温泉巡礼の途中・犬鳴山温泉・不動口館
サッカークラブをサポートするって、一種、宗教みたいなところがある。とすれば、愛するチームを応援してアウェイ各地を巡る私はピルグリムか、修験道者か?
…いいえ、ただの温泉マニアの遊び人です。
不動口館
●ナトリウム‐炭酸水素塩泉 (湧出温度16℃)
●800円
●11~20時
●大阪府泉佐野市大木7番地 ℡.072-459-7326
http://www.fudouguchikan.com/
阪和線日根野駅ってとても小さい駅だけど、ここから関空行きの路線が分かれているってことで、交通の要衝なようだ。その駅前から犬鳴山行き南海バス20分で、秘湯の香り高い犬鳴山温泉。4軒の温泉旅館と2軒の立ち寄り施設がある。大阪府で唯一の“温泉地”。
終点の犬鳴山バス停で下車して、ふいと振り向くとこの不動口館という小ぢんまりとキレイな旅館が建っている。
立ち寄り入浴に対しても丁寧な応対が嬉しい。さらに嬉しいことに、私が行った時は秋季サービス期間で入浴料金が600円になっていた。10/8まで!
入ったフロアが4階で、犬鳴川の渓谷に面して建物は下へと続いていく。浴室の入り口は2階。
館内は小綺麗で和テイスト溢れ、ゴージャス感たっぷり。
木がふんだんに使われたキレイな脱衣場には鍵付きロッカー有りで、ゆったりしたパウダーコーナーにはドライヤーやヘアブラシ、化粧品などアメニティ完備。
内湯は、洗い場が独立している。
16℃の冷鉱泉が加温して40℃くらいで使われている。湯は犬鳴1号源泉で、山乃湯と同じだが、循環濾過されているので、浴感はあっさり気味。塩素臭少し有りなのが残念。
でも、それはそれとして、マニア向けの山乃湯にはないキレイ系施設の快適さを思いきり味わおう。洗い場のシャワー付きカランもとても使いやすい。シャンプーとコンディショナーはちゃんと別々。
硫黄臭は感じなかったけど、トロミのある重曹泉。美人の湯だね。
内湯から出て1階分の階段を降りると、露天風呂。目の前には犬鳴川渓谷。なんとも素晴らしいロケーションだ。
浴槽は15人くらいゆったりの大きさで、ジャグジーのようになっている。う~ん、野趣豊かな景色を目の前にして、ジャグジーは要らないような気がするけどなー。
この露天には湯が注がれる壺が1つありてっきり壺湯かと思って中に脚をつっこんで……よくよく見たら壁に、「掛け湯ですので入らないでください」と貼り紙があった。は~ず~か~し~いぃぃぃ~~(’A`)
ただ、この壺に注がれる湯は、浴槽で使われているよりも源泉の特徴を強く表していた。当然、ザバザバと掛け湯してきた。
さて、不動口館という宿名。
犬鳴山は修験道の聖地になっていて、この犬鳴山温泉は門前町のような存在なんだとか。その犬鳴山不動尊 七宝瀧寺はもっともっと渓谷の奥にあるらしい。霊場だったのねー。
というわけで、犬鳴山の霊湯で身を清め、サッカー修験道(アウェイゲーム観戦ともいう)に挑んだのであるが、効力はあまりなかったみたい。煩悩多すぎでどーもすみません!
温泉名:犬鳴山1号 入湯日:2010.10.3
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