「北前船の贈りもの~湊新潟・お雛様町めぐり 2011」
なんでしょう、3月になってこの寒さ、この降雪! そして積雪っΣ( ̄□ ̄;|||
これは2月22日の白山さま。木によっては紅梅白梅が香しく咲き始めていたってのに、1ヶ月以上たった今もたいして変わってません。
「北前船の贈りもの~湊新潟・お雛様町めぐり」という今年で2回目になるお雛様巡りを、2月22日と3月9日の2日に分けて行ってきました。
白山さまに隣接する燕喜館。新潟の豪商であった齋藤家のお屋敷を移築した施設なので、お雛様も齋藤家のもの。燕喜館は無料なので広間や縁側でボーーッと時間を過ごせます。ごくたまにゴロ寝してるサラリーマンもいます。
西堀のギャラリー蔵織。山作家のお雛様や土人形のお雛様など、点数もたくさん見応えありました。
朱鷺メッセ31階のばかうけ展望室に飾られた村上のお雛様。古風なお顔立ちがとてもステキなのだけど、右側のは屏風が低すぎて、バリンくんとツーショットさw
白山さまの隣の新潟県政記念館。明治時代の県会議事堂です。ここも無料なので、よく議場の机と椅子で読書したりレポ書きしたりしたものです。
とても古風なお雛さまと立ち雛でした。
旧県知事公舎をオシャレに改築したカフェ、ネルソンの庭の畳スペースに飾られたお雛様は新潟の三大財閥のひとつだった田代家のもの。…っていうか財閥っ!? 友だちの家なんですけどーーw
どっぺり坂の上に建つ砂丘館は、旧日銀新潟支店長役宅だったお屋敷を展示館にした建物。佐藤家、鈴木家のお雛様が広間にところ狭しと飾られ、豪華。
お雛飾りってミニチュアアートだなぁ。
精緻に作りこまれた小物の数々。この他には長持ち(タンス)に整然と仕舞われた着物のミニチュア、食器類、ため息が出そう。
安吾 風の館は旧新潟市長公舎に、坂口家から寄贈された安吾の遺品や資料などを展示した建物です。
お雛様は坂口家のもので、左から張り子の三春人形、一刀彫りの奈良人形、素焼きの京陶人形です。3組とも可愛らしく素朴です。
北方文化博物館新潟分館は豪農伊藤家の別邸ですが、會津八一が晩年まで暮らしていたそうです。館内には八一や良寛の書が展示されてます。南浜伊藤家の可愛らしいお雛様。あっさりしてます。
旧齋藤家別邸は豪商齋藤家の人々が夏を涼しく過ごすためだけに作った贅沢で開放的な建物。この「新潟湊・雛人形展」にはさまざまな時代のお雛様が目も綾に展示され、春爛漫な雰囲気。お雛様だけでなく、2階に展示されたお屏風も見惚れるばかり。外はボタ雪がバサバサ降ってるのに気分は満開の桃畑でした。
というわけで、いにしえの新潟町人パワーを感じ取るお雛様巡りでした。
まだ行ってないところはあるけれど(北方文化博物館本館、田舎屋)、入場無料の施設も多いので、機会があったら目の保養に行ってみてくださいね。
もちろん、山形サポ、川崎サポの皆さんもね。
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