アートなアウェイ旅・アーツ千代田3331など
今年のマリノス戦は19時半キックオフ。
お目当ての黒湯銭湯は15時半開店。のんびり2湯巡っても余裕だな。
というわけで、午前遅めに上野に着いて、時間まで2カ所ほどアート巡りしようか。
それにしても暑い日だったな~。
廃校になった練成小学校を再利用したアートスペース「アーツ千代田3331」は、秋葉原電気街にも近い地下鉄銀座線末広町駅の4番もしくは2番出口から出て「すき家」の角を入ってすぐ。
日比野克彦さんが大地の芸術祭から始めて、全国のアートイベントで拡がった明後日朝顔が、ここにも植えられていた。
ここは入場料を払って入る美術館ではなく、ギャラリーの集合体。1階のメインギャラリーでは企画展をやっているけど、その他の教室はそれぞれ画廊や活動スペースになってる。アーティスト村ってわけだ。学校一軒モンマルトル状態。
メインギャラリーの入り口はカラフルな「かえるステーション」。
メインギャラリーでは「東日本大震災復興支援 Arts Action 3331」として、アートからアプローチする被災地支援のプロジェクト。中には、サッカーのゴール2個を組み合わせて造るテントハウスなんてのも! 写真は新潟大学が提案する仮設住宅トリセツ。
この他にも刺激的で面白いスペースがいろいろ!
ひとつ残念だったのは、大竹伸朗展がお休みだったこと。ギャラリーごとに休みが違ってたりするのだ。
以前の学校の名残もばっちり残っている。母校がこんなふうに生まれ変わったら嬉しいなぁ。建物前は公園になっていて、サラリーマンがお弁当を食べていた。
ちなみに、建物の屋上は菜園になっている。
カフェでランチを食べたけど、気持ちいい辛さのカレー、美味しかったな~。
次に地下鉄を乗り継いでやってきたのは麻布十番。
TAKE NINAGAWAという小さな画廊で開かれているミカ・ロッテンバーグ展を見に。
東日本大震災の影響で資材調達がうんぬんってことで、映像作品が無く、写真やスチル写真だけだったのはちと残念だけど、このムンムンした世界観、好きだ~。
というわけで、アーツ千代田とミカ・ロッテンバーグ、道に迷うこともなくスルスルとたどり着けてしまって大幅に時間が余ったので、六本木へ移動。この文字に惹かれて、行っちゃいました。
どどーーーん!とね。国立新美術館。
「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション」ってことで、クールベ、マネからセザンヌ、ルノワール、モネ、ゴーギャン、ゴッホ…と綺羅星のごとくのラインナップ。いやぁ、さすがに平日でも混んでたわー。
私、あまり印象派って興味はないのだけど、オランジュリー美術館に行った時、時間がなくて駆け足鑑賞になってしまって悔しかったのでリベンジを兼ねて、じっくり見てきました。
「この油絵の具のひと塗り、ひと塗り、あの有名なゴッホさんが筆をふるったのかー」という素朴な見方だけど、スーラの点描を間近で見た時はかなり興奮w
建物自体を見るだけでも価値のある国立新美術館。
でも、あとから、「あっ、森美術館のフレンチウィンドウ展に行けばよかった! 私のばかーー!」と地団駄ふんだのは内緒ね。
館内を摺り足で歩き続けてあまりにも疲れたのでカフェテリアでコーヒー飲んでたら、隣のテーブルの男の人が平田満さんにめちゃくちゃそっくりだったんだけど、単に激似のそっくりさんだったんでしょうか?
東日本はどこに行っても節電の時節柄だけど、ぶっちゃけ、美術館は作品保護のため空調をあまり弱めるわけにはいかないから、アート鑑賞で暑さをやり過ごすってのは1つの手かもしれませぬ。
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