湯玉がお待ちかね・野沢温泉・湯宿 寿命延‐じょんのび
先日の週末は磐田には行かず、年1回のお義母さん孝行旅行。
実は野沢温泉へ行ったことがなかったので、この機会を利用しました。
行ってみたら、思いのほか近いのでびっくり。草津に行くよりお手軽じゃないの!
湯宿 寿命延‐じょんのび
●単純硫黄泉 (亀の湯1・2・3・4号泉混合 湧出温度51.6℃)
●長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9288 ℡.0269-85-1230
http://www.jonnobi.jp/
野沢温泉のシンボルともいえる大湯の真ん前に建つ寿命延(じょんのび)。以前は「かめや」という中堅どころの温泉宿だったが廃業し、老舗旅館「さかや」が去年10月にリニューアルオープンさせたアネックス的な温泉旅館だ。もともとは古い鉄筋4階建てだけど、館内すみずみ和モダンの小洒落たリフォームがされていて、そんなに古さを感じさせない。
さかやより廉価に泊まれる代わり、人的サービスは省力化されていて、フロントでチェックインして鍵を受け取ると後は自分たちで部屋へ。普通だと仲居さんが荷物を持って案内してくれて、部屋に入るとお茶だし…という段取りだけど、特になくてもいいと思うし、かえって楽かな。
このじょんのびを選んだのは、旧かめやから受け継いだ“底面湧出の女湯”に入れるってのと、姉妹宿であるさかやに立ち寄り入浴できるってのがポイント。
さぁ、さっそく入浴ですよ。
これが、底面からポコポコと可愛らしい湯玉が湧き上がる女湯でございます。
写真右の浴槽の角近くにポチッと白く見えるのが湯玉の瞬間。
この浴槽のすぐ下に、泉源があるのだ。すごいよねー。
やや白濁したお湯は注入量を控えめにしているため比較的適温。43℃くらいかな。普通ならこれでも熱め設定なんだけど、激熱で有名な野沢温泉とあって拍子抜けするくらいぬるく感じた。硫黄の妙なる香り、肌にプルッとまとわるような浴感。これ、いいわーー。湯は、自家源泉。「亀の湯」の1~4号源泉混合。
野沢温泉には外湯が13軒あるため旅館に立ち寄り入浴する発想があまりない。ここじょんのびが立ち寄りを受け付けているかどうかは分からないけど、尋ねてみる価値はあるね~。もちろん、アメニティも充実。
男女別の浴室とは別に、貸し切り風呂も2つ。1つは洞窟風呂(写メではムリなのでHPを参照)、もう1つは半露天風呂。どちらもキレイで快適。時間制限はなくて、空いていれば好きに入れる。ドア外に嵌められてる木を取るとドアを開けることができ、入ったら中からかんぬきのように嵌めて鍵のかわり。よく出来てる。
ちなみに、旧かめやには庭園露天風呂があったけど、今は使われていない。
さて、お泊まりといえば、食事。旅館内のオサレなレストランで食べるのだけど、郷土料理をベースにした創作料理であっさりタイプ。中高年の私たちには嬉しい限り。レストランなので料理の追加も簡単にできるようだ。
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いつもならビールも地酒もガッツリと痛飲するんだけど、せっかく野沢温泉に来たんだもん。寸暇を惜しんで外湯に行くぞ! そのためには深酒厳禁! というわけで、飲酒控えめでガマンガマン。
温泉マニアの業は野尻湖より…いや、田沢湖より深いのだ。
ちなみに、有名な外湯「大湯」はじょんのびの玄関前に立つとこんな感じ→ 館内の浴室に行くのと大して変わらない感覚で行けちゃうので、空いてる時を見計らって入れちゃう。これは便利。
チェックアウトの時、女性スタッフさんから、「あのー、アルビサポの方ですか?」って訊かれてビックリ。リュックに結わえつけたアルビバンダナをチラッと見ただけで見破るとは、おぬし何者!? なんでも彼女はスキーアルビの元関係者だったとか。スキー場のある温泉街にはスキーヤーやボーダーさんたちがたくさん働いているね。
温泉名:野沢温泉 亀の湯 入湯日:2010.11.6
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