでもいつまでも入っていたい。幸せ。
1人で1番風呂を楽しんでいたのだけど、10時を少し回ると1人、2人と入浴客がやってくる。外に出ると駐車場は6台ほどのクルマで満杯になっていた。
あとで調べたら、山乃湯の本当の入り口は通りに面した隣接旅館、湯元温泉荘のほうだったらしいのだけど、その辺は来年への宿題かな。
山乃湯からバス停に戻ると、犬鳴山温泉街的な通りを歩く。この後もう1軒入浴してから奥の方に歩いてみると、こういう看板があったので行ってみると、看板わんこがお出迎え。
(右端の白わんこは犬鳴山温泉センターという日帰り入浴施設のわんこのようだ。仲良しに会いにきてたらしい。犬鳴山のイヌは自由だなぁ)
渓谷にせり出すように建てられたカフェ「空」はいかにも手作りっぽい外観。中に入ってみると山小屋テイスト。奥さんが地元産の栗剥きをしていた。
屋根付きテラス席のようなテーブルにつく。建物の中なんだけど、木が…。
あ~、山乃湯といい、この店といい、バスに乗ってる時から感じていた“台湾にいるみたいな気分”がますますこみあげてきた。冷たいビールを飲みつつ、こちらご自慢の鶏唐揚げを食べる。犬鳴山は地鶏料理や栗が名物なんだそうだ。ナマでも食べられるくらい新鮮なササミをカラッと揚げた唐揚げ、すんごく美味しかった!
あ、最初に出された鴨肉のスモークもメチャ美味だったわぁ。
こちらでは山乃湯の割引券がもらえるそうなので、来年の参考にしますw
温泉名:犬鳴山1号 入湯日:2010.10.3
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