風の音を聴く@山形庄内・湯田川温泉
湯田川温泉街は雨降り。5月になったってのに肌寒い。それでも下駄履きで共同湯(写真左)に出掛ける泊まり客や、足湯(写真右)に浸かる観光客がいる。小さいけれど雰囲気のある温泉地だ。
泊まったのは、定宿になりつつあるつかさや旅館さん。3度目の訪問だ。
まだ時期が早いとはいえ焼き孟宗と
孟宗汁&孟宗ご飯はお約束。
東北の旅館は味付けが濃いところがたまにあってちょっとキツいんだけど、つかさやさんは程良い感じで、こういうのは相性なのかな。
庄内で獲れた美味しいもの尽くし。山菜の天ぷらはアチチチでサクサクで幸福感でいっぱい。吟味された庄内の地酒をぐびぐびで至福の時なのだ~。
ところで、この日は夜になってから雨風が強まり大荒れ。
同じ日本海側だし暴風は慣れっこなんだけど、庄内と新潟は違うのか? 新潟だとゴーゴーびゅーびゅーとのべつ幕無しに吹き荒れるパターンだけど、この夜はちょっとビックリ。どこか遠くからゴゴゴゴーーーッと唸り声のような風の音が近づいてきたかと思うとそれがマックスに達し、まるで竜巻のように爆発的な暴風で建物が揺れる感じ。フトンの中でぎょえええ~っとビビってるとあっという間に静かになり、そしてまたしばらくすると遠くから風の音が……というリピート。ところ変わればというけれど、驚いたなー。
天気が良くて暖かいはずのGWで、2日間とも肌寒い雨降りというのはなんとも不運なんだけど、今回は観光ほんのちょっと、つかさやさんのクリアで優しい温泉にひたすら浸かるというのがテーマだったので、雨や風の音もまたよろし。翌日はチェックアウト10時に4時間の延長をつけ、昼には麦きりをだしてもらい、2時頃まで逗留。
朝早く起きてお風呂入って、贅沢な朝食を食べて、コーヒーの後またお湯に浸かって、雨の中そぞろ歩いて可愛い土産物屋さんぱろす湯田川で買い物をして、本読んで、お昼の麦きりをつるつるっといただいて、締めくくりにまたまたお風呂をいただいて、23時間の滞在も終了。はぁ堪能。
ところで、湯田川温泉では東日本大震災の避難者を受け入れていて、つかさやさんにも数人逗留されていた。山形でも、大河ドラマの最中であっても常にL字型の文字情報帯が出ていて、「拾得物の返還~写真・遺影・位牌は○○センターまで」という、なかなか新潟では見かけないような詳細な情報が流されていた。やっぱり東北なんだな~。がんばれ東北、仲間だぞ東北!
ちなみに湯田川の旅館に泊まると1人あたり100円が日本赤十字を通じて震災義援金に寄付されるそうです。
帰りはあつみ温泉の足湯カフェ「チットモッシェ」でひと休み。川端の桜並木は今にも散りそうな満開状態。満開になってから寒さが来たので長くもっているそうだ。
日東道が朝日まほろばICまで通ったので、庄内がかなり近くなったなぁ。
やっぱり、たけのこフルコース食べに行きたいかなぁ…。
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